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干物がメイン!静岡県沼津市のレストラン&カフェ「五代目小松 ひものや」

沼津市|【更新日】2024年12月27日

干物がメイン!静岡県沼津市のレストラン&カフェ「五代目小松 ひものや」

港町の静岡県沼津市では古くから、自然環境を活かした干物作りが盛んに行われていて、町の特産品にもなっています。

その干物をメインにしたレストラン&カフェが「五代目小松 ひものや」です。

干物の魅力を再発見できる今までになかったスタイルの店で、プロが焼いたおいしい干物をいただきましょう!

目次

老舗干物屋が営む!「五代目小松 ひものや」

干物メインのコース料理!?プロが手がけた本物の味

五代目小松 ひものや1

洗練された雰囲気の店内!

沼津で大正元年から続く老舗干物屋「有限会社ヤマカ水産」。2024年7月に新たにスタートしたのが、干物がメインのレストラン&カフェ「五代目小松 ひものや」です。

干物=和というイメージが覆るようなおしゃれなトレーラーハウスでは、自社ブランドの焼き立て干物を中心に、コース料理形式で食事を楽しめます(※アラカルトもあり)。

なぜ干物をメインに?

五代目小松 ひものや2

水産加工会社が立ち並ぶ通りの入り口にある店

食の魚離れが進む日本。沼津市内にたくさんあった干物製造会社も、今では最盛期の5分の1ほどになってしまいました。

また、せっかく手間暇かけて作られている干物なのに、地元民にとってはあたりまえの光景すぎて、価値がわかりきっていなかったという現状も。

沼津のおいしい干物の価値を地域ぐるみで高めて、もっとたくさんの人に食べてもらう場を提供することを「五代目小松 ひものや」は目指しています。

これぞ静岡!富士山が見える店で地域の特産品を食す

目の前で丁寧に焼かれた干物を堪能!

五代目小松 ひものや3-1

カウンター越しでスタッフとの会話も楽しめます

窓から富士山も見える店内。オープンキッチンでカウンター席のみ設置されています。調理中の香りや音などを目の前で感じられるので、臨場感もたっぷりです。

五代目小松 ひものや3-2

干物が焼けるパチパチという音が聞こえてきます

目の前で焼いてくれるこだわりの干物は、魚本来の香りを消すことがないよう、炭火焼きではなくガス焼きで提供されます。

愛犬と共に食事ができると人気上昇中!

五代目小松 ひものや4

20席もある広々としたテラス

店の外にはテラス席もあり、晴れた日にはピクニック気分で干物を味わうことができますよ。テラス席ではコース料理形式ではなく、ワンプレートでの提供となります。

また、ペットの同伴もOK(大型犬も可)!ペットと楽しめる飲食店にはカフェなどが多い中、たくさんの方に喜ばれているそうです。

おいしい干物をお土産に!物販スペースを併設

五代目小松 ひものや5

熟練の技が詰め込まれた干物を沼津土産にどうぞ

自慢の干物を購入できる物販スペースも併設しています。

アジ、金目鯛、カマス、 真ホッケ、サバなど、干物はすべて真空袋に入って冷凍されているため、長期保存が可能。お土産にもぴったりです。

ほかにも静岡県産のおいしいものが多数並んでいるので、あわせてチェックしてみてくださいね。

干物をコース料理で楽しむ、ワンランク上の贅沢を

静岡県産や国産の旬の食材をふんだんに使用

五代目小松 ひものや6-1

こだわり食材の最高な組み合わせ

今回は一番人気のコース「銀」を注文しました。提供時間は45〜60分ほど。メインの干物が焼き上がるまでの間、前菜から順に一品ごとに提供されます。

まずは季節の前菜3種盛り合わせから。この日は豆腐ソースでいただく沼津産柿、静岡県産茄子の煮浸し、自家製タレのもずくでした。

五代目小松 ひものや6-2

沼津港で水揚げされたばかりの新鮮な海の幸

続いて、季節の刺身2種盛りです。この日は沼津港で水揚げされた新鮮なオナガダイと、隣の三島市産すだちでいただくカツオのたたきでした。

さすが港町、新鮮な魚がおいしくて思わずにんまり!贅沢なひとときです。

五代目小松 ひものや6-3

味付けは塩だけでも十分おいしい!

この日の焼き物に使用されていたのは、万願寺とうがらし、椎茸、紅あずま。

「あくまでも干物がメインなので、それまでの食事は引き立て役。あまり強い味付けにせず、食材そのものの味で勝負しています」とシェフ。

その言葉通り、一つひとつの食材が持つポテンシャルが素晴らしい!こだわりの食材を使用していることがよくわかります。

五代目小松 ひものや6-4

焼津産鰹節と羅臼産昆布で出汁を引いた茶碗蒸し

毎日店で引いているという出汁を使った茶碗蒸しは、しっかりとした出汁の旨みを感じながらもやさしい味わいです。

出汁そのもののおいしさを楽しむために、あえて食材が入っていないのもポイントなのだとか。

ここでしか味わえない絶品の干物を堪能

五代目小松 ひものや7-1

白米とお吸い物はおかわり自由です

いよいよメインの干物です。さまざまな種類の中から選べるのですが、今回は一番人気のサバの醤油干しを注文しました。

一口食べて、「干物ってこんなにおいしいんだ」とびっくり!どんなにおいしい干物でも、自分で調理する場合、焼き加減や保管の仕方によって味は変化してしまいます。

ですが「五代目小松 ひものや」では、プロの料理人に調理してもらえるのが一番の強み!シェフは納得のいく火入れになるまで、何百回もテストを重ねたそうです。

五代目小松 ひものや7-2

フルーティーなコーヒーで魚の香りをリフレッシュ

コースの最後はデザートで締めくくり。昔懐かしい固めのプリンと、口直しにもちょうど良いコーヒーゼリーのセットでした。

カフェラテを追加注文するのもおすすめ。なんと、オリジナルの抹茶椀で提供されるのです!いつもよりコーヒーの香りも温度も直に感じられますよ。

新しいスタイルの店で干物の魅力を再発見!

老舗干物屋が作った本物の干物をプロの料理人が調理することにより、いつでもおいしくいただける「五代目小松 ひものや」。

沼津初の干物をメインにしたレストラン&カフェで、干物の新しい魅力に出会ってみてはいかがでしょうか。

「五代目小松 ひものや」へのアクセス

  • 【住所】静岡県沼津市下香貫汐入2170-3

    【営業時間】ランチ 11:00〜16:00(L.O.15:00)/ディナー(金、土、日、祝日のみ) 17:00〜21:00(L.O.20:00)

    【定休日】水曜日

    【駐車場】店舗前にあり(8台)

    【電話番号】055-939-7821

    【公式サイト】https://yamaka-suisan.co.jp

    【公式Instagram】https://www.instagram.com/godaimekomatsu_himonoya/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

新井夏海

新井夏海

神奈川県横浜市出身。静岡県の大学に進学し海洋学を学ぶ。卒業後は地元で海系旅行誌を発刊する出版社の編集ライターを経験。“自然のそばで暮らしたい”という思いから静岡に戻りフリーライターへ。現地の魅力を取材・執筆しながら、趣味の旅行、マリンスポーツ、キャンプ、車中泊旅を楽しむ。