新たな旅の拠点!温泉も楽しめる道の駅「275つきがた」をご紹介
月形町|【更新日】2025年1月27日

道の駅「275つきがた」は、一般国道(道道)275号と町道皆楽公園線の交差部近くにあることが名前の由来。
設備の老朽化に伴い改修された道の駅は、昔ながらの面影を残しつつ2024年9月に新たにオープンしました。今回は、道の駅「275つきがた」の見どころを紹介します。
目次
2024年9月オープン!道の駅「275つきがた」
月形温泉が道の駅として生まれ変わる
木のぬくもりを感じる館内
昭和62年に建てられた、月形町民保養センター「月形温泉ゆりかご」。月形温泉誕生から37年経過した建物は老朽化が進み、改修が行われることになりました。(※取材時2024年11月)
改修するなら、広い駐車場を活かせる道の駅にしようと誕生したのが、2024年9月にオープンした「275つきがた」です。さらに、中核施設の「月形温泉ゆりかご」も内外装を一新しリニューアルオープンしました。
アウトドアを意識した広々休憩スペース
癒しアイテム満載!
「月形温泉ゆりかご」は、デザイナーと納得いくまで打ち合わせを重ねて完成した、休憩スペースも魅力。
クッションは、アメリカ生まれの大人気ブランド「Yogibo(ヨギボー)」を採用。三日月を意識したハンモックも癒し効果抜群です。入浴と宿泊の方は誰でも利用することが可能です。
また、大人気漫画「ゴールデンカムイ」の舞台にもなった月形町。奥の本棚には全巻そろっているほか、月形町をはじめ、北海道の歴史に触れた書籍を手に取ることができます。
地元とタッグを組み進化を続けるレストラン
寒くても食べたいアイス!ホットスナックも…迷う
月形町は、農業がさかんな地域。レストランメニューは地元の特産品と月形高校の学生とコラボした商品も話題です。
月形高校生がプロデュースした黒蜜きなこアイスに使用されているきな粉は、納豆になれなかった割れ大豆を使用しています。
メニューは月形の特産品を楽しんでほしいと言う願いから、リニューアル頻度が高めです。
夏はキャンプや花火も楽しめる
夏はキャンプや釣りを楽しむ人で賑わいます
道の駅「275つきがた」の向かいには、キャンプやサイクリング、釣りなどアウトドアを楽しめる皆楽(かいらく)公園があります。
毎年開催される花火大会も大人気で、東京ドーム約5.7個分もの広さを誇る皆楽公園は、周囲に遮るものがなにもなく、迫力満点の美しい花火を見ることができます。
夏はアウトドア、冬はワカサギ釣りを楽しむ人で賑わいます。
月形町ってどんなところ?
さて、どこから回ろうか…
明治14年、月形町に設置された「樺戸集治監(樺戸監獄)」は、北海道初の監獄で、重罪人の流刑地でした。
収監された罪人の役割は、北海道の開拓。屯田兵やその家族、関係する業者が移住するため原生林を切り開き、道路や橋を建設。大正8年に樺戸集治監が幕を下ろすまでの39年間、開拓に関わった多くの囚人が命を落としました。
この史実は、漫画「ゴールデンカムイ」でも描かれており、樺戸集治監は月形樺戸博物館と名を変えて現存しています。また、月形町の町名は、初代監獄長の月形 潔(つきがた きよし)の姓が由来です。
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お肌もツルツル!心もとろける「月形温泉ゆりかご」
泉質は優しい肌触りの「塩化物泉」
優しい肌触りに癒される…露天風呂も完備!
道の駅「275つきがた」を訪れたらぜひ利用したい「月形温泉ゆりかご」。日帰り入浴も可能な宿泊施設です。リニューアルオープンに伴い、一つだった浴槽が二つになりました。
泉質は海水に近い成分の塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)で、高い保湿力と美肌効果があるといわれています。女性からは肌がツルツルになる!と好評だそうですよ。
温泉は敷地内のポンプで汲み上げており、新鮮なお湯を楽しめるのもうれしいポイントです。夏はアウトドアで疲れた体を、冬は冷えた体を芯まで癒してくれます。
オートロウリュ完備のサウナ!
開店前の様子をパチリ
10名ほど収容できるサウナは、男性浴場・女性浴場ともに設置されています。ししおどし式オートロウリュで、カラダもココロも「ととのう」ことができます。
室内にはテレビも設置されているため、思う存分ととのってくださいね。
広くて清潔な脱衣スペース
「おお!」と声がでるほどの清潔感
リニューアルオープンにあたり、力を入れた場所の一つが脱衣場。とても清潔感があり広々としています。
女性用の脱衣室には、洗面スペースのほかにドライヤーのあるパウダールームも完備。
さらにベビーベッドは男女どちらの脱衣所にも設置しているため、赤ちゃん連れも安心です。
朝風呂も最高!宿泊もおすすめ
畳を見ると大の字で寝ころびたくなりませんか?
宿泊施設は、昔ながらの雰囲気を楽しめる畳の和室。もともと農業研修施設だった場所を再利用しているため、客室にバス・トイレはなく共用となります。
宿泊料金もリーズナブルなのでおすすめです。見どころがたくさんあって日帰りではもったいない月形町。「月形温泉ゆりかご」に宿泊して、ゆっくりと北海道の歴史や文化に触れる旅をしてみませんか。
1日じゃ足りない!大満足の道の駅「275つきがた」
2024年9月にオープンした道の駅「275つきがた」、リニューアルオープン「月形温泉ゆりかご」を紹介しました。秋の取材時は本年度の営業が終了していた「水辺の家」は、夏は野菜の直売所として賑わいます。
また、道の駅周辺地域も見どころがたくさんあります。ぜひ季節や目的を変えて、何度も足を運んでみてくださいね。
道の駅「275つきがた」へのアクセス
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【住所】 北海道樺戸郡月形町北農場81-10
【問い合わせ】 0126-37-2188
【営業時間】11:00~21:00(最終入場20:30)
【定休日】毎月第3火曜日(祝日の場合、翌日)
【入浴料金】
・大人(中学生以上)650円
・子ども(小学生)300円
・幼稚園以下無料入【駐車場】150台無料/大型車・トラック駐車可
【公衆トイレ】24時間利用可能(多目的トイレ、授乳室あり)