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かまぼこに塩辛…小田原の名物がそろう!隠れた名店「あじめい」

小田原市|【更新日】2025年1月8日

かまぼこに塩辛…小田原の名物がそろう!隠れた名店「あじめい」

小田原市早川地区に位置する「あじめい」は、地元で愛され続ける老舗のお土産屋です。小さなお店ですが、一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは、小田原のおいしいものとご主人の温かさ。

ここでしか手に入らない一級品も多い、穴場の名店です。本記事ではそんな「あじめい」の魅力を余すところなく紹介します。

目次

早川にひっそり佇む老舗のお土産屋

小田原ならではの「おいしいもの」がそろう

あじめいの店内に並ぶお土産品

かまぼこや塩辛など小田原名物がずらり

「あじめい」があるのは、海も山も間近に感じられるのどかな道路沿い。周辺は住宅や小学校などがあるエリアで、小田原の日常を見守るように佇んでいます。

早川駅から徒歩8分ほどの距離ですが、お店の前に2台分の駐車スペースがあるので車での来店も可能です。

店内には小田原名物のかまぼこやさつまあげ、干物などがずらりと並んでいます。どれも新鮮で高品質なものばかり。配送も行っているので、小田原観光のお土産にもぴったりです。

お茶や試食のサービスもあるのでゆっくり選べる

あじめいの休憩スぺース

「味の名産店」を縮めて「あじめい」に改名したそう

「あじめい」の魅力は、商品をじっくり見て、試して、選べるところ。こぢんまりとしたお店ですが、お茶のサービスや塩辛の試食サービスがあり、気になる商品の味を確かめることができます。

また、気さくなご主人が商品について丁寧に説明してくれるため、商品の背景やこだわりを知ることができるのもうれしいポイントです。

今はここでしか買えない!名店「丸う」のかまぼこ

「小田原のかまぼこ御三家」といわれた“丸う”の本店

あじめいの看板

お店の看板には「丸う」のマークが

かつて小田原かまぼこの御三家と称された「丸う」は、2020年に破産したのち、神戸の食品メーカーの子会社となりました。

2024年3月より「あじめい」が「丸う」の本店となり、現在「丸う」の商品が購入できるのは同店のみとなっています。

小田原に根差し、古くから親交を深めてきた「丸う」と「あじめい」。お店の看板にも「丸う」のマークが入っています。

丸うの板かまぼこ

ずっしりと重い「丸うのかまぼこ」

「丸う」の店舗が閉店したときには、「丸うのかまぼこが食べられなくなってしまうのでは?」と不安の声が上がりましたが、現在も伝統の味を守りながら製造されています。

私も、数年前小田原で「丸う」のかまぼこを食べて、そのおいしさに衝撃を受けた「丸うファン」の1人。久しぶりに手に取ったかまぼこに、思わず笑みがこぼれてしまいました。

濃厚ないかの風味が楽しめる「塩辛」も隠れた人気商品

丸うの塩辛の食べ比べ

生作り(右)と糀造り(左)の2種類

「丸う」は、かまぼこやだて巻きなどの練りもの製品が有名ですが、創業以来の製法を守り続ける塩辛も人気です。生造りと糀造りの2種類があり、それぞれ異なる風味が楽しめます。

生作りは、がつんとくる濃厚な旨みが特徴的。麹作りはふわっと麹が香るまろやかな味わいです。試食もできるので、お気に入りの味を見つけてみましょう。

国内産いかを100%使用!「山善」の塩辛

高級旅館の朝食にも出される塩辛

山善の塩辛のゆず味

伝説の塩辛とも噂される、店主イチオシの商品!

もう一つの注目商品が「山善」の塩辛。あじめいのご主人イチオシの商品です。高級旅館の朝食でも提供されており、「あの味が忘れられない」と買いに来るお客さんも多いのだそう。

味は「うす塩」と「ゆず」の2種類。国産のいかにこだわり、素材本来の味を生かした味わいに仕上げられています。

「山善の塩辛」が買えるのも現在は「あじめい」だけ!

山善の塩辛を試食

白飯はもちろん、日本酒にも合いそうな味わい

「本当においしいから食べてみて」とご主人にすすめられ、まずは「うす塩」を実食。

いかの風味はしっかり感じられるのに生臭さはなく、まったりとした旨みが口の中に広がります。塩加減も程よく、これはご飯をかきこみたくなる…!

「ゆず味」は、すーっと鼻を抜けるゆずの爽やかな香りが絶妙でした。1本1,700円と少々値は張りますが、これは納得の味。

かつては高速道路のサービスエリアや土産物店で購入することができた「山善の塩辛」ですが、現在購入できるのは「あじめい」のみ。

その希少性もあって、SNS上では「伝説の塩辛」と噂されることも!確かな品質と味わいが評価され続けている商品です。

香ばしく品のある味わいが魅力!「玄米抹茶」

サービスで提供していたお茶が評判に

玄米抹茶

ちょっとした手土産にもぴったり

ちょっとしたギフトやお遣い物におすすめなのが「玄米抹茶」。ゆっくり買い物を楽しんでほしい、というご主人の思いからサービスで提供していたお茶が評判になり、商品化されたのだそうです。

厳選された静岡産の緑茶を使い、香ばしさと抹茶の上品な味わいが絶妙に調和した一品です。

あじめいの店主がいれてくれる玄米抹茶

きれいなウグイス色にほっこり

「玄米抹茶」は、きれいなウグイス色が特徴で、口に含むとどこか懐かしいような、ほっとする味わいが広がります。

着色料などの添加物を使用せず、自然な香りと色合いが楽しめる点も魅力です。そしてこのおいしさは、水出しでも楽しめるのだそう。お茶好きの方へのお土産としても喜ばれること間違いありません。

小田原に来たらぜひ足を運んでほしいお土産屋

「あじめい」は、小田原のおいしいものを取りそろえた名店です。ここでしか買えない品も多く、観光客をはじめ、地元の人たちにも愛されています。

朗らかなご主人の人柄もこのお店の魅力。小田原のこと、商品のことを話していると、ついつい長居をしてしまいそうになります。小田原を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。きっとお気に入りの一品が見つかるはずですよ。

「あじめい」へのアクセス

  • 【住所】神奈川県小田原市早川2-18-1

    【アクセス】 JR早川駅より徒歩9分

    【問い合わせ】0465-23-0626

    【営業時間】9:30~17:00

    【定休日】不定休

    【駐車場】2台

    ※掲載時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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ライタープロフィール

わかつきなつみ

わかつきなつみ

茨城出身、神奈川在住のフリーライター。旅行が大好きで世界一周旅やバックパッカーなどの経験を経て、今は3人の子どもたちとキャンプや子連れ旅に出かけています。ご当地グルメ&ビールを味わうのが旅のいちばんの楽しみです。