昔ながらのプリンと地元愛にほっこり。真鶴港のレトロ喫茶「ぺぺコーヒー」
真鶴町|【更新日】2025年2月5日

初日の出スポットとして話題を集め、観光客が増えている神奈川県・真鶴町ですが、少子高齢化により県内で唯一の「過疎地域」に指定されていることはご存知でしょうか。
そんな真鶴を、地元の方々と共に盛り上げようと2022年にオープンしたのが「ぺぺコーヒー」。地元愛が詰まった店内やメニューをご紹介します。
目次
真鶴愛が詰まった、居心地の良い店内
味のある暖簾をくぐって店内へ
JR真鶴駅から港に向かって歩くこと約15分。真鶴町観光協会の隣に「ぺぺコーヒー」はあります。
こちらの建物は「真鶴ミナトラボ」として、2024年にリニューアルオープン。ぺぺコーヒーのほか、シェアキッチンやコワーキングスペース、展示スペースなどを有する、町の創作拠点となっています。
元の建物の良さも残した素敵なバランス
割烹料理店をリノベーションした店内にはカウンター席、テーブル席、座敷席の3種類があり、お一人様からグループまでゆったりと過ごすことができます。
取材の日はオープン直後から続々と地元の方が訪れ、本を片手に優雅な朝時間を過ごしているお客様も。
干物の量にびっくり!
壁には60~100年前の真鶴を写した貴重な写真が飾られています。こちらは地元の方が持ち寄ったものだそう。
老若男女が集まる盛大なお祭りの様子や、ずらりと干物が並ぶ港ならではの景色。アジの漁獲高が減った今では見られない景色です。
こだわりのインテリアにも注目
古民家カフェならではの座敷席にはレトロな石油ストーブがあり、田舎の実家に帰ったような懐かしさを感じます。
壁に飾られている絵、座布団、テーブルは全て真鶴の作家さんの作品。古き良き真鶴と、若い世代のエネルギーが共存した魅力的な空間となっています。
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スイーツ人気No.1は昔ながらのかためプリン
理想的なレトロプリンのビジュアル
メニューは「真鶴ブレンド」や「貴船ブレンド」といったコーヒーをはじめ、メロンソーダ、ナポリタン、ピザトーストなど、レトロ喫茶好きにはたまらないラインナップ。
取材の日は寒い冬だったので、ストーブの温もりを感じられる座敷で、スイーツメニューで人気No.1の「昔ながらのプリン」とカフェラテをいただきました。
かためプリンが好きな方は必食!
生クリームにサクランボがのった王道のビジュアルに目を奪われつつ、プリンにスプーンを入れると、まさに昔ながらのプリン!と言えるしっかりとした弾力を感じます。
プリンの濃厚な甘さにカラメルソースのほろ苦さが合わさり、大人も子どもも思わず頬がほころぶおいしさでした。
松本農園のみかんは大ぶりでおいしそう
店内ではこちらの「真鶴みかん水」も飲み放題。地元の農園のみかんで作ったシロップを混ぜた、ジューシーなお水です。
テイクアウトの待ち時間で一口飲んだお客様も、思わず「おいしい!」と声を上げるほど。甘酸っぱさが体に染み渡り、観光で歩き回った疲れもリセットできそうです。
真鶴出身マスターとの会話も楽しんで
「真鶴ブレンド」のプレートもお客様からのプレゼントなのだそう
マスターの松木一平さんは真鶴出身で、京都の老舗京懐石料理屋での修行や小田原の飲食店店長を経て、真鶴にUターン。
地元がシャッター街となっている現実を目の当たりにし、地域の課題解決の足がかりとしてお店の経営を決意したそう。今ではSNSを通じて県外からのお客様も増えてきたと、手応えを語っていました。
地元の方々との交流も観光の醍醐味。カウンター席でマスターと会話しながら、真鶴の魅力を掘り下げてみてください。
真鶴に来たら、地元民に愛される「ぺぺコーヒー」へ
おいしいコーヒーやお食事を味わいながら、真鶴の歴史やアートに触れ、お腹も心も満たされる「ぺぺコーヒー」。
観光で訪れたなら、ぜひ地域応援の想いも込めて「ぺぺコーヒー」へ足を伸ばしてみてくださいね。
「ぺぺコーヒー」へのアクセス
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【住所】 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴965-23
【駐車場】なし
【営業時間】11:00〜17:00(土日は10:00〜)
【定休日】月曜・火曜+不定休
【公式Instagram】https://www.instagram.com/pepec_offee/
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