こんにちは、ゲスト
  • 記事を探す

    キーワード

    エリア

    テーマ

こんにちは、ゲスト

【札幌】「大通公園」を完全制覇!西1丁目から西13丁目の全スポット紹介

札幌市|【更新日】2025年1月14日

【札幌】「大通公園」を完全制覇!西1丁目から西13丁目の全スポット紹介

札幌市を代表する公園の1つであり、市民の憩いの場でもある「大通公園」。

今回は大通公園を西1丁目から西13丁目まで歩いてみました。

それぞれのエリアに広がる景観やモニュメント、遊び場など、公園の魅力を一挙紹介します。

目次

テレビ塔を背景に撮影するなら、このエリアがおすすめ

テレビ塔がある西1丁目〜記念撮影は西2丁目がベスト

大通公園西1丁目のテレビ塔

テレビ塔がそびえ立つ西1丁目

大通公園の西1丁目には、シンボルであるさっぽろテレビ塔がそびえ立ちます。

一年を通して多くの観光客でにぎわい、夏にはテレビ塔下でビアガーデンが開かれるなど、地元の人々にも親しまれるエリアです。

大通公園西3丁目

記念撮影には、テレビ塔を背景にできる西2丁目が絶好のスポット。

札幌市のロゴマークが入った花壇も撮影場所として整備されており、まさに「札幌に来た!」という記念の一枚を撮ることができます。

噴水や本郷新の彫刻、売店や観光案内所もある西3丁目

大通公園西3丁目

大通公園の中でも見どころが多いスポット

西3丁目の主役は、大きな噴水。噴き上げる水は15分間で16通りの形に変化し、そのダイナミックな動きが見どころです。

夜になるとライトアップされ、水しぶきが幻想的に浮かび上がります。

札幌出身の彫刻家・本郷新によるブロンズ像「泉の像」も有名で、周囲には売店や観光案内所が設置されていますよ。

大通でショッピングに疲れたらここで休憩

西4丁目の大きな噴水の周りは憩いの場所

大通公園西4丁目

お昼時には、会社員がベンチでお弁当を広げる姿も

西4丁目の中央には大きな噴水があり、市民や観光客が周囲でくつろぐ憩いの場となっています。

北海道と札幌の創建100年を記念して設置されたこの噴水は、中央の水盤が7枚の花びらをかたどったデザイン。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。

蘭陵王の面が迫力満点!西5丁目の聖恩碑

大通公園西5丁目

確かに、よく見るとなかなか怖い顔…

西5丁目の中心にそびえるのは、天皇陛下の行幸を記念して建てられた聖恩碑。碑には、舞楽「蘭陵王」の面が彫刻されています。

中国の武将・蘭陵王は、美しく優しい顔立ちゆえに部下が従わず、戦場では恐ろしい面をつけて指揮をとることで、戦に勝利したのだとか。

イベントで賑わう西6丁目の広場&ステージ

大通公園西6丁目

野外ステージでイベントが行われているときは、とても賑やか

西6丁目は、けやきの木立に囲まれた野外ステージがあり、さまざまなイベントが開催されます。

花壇にはメモリの石が配置された日時計があり、軸の影で時刻を示します。この軸は札幌の緯度に合わせて43度の角度で建てられています。

また、明治19年に札幌最初の公園・偕楽園に建てられ、明治32年にここへ移設された開拓記念碑もあり、札幌の歴史を感じられるスポットになっています。

子どもたちに人気の遊び場が集結するエリア

歩ける円形噴水が主役の西7丁目

大通公園西7丁目

暑い夏の日にはたくさんの子どもたちが水遊びをしています

西7丁目の中央にあるのは、水盤の上を静かに水が流れる円形噴水。夏にははだしの子どもたちが噴水に登り、水遊びを楽しむ姿が見られる人気スポットです。

YOSAKOIソーラン祭りや夏祭りのシーズンには、ここに踊りの舞台が設けられ、華やかなステージへと様変わりします。

西8丁目のイサム・ノグチの彫刻はすべり台にもなる

大通公園西8丁目

手前の黒い造形物がイサム・ノグチの彫刻

西8丁目には、世界的な芸術家イサム・ノグチの作品「ブラック・スライド・マントラ」が設置されています。

この彫刻は滑り台として楽しめるようになっていて、ノグチ自身が「子どもたちのおしりで磨かれて初めて完成する」と語った遊び心あふれる作品です。

すべり台や噴水、遊具など盛りだくさんの西9丁目

大通公園西9丁目

西8丁目と9丁目の間には道路がなく、ひと続きの広々とした空間が広がっています。

クジラの形をした大きなプレイスロープや湧き水を再現した有水路が設置され、木製遊具や鉄棒、ブランコなども揃う、子どもたちの遊び場エリアです。

札幌の歴史と文化を感じられる西側エリア

北海道の開拓に貢献した4人の像が並ぶ西10丁目

大通公園西10丁目

2体の像が対になって立っています

西10丁目には、北海道開拓に貢献した黒田清隆とホーレス・ケプロンの像が並んでいます。

黒田は、ケプロンやクラークなどの外国人を登用し、新技術や屯田兵制度を導入するなど、開拓の基盤を築いた人物です。

一方、ケプロンは開拓使の教師頭取兼顧問として、北海道の気候にあった農業の推奨や道路・鉄道の建設、石炭の採掘、農学校の設立などを黒田に進言し、北海道開拓を支えました。

姉妹都市から贈られたモニュメントが立つ西11丁目

大通公園西11丁目

支柱にはミュンヘンの柄が飾り付けられていて賑やか!

西11丁目には、姉妹都市であるドイツ・ミュンヘン市から贈られたモニュメント「マイバウム」。マイバウムはドイツ語で「5月の木」を意味し、春の訪れを祝う象徴なのだとか。

大小合わせて5つの噴水もあり、訪れる人々の目を楽しませています。

西12丁目のバラ庭園と、西13丁目の札幌市資料館

大通公園西12丁目と13丁目

バラ園越しに見る札幌市資料館が美しい

色とりどりのバラが咲き誇る、西12丁目の庭園「サンクンガーデン」。

中央を流れるカナール(水路)の周りには、約30品種・1300株ものバラが植えられており、6月から10月にかけて見頃を迎えます。

そして大通公園の最西端・西13丁目には、札幌軟石で造られた外壁と大正モダニズムが薫る歴史的建築物・札幌市資料館(旧札幌控訴院)が堂々と建っています。

大通公園は端から端まで歩くだけでも楽しい!

札幌のシンボル・テレビ塔や噴水、歴史的建築物、彫刻作品など見どころ満載の大通公園。

公園内でゆっくりくつろいだり、散策を楽しんだりと、思い思いのひとときを満喫できます。

エリアによって見どころも異なるため、皆さんも公園を訪れた際はゆっくり園内を巡ってみてはいかがでしょうか。

大通公園へのアクセス

  • 【住所】北海道札幌市中央区大通西1〜12丁目

    【アクセス】市営地下鉄「大通」駅、JR札幌駅より徒歩10分

    【電話】011-251-0438(大通公園管理事務所)

    【公式サイト】https://odori-park.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

札幌市周辺の観光エリア

ライタープロフィール

笹山浅海

笹山浅海

北海道十勝出身、札幌在住。 東京都内の編集プロダクションに編集者として勤務したのち、2012年に株式会社マニュブックスを設立。 北海道内・道外各地を飛び回り年間100ヵ所以上を取材・執筆している。