こんにちは、ゲスト
  • 記事を探す

    キーワード

    エリア

    テーマ

こんにちは、ゲスト

ようこそ“苔”の世界へ!鎌倉「苔むすび」で癒しの苔テラリウム体験

鎌倉市|【更新日】2025年1月24日

ようこそ“苔”の世界へ!鎌倉「苔むすび」で癒しの苔テラリウム体験

鎌倉観光での体験といえば、和菓子やアクセサリー作りなどが思い浮かぶかもしれませんが、ちょっと変わった体験がしてみたいなら「苔」はいかがでしょうか?

最近メディアでも話題を集める「苔テラリウム」の制作体験ができる、鎌倉「苔むすび」。気になっていた方もそうでない方も、一度足を踏み入れたらハマってしまう「苔」の世界へご案内します!

目次

江ノ電を臨む古民家に広がる苔ワールド

苔むすび1

窓から江ノ電が見える古民家です

「苔むすび」は、江ノ電「和田塚」駅から徒歩3分。鎌倉駅からも8分ほどの距離ですが、観光客で賑わう小町通りとは反対方面なので、ぐっと落ち着いた雰囲気です。

ひっそりとした小道を入ると、緑の生い茂る古民家が。こんな所に!と、隠れ家を発見した気分でお店の中へおじゃまします。

苔むすび2

じっくり見つめたくなる魅力的な作品たち

「苔むすび」は大学で苔を含む植物の生理生態を研究し、その後メーカーで研究開発に従事した園田純寛さんが独立して立ち上げたブランドです。

苔の好む谷戸環境が豊富な地形であり、苔が長年維持されてきた社寺も多い鎌倉。

「苔むすび」はそんな鎌倉を拠点に“鎌倉苔化計画”を掲げ、お店で苔の体験教室をほぼ毎日開催するほか、鎌倉の各所で苔庭の施工・管理も行う、いわば“苔のプロフェッショナル集団”なのです。

苔むすび3

水槽の中に一つの世界が広がっています!

店内には美しい苔テラリウムがずらり。手のひらサイズのものから、水槽の中に山や洞窟を表現した壮大な作品まで大小さまざまです。

所狭しと並ぶ作品を眺めていると「私に作れるの!?」とビックリしてしまうかもしれませんが、体験は小学生から参加できる内容なのでご安心を。

ここからは苔テラリウム制作体験(初級)の一部始終をご紹介します。

いざ体験!世界に一つの苔テラリウムを作ろう

好きな容器を選ぶ

苔むすび4

テーマをイメージしながら選んでみて

まずは、苔テラリウムを作る容器を3種類から選びます。好みの形はもちろん、置く場所をイメージして選ぶといいかもしれません。

サイズが大きいほうが苔をたくさん植えたり、色々なモチーフを置けたりして表現の幅が広がるということで、私は蓋つきのキャニスターを選びました。

苔むすび5

道具や材料を見るだけでも面白い

繊細な苔テラリウム作りには何種類ものピンセットやハサミ、スプーン、お箸などを使用します。

道具はすべて用意されているので、手ぶらで参加できるのも嬉しいポイント。手元が見えやすいようメガネやコンタクトが必要な方はお忘れなく。

土を流し込んで土台を作る

苔むすび6

理想の傾斜をつけていきます

容器の中に土を流し込み、苔を植え付ける土台を作ります。

平らでもOKですが、今回は丘のようにしたかったので傾斜をつけるデザインに。なんとなく出来上がりをイメージしながら、スプーンで丁寧に押さえつけていきます。

石を入れて迫力を表現

苔むすび7

石や砂もこんなに種類が

土台が決まったら、そこに石を入れていきます。

石や砂の種類もいろいろあり、ブラウンロック(右)は海外、グレーロック(左)は和の風景を表現するのにおすすめとのこと。透明感のあるクォーツもおしゃれなポイントになりますね。

苔を植え付ける

苔むすび8

こちらは「ヒノキゴケ」です

今回植え付ける苔は、ヒノキゴケ、アラハシラガゴケ、コツボゴケの3種類。苔をこんなにまじまじと見るのは初めての私に、スタッフの方が一つ一つ特徴を教えてくださいました。

別名「イタチのシッポ」とも呼ばれるヒノキゴケは、苔テラリウムの中で木の役割に。アラハシラガゴケは乾くと葉が白っぽくなり、白髪のように見えることからこの名前が付けられたそうです。

苔むすび9

スポッときれいに植わると気持ちいい!

苔の種類によって扱い方が異なるため、スタッフの方にレクチャーしていただきながら少しずつ植え付けていきます。

ピンセットでの掴み方、力加減が最初はなかなか難しいのですが、丁寧にサポートいただけるので安心。

慣れてきたら自由時間も設けてもらえるので、ひたすら苔を植え付ける作業に熱中して自分の世界にのめり込むことができました。

苔むすび10

大仏は鎌倉のお土産にもピッタリ

苔を植え終わったら、いよいよ仕上げ作業。隙間に砂を敷いたり、かわいいフィギュアを追加することもできます。

「苔むすび」オリジナルで作られた鎌倉の大仏フィギュアも必見!どれも細部にわたりこだわりが感じられ、ミニチュア好きの私にとっては悶絶級のかわいらしさでした。

1時間経過…ついに完成!

苔むすび11

奈良をイメージして鹿を入れてみました

約1時間で完成した作品はこちら!何もかも初めての体験でしたが、スタッフの方からお褒めの言葉もいただき満足感たっぷり。

苔は直射日光の当たらない明るい場所に置くことが大切で、水やりは1ヶ月に1回でOK。丁寧に管理すれば3~6年はこの中で苔が育ち続けるとのことで、どんな風に成長するのかとても楽しみです!

苔愛全開のスタッフがアフターフォローも

苔むすび12

苔むすびの顔としてヘアスタイルも緑に!

今回物腰柔らかくレクチャーしてくださったスタッフの荒木勇人さんは、「苔むすび」での体験をきっかけに苔ワールドに魅了され、「ここで働かせてください!」と門を叩いたのだとか。

“苔愛”まっしぐらで、お店史上最速の講師デビューを果たしたというスゴ腕の荒木さん。

「Instagramなどでお世話の仕方などアフターフォローも行っています。皆さんのところでモサモサに育った苔を見せてもらえたら嬉しいです」と、笑顔で語っていました。

「苔」を通じて、鎌倉の新しい楽しみ方を

完成した苔テラリウムを早速お部屋に飾ってみましたが、ふと目に入るたびに眺めてしまうほど癒し効果抜群。お手入れも簡単なのが嬉しいですね。

体験をきっかけにさらに知識を深めたくなった方は、より複雑なデザインを作る中級編や、年間を通じて学ぶ「苔テラリウム講座」を受講することができます。

公式サイトでは鎌倉の苔スポットをまとめた「鎌倉こけマップ」も公開中。苔を通じて鎌倉のまた新しい景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「苔むすび」へのアクセス

  • 【住所】 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2丁目4-22

    【アクセス】 江ノ電「和田塚」駅より徒歩3分/「鎌倉駅」より徒歩約8分

    【駐車場】なし

    【営業時間】13:00~17:00

    【定休日】なし

    【問い合わせ(電話番号)】0467-38-8136

    【公式サイト】https://kokemusubi.com/

    【公式Instagram】https://www.instagram.com/kokemusubi/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

鎌倉市周辺の観光エリア

ライタープロフィール

山本茉莉子

山本茉莉子

神奈川県藤沢市出身。10年間エンタメ&ライフスタイルニュースサイトのエディターを担当。現在は本業のWebディレクターと並行して、地元・湘南エリアのご当地ライターをつとめる。趣味は朝活、韓国トレンド収集、カフェ巡り。