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横浜中華街のパワースポット!縁結びのご利益もある媽祖廟で開運祈願しよう

横浜|【更新日】2025年2月3日

横浜中華街のパワースポット!縁結びのご利益もある媽祖廟で開運祈願しよう

横浜中華街のパワースポットといえば、数々のご利益があるとされる媽祖廟(まそびょう)です。

色彩華やかな中華街のなかでも豪華絢爛な廟内にお参りしてみましょう。
日本のお寺や神社とはまた違う荘厳な空気に圧倒されますよ。

中華街のひとびとを守り続ける歴史ある媽祖廟を訪れました。

目次

横浜媽祖廟は人々の生活を守る歴史あるパワースポット

中華街のなかでもひときわ色鮮やかな媽祖廟の建物

媽祖廟 外観

幾重にも重なった鮮やかな屋根が美しい横濱媽祖廟

中華料理店や占い館でにぎわう横浜中華街。1859年に横浜が開港されて以来、中国華僑の人々、なかでも広東出身の人々を中心に街を築いてきました。

日本人は英語を知らず、西洋の人々も日本語がわからなかった時代。両者の懸け橋となったのが、貿易が盛んだった広東の人々だったそうです。

媽祖廟が、清国領事館の跡地に建てられたのは2006年のこと。

それまでは関帝廟のなかに媽祖様が祀られていました。中華街の人々の信仰を集め、多くの日本人観光客にも愛される観光スポットになっています。

媽祖さまは中国で実在した女性が神となった姿

媽祖廟 媽祖様

媽祖様の正式名称は「天上聖母」

媽祖様はどんな神様なのでしょうか。なんと北宋時代、中国福建省に実在した林黙娘(りんもうにゃん)という女性なのだそう。

神通力が使えたという林黙娘は、28歳で修業を終えて天に召されました。

その後、赤い衣装を着て海上を舞い、遭難した人々を助ける姿が見られたことから護国救民の神として廟を建てられ祀られたのだそうです。

航海の安全を守る海の神としてだけでなく、自然災害や疫病、戦争、盗賊から人々を護る女神として世界中で信仰されています。

参拝するための必須アイテムは媽祖廟売店で購入

媽祖廟 お線香と金紙

お線香には媽祖様のお守りが付きます

さて早速、媽祖廟にお参りしてみましょう。まずは門を入って右手にある媽祖廟売店へ。

お参りの必須アイテム、五本のお線香と金紙を買います。日本のお賽銭の感覚からすると少し値段が張りますが正式なお参りには欠かせないものです。

自動販売機で引換券を購入し、売店のスタッフの方に渡すスタイルです。

さっそく媽祖廟の2階へ!まずはお線香でのお参りから

大きなピンクのお線香5本を点香台で点火!

媽祖廟 点香台

スタッフの方が着火してくれました。自分で火をつけてもOK

お線香と金紙を持って媽祖廟がある建物の2階へ進みます。

右側にスタッフの方が待機しており、点香台でお線香に火を着けてくれますよ。

しっかりと5本全部に火が付いたら、お線香を持ってお供えする香炉に向かいます。

番号順にお線香をお供え。3回のお辞儀を忘れずに

媽祖廟 香炉

お線香をひとつひとつの香炉に丁寧にお供え

お線香をお供えする香炉には順番があります。ぱっと見てわかるように番号が振ってあるので初めての人でも大丈夫。

お供えをする際には、お線香を扇のように広げ、頭を仰ぐような形で三回のお辞儀をします。

いよいよ廟内へ。豪華絢爛な空間に圧倒される!

極彩色の廟内に神様たちが祀られる神聖な空間

媽祖廟 廟内

きらびやかな廟内は圧巻!奥には神々しい媽祖様の姿が

お線香でのお供えが終わったら、いよいよ廟内へ。反時計回りに右から入り、左から出ると決まっています。

中はさまざまな彫刻が極彩色と金色で塗られ、豪華絢爛!中央には媽祖様の像が神々しく鎮座しています。

右側に臨水夫人(安産の神様)と註生娘娘(ちゅうせいにゃんにゃん、子宝の神様)、左側に文昌帝君(学問の神様)と月下老人(縁結びの神様)が祀られています。

参拝方法や順番はスタッフの方が丁寧に指南してくれる

媽祖廟 クッション

スタッフの方が丁寧に説明してくれるので安心

廟内には四角く赤いクッションが並んでおり、ここに膝をついてお参りをします。まずは、金紙を祭壇にお供えして媽祖様に向かって座りましょう。

膝を付いて合掌し、三回お辞儀をします。そのあと、生年月日、名前、住所を神様に心のなかで伝えてお祈りを。

次に右側の臨水夫人と註生娘娘、左側の文昌帝君と月下老人にも同様のお参りをします。

棒くじと神筈で神様に運勢を聞いてみよう!

棒くじをシャカシャカ振ると一本だけ上に出てくる

媽祖廟 棒くじ

ニョキっと現れる棒くじはとっても不思議!

神様に運勢を占ってほしい場合は、お参りのときに尋ねたいことを心のなかで唱え、棒くじを引きます。

竹筒をシャカシャカ振ると、不思議なことに1本だけ上に飛び出してくるのでそれを引いてみましょう。

ちなみにおみくじは別途料金がかかります。

神筈で神様に棒くじを確認!おみくじは当たると話題

媽祖廟 神筈

「3番でいいですか」神様に確認しておみくじを受け取る

棒くじには番号が振ってあります。取材時に出たのは3番のおみくじ。次にこの番号のくじでよいか、神様に確認します。

確認に使うのが神筈(しんばえ)と呼ばれる赤く塗られた三日月型の木片。心の中で神様に「3番でいいですか」と尋ねながら床に神筈を落とします。

裏表の組み合わせが出れば神様からOKが出たサイン。スタッフの方からおみくじを受け取ります。

ちなみに表表や裏裏になった場合は、また棒くじを引きなおします。

参拝の後は階段を降りて金亭と売店に立ち寄ろう

金紙は金亭でお炊き上げ。見入ってしまう炎のゆらめき

媽祖廟 金亭

金亭でもスタッフの方がお炊き上げ方法を教えてくれます

廟から出るとき、祭壇にお供えした金紙を持って廟を降ります。売店の前にある金亭という炉でお炊き上げをするためです。

ここで燃やすことで神様に捧げることになるのだそう。

色鮮やかな黄色い金紙が燃えていく炎を見ると、神の世界と人間の世界が炎の先で繋がっているような不思議な感覚になります。

ご利益最強説も?売店には縁結びなどのお守りも揃う

媽祖廟 縁結び

強力な縁結びのご利益があるのだとか。期待したい!

家内安全や商売繁盛など、多岐にわたる媽祖廟のご利益。売店にはお守りも各種揃っていますよ。

スタッフの方によると、「特に縁結びはすごい効果がありますね」とのこと。

月下老人にお供えする良縁セットもあるので、興味のある人はぜひ購入してみてくださいね。

横濱媽祖廟で華やかな開運のパワーをいただこう

日本の神社やお寺とはまた違った特別なパワーを感じられる横濱媽祖廟。

壮麗な廟内でお参りをすれば、その鮮やかさに感性が磨かれる気がします。

1本1万円の巨大なお線香をお供えする参拝客の姿もあり、スケールの大きさを感じました。

横濱媽祖廟で中華街ならではのエネルギーを感じて、運命を切り開く力をもらってみませんか。

横濱媽祖廟へのアクセス

  • 【住所】 神奈川県横浜市中区山下町136

    【営業時間】
    通常(月~日)9:00~19:00
    大晦日 (西暦)9:00~翌2:00
    旧正月前夜 (旧暦)9:00~翌1:00

    【定休日】なし

    【料金】入場無料
    ※お供え用 お線香5本 500円
    ※価格は変動することがあります。

    【アクセス】
    ・JR京浜東北・根岸線 石川町駅 中華街口より徒歩10分
    ・みなとみらい線 元町中華街駅 3出口中華街口より徒歩3分

    【駐車場】なし

    【問い合わせ(電話番号)】045-681-0909

    【公式サイト】https://www.yokohama-masobyo.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

餅田佑子

餅田佑子

大学卒業後はモンゴルで1年暮らした経歴あり。現在はフリーライター。たびらいでは三浦半島を中心とした記事を執筆しています。青ヶ島、礼文島など島旅が好き。ご当地ようかん図鑑を作るのが夢。