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湯河原名物きびもちの元祖「小梅堂」明治から今まで変わらぬ評判の和菓子

湯河原町|【更新日】2025年1月29日

湯河原名物きびもちの元祖「小梅堂」明治から今まで変わらぬ評判の和菓子

小梅堂は、湯河原温泉にある老舗の和菓子店。湯河原名物「きびもち」発祥のお店であり、地域内外の人に長年愛されています。その変わらぬ味を求めて出かけました。

目次

1910年創業。湯河原温泉街で最古の和菓子店

風情ある街並みに溶け込む昔ながらの店構え

小梅堂外観

歴史を感じさせるこのお店で製造・販売しています

小梅堂は、湯河原温泉の中心である千歳川沿いの通り沿い、万葉公園の近くに位置します。町の和菓子店の中で最も古くからあり、その創業は1910年。

レトロな街並みの中でも一層存在感のある建物が歴史を物語ります。

雰囲気のあるお店に作りたての和菓子が並ぶ

小梅堂内観

古い建物ながら気品のある店内

お店はこぢんまりとしていますが上品な雰囲気が漂います。

午前11時前に訪れカウンターを見ると、すでに売り切れている商品も。

温泉旅館に宿泊しチェックアウトした後に訪れるお客さんが多くいらっしゃるそうです。

明治・大正の文豪にも親しまれた銘菓きびもちとは

湯河原みやげの定番「きびもち」は小梅堂が発祥

小梅堂の昔の写真

かつての小梅堂の様子が展示されています

湯河原温泉にあるいくつかの和菓子店で買うことのできる「きびもち」。ほんのり甘いお餅にきなこがかかった素朴な和菓子で、湯河原土産として人気の一品です。

実はその元祖が小梅堂で、「温泉に名物をつくりたい」と初代の小松清之助氏が考案したそうです。

初代が考案した昔ながらの素材・製法で作り続ける

店頭のきびもち

きびもちのこだわりをとくと読む

小梅堂のきびもちは、素材の味を大切にしたシンプルな製法。優しい味のお餅はたかきび粉と白玉粉を混ぜて蒸しあげているそうです。

明治・大正時代に湯河原で過ごした文豪たちにも愛されたと言われており、今も当時の材料や作り方を守り続けています。

美味しいうちに食べて!もっちり優しい味わい

きびもち

ほんの一口、二口サイズのかわいいおやつです

きびもちは個包装のものと枠入りのものがあり、賞味期限は4日間です。

きな粉を落とさないように口に運ぶと、もっちりとしてなめらかな舌ざわり。きな粉の甘みと、お餅の優しい風味がふんわりと口の中に広がりました。

満足感がありますがかわいらしいサイズ感なので、食後にもつい手が伸びてしまいそうです。

早めの来店が吉!かわいいお団子やまんじゅうも

午前中に売り切れることも多い「かるかん饅頭」

小梅堂の和菓子

真ん中がかるかん饅頭の居場所。見かけたら買ってみて!

鹿児島県出身の職人がきっかけで作り始めたという、かるかん饅頭も名物の一つ。真っ白の生地にこしあんがくるまれています。

取材時は残念ながら売り切れていたので、朝早めの時間に買いに行くことをお勧めします。

思わず写真を撮りたくなる二色団子も素朴な甘さ

二色団子

小ぶりなサイズ感で食べ歩きにも

しっとりなめらかな見た目が美しい二色団子も、お散歩しながらいただきました。

ピンク色のやさしい甘さの白あん、ほくほくした風味豊かなつぶあんの中に、小さなお団子がくるまれています。

ちょっと甘いものが欲しいときや、手土産にも喜ばれそうですね。

明治大正の空気を感じる小梅堂の湯河原銘菓

湯河原の老舗和菓子店・小梅堂では、ここにしかない長年愛される味とたくさん出会うことができました。文豪たちが愛したという素朴な和菓子の数々を味わってみませんか。

小梅堂へのアクセス情報

  • 【住所】神奈川県足柄下郡湯河原町宮上483

    【営業時間】9:00〜14:00(完売次第終了)

    【定休日】木曜(月二回水曜も休業)

    【駐車場】なし

    【公式サイト】https://koumedo.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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ライタープロフィール

齋藤萌

齋藤萌

山形県出身、山梨県に移住を経験。今は神奈川県で地方移住とローカル観光を発信しています。ご当地グルメとお酒が大好きな一児の母。