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深海魚がスイーツに!沼津港隣接の「しーらかんすCafe」で海の魅力を新発見

沼津市|【更新日】2024年12月23日

深海魚がスイーツに!沼津港隣接の「しーらかんすCafe」で海の魅力を新発見

日本一深い湾、駿河湾を目の前に望む沼津港。周辺には鮮度抜群の魚介類を取り扱う飲食店や土産屋が数多く立ち並び、連日観光客も多く訪れています。

そんな沼津港の大型マーケットモール「沼津みなと新鮮館」の一角にあるのが、深海魚をモチーフにした「しーらかんすCafe」です。実際に伺ってみると、沼津観光にマストなスポットでした!

目次

深海魚をモチーフにした「しーらかんすCafe」

深海で姿を変えず、ひっそりと生き延びたシーラカンス

しーらかんすCafe1

鎧のように固いウロコまで再現された模型

「しーらかんすCafe」は、深海に潜む謎多き魚類“深海魚”をモチーフにしたカフェです。

店の名前にもなっているシーラカンスも人気の深海魚のひとつ。3億5千万年前に出現してから現在まで、その姿をほとんど変えていないことから“生きた化石”とも言われています。

水深120〜1000mの深海に生息していて、体長2m・体重90kgほどに成長するのが特徴です。

なぜシーラカンスが店名に?

しーらかんすCafe2

店のロゴにも!ダイバーでもある店長と奥さまで制作

「しーらかんすCafe」店長の矢島さん。幼少期に読んだ本に出てきたシーラカンスに衝撃を受けたのがすべての始まりだそう。

2000年代に入ると、スクーバダイビングでの水中撮影でシーラカンスの姿がおさめられました。矢島さんも「いつかシーラカンスと泳ぎたい」という想いを胸に、スクーバダイビングのインストラクターに。

その後、よりたくさんの人々に不思議な魚の魅力を伝えるべく、店をオープンすることにしたそうです。

映えだけじゃない!こだわりのオリジナルスイーツ

しーらかんすCafe3

沼津港に隣接しているので観光ルートにも組みやすい!

店には海と海洋生物が大好きな矢島さんだからこそ作れる、深海魚のフォルムや表情、生態を忠実に再現したオリジナルスイーツが並びます。

見た目だけではなくおいしさにもしっかりこだわっていて、全国各地から厳選した材料を使用。身体にもやさしいスイーツとなっています。

深海魚スイーツを片手に沼津港を観光しよう

元祖深海魚スイーツ「深海パンケーキ」

しーらかんすCafe4

ふわふわ!朝霧高原卵と丹那特濃乳を使用

オープン当初から変わらない「深海パンケーキ」。理想のフォルムを作るため、ウロコ一枚にもこだわって一から型を作ったそうです。

大きさ約21cmとインパクトのある見た目で、中には和芋クリームがたっぷり詰まっています。

注目ポイントは、深くて暗い海で怪しく光る深海魚らしい目の部分。ボワンとした様子がドレンチェリーで表現されています。

人気ナンバーワンの「深海もなかソフトクリーム」

しーらかんすCafe5

濃厚ながらも後味すっきり!おかわりする人も多いそう

深海もなかソフトクリームの中でも、一番人気は「深海ブラック」。

地元素材にこだわったソフトクリームの下に入るのは、海を感じる青色のゼリーです。世界最古の海藻の一種と言われる、スピルリナの色素で色付けられています。

逆立ちして捕食する生き物であるシーラカンスをイメージして、提供時にはひと演出も!実際に現地で体験すると、深海ワールドにいざなわれるはずです。

無農薬栽培のハーブティー「深海ブルーティー」

しーらかんすCafe6

甘みはないので、お好みでシロップを

「深海ブルーティー」は爽やかな香りのレモングラスに、バタフライピーというマメ科の植物の花を加えたハーブティー。深海の深い青い色を連想させる、きれいな色が印象的です。

付属のレモンを数滴入れると驚きの変化が現れます!店内に設置されたフォトスポットで撮影してみてくださいね。

土日祝の数量限定「めんだこプリン アラモード」

しーらかんすCafe7

スプーンで突くとヒレがプルプル動きます!

深海のアイドル、メンダコをモチーフにしたプリンも!SNSで28万いいねがついた大人気商品で、耳のようなヒレをパタパタさせて泳ぐ姿が再現されています。

開発にあたっては、メンダコの大ファンという店長の奥さまからのダメ出しを何度も受けて、試行錯誤を重ねたそう。自作の型の構想から完成まで、2年も費やした渾身の逸品です。

お土産にぴったりな商品も!

縁起物として贈られる「深海もなか」

しーらかんす Cafe8

沼津が認めた特産品「沼津ブランド」にも認定!

シーラカンスは“幸せを呼ぶ魚”、“不老長寿の魚”とされ、縁起が良いと言われています。

こちらはシーラカンス型のもなかに、付属のあんこを自分で入れて完成させる「深海もなか」。皿の上にぴょっこりと立たせられる縁起物の菓子です。

天然色素を使用したもなかは、海面から海底に向かい深度が増すにつれて様子が変化していくことをイメージして色が付けられています。サクサクの食感もたまりません。

あんこは北海道十勝産小豆のつぶあんと、富士山の麓で育った抹茶を使用したあんがあります。

自宅でも楽しめる「メンダコぷかりん」

しーらかんす Cafe9

自宅でも楽しめる「メンダコぷかりん」

「メンダコぷかりん」は、深海を漂うメンダコをイメージした即席スープ・ドリンクです。

メンダコの裏にある穴をスプーンなどで開けると、ブルーはコーンスープ、ピンクはココア、イエローは抹茶ラテの素となる粉末が出てきます。

それをお湯で溶かしたらメンダコを浮かべて完成!ぷかぷか浮かぶメンダコがかわいらしい商品です。

見て、食べて、楽しめる!深海魚がモチーフのスイーツ

「しーらかんすCafe」では深海魚をモチーフにしたスイーツから、海の魅力や楽しさ、深海魚の摩訶不思議な生態を知ることができました。

想像もつかないぐらい深い場所にある海の世界にロマンを感じ、ココロをときめかせに行ってみましょう。

「しーらかんすCafe」へのアクセス

  • 【住所】静岡県沼津市千本港町128-1 沼津みなと新鮮館内

    【営業時間】平日 11:00〜16:00/土日祝 11:00~17:00

    【定休日】火曜日

    【駐車場】あり(沼津みなと新鮮館の道路側と正面入口前)

    【電話番号】055-963-1515

    【公式サイト】https://shirakansu.com/cafe/

    【公式Instagram】https://www.instagram.com/shirakansucafe/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

新井夏海

新井夏海

神奈川県横浜市出身。静岡県の大学に進学し海洋学を学ぶ。卒業後は地元で海系旅行誌を発刊する出版社の編集ライターを経験。“自然のそばで暮らしたい”という思いから静岡に戻りフリーライターへ。現地の魅力を取材・執筆しながら、趣味の旅行、マリンスポーツ、キャンプ、車中泊旅を楽しむ。