こんにちは、ゲスト
  • 記事を探す

    キーワード

    エリア

    テーマ

こんにちは、ゲスト

能登の自然・歴史・文化を学べる「のと里山里海ミュージアム」。体験型展示も充実!

石川県|【更新日】2024年9月27日

能登の自然・歴史・文化を学べる「のと里山里海ミュージアム」。体験型展示も充実!

旅先に訪れたら、まずはその地域のことをよく知りたいですよね。「のと里山里海ミュージアム」は、能登の自然・歴史・文化を広く学べる施設です。

令和6年能登半島地震以降も、能登で受け継がれてきた里山里海の営みを知ることができる施設として注目されています。

今回は、職員さんに案内していただき、「のと里山里海ミュージアム」を取材してきました。
見どころをピックアップして紹介します!

目次

楽しく学べる体感型ミュージアム

能登の玄関口・七尾市の発信拠点

のと里山里海ミュージアム_02

ミュージアムは「能登歴史公園(国分寺地区)」内にある

“能登の玄関口”と呼ばれる石川県七尾市(ななおし)。

2018年10月に開館した「のと里山里海ミュージアム」は、能越自動車道・七尾ICを降りてすぐ、能登歴史公園(国分寺地区)の敷地内にあります。

能登の里山里海を未来に伝える

のと里山里海ミュージアム_03

奥に見えるのがミュージアム展示室の入口

自然とともに生きてきた能登の先人たち。能登全域に息づく「里山里海の営み」は、世界農業遺産にも認定されています。

ミュージアムでは「見る・ふれる・楽しむ・学ぶ」をコンセプトに、能登の豊かな自然と長きにわたる歴史、文化を発信。里山里海の魅力を未来に伝えています。

なんと入館は無料!
さっそく建物の中を進んでいきましょう。

能登半島の見どころをチェック!

5市7町、それぞれの特色を知ろう

のと里山里海ミュージアム_04

「のと空中散歩」は子どもたちに大人気!

建物に入ってすぐのエントランスホールには、能登半島の見どころを紹介する展示があります。

足元に広がるのは絵地図「のと空中散歩」。
まるで空から能登半島を眺めるかのように、観光名所や祭り、特産品などを位置関係も含めて知ることができます。

のと里山里海ミュージアム_05

壁面を使った展示が圧巻の「百景棚」

両脇にあるのは、各市町の特産品などが並べられた「百景棚」。
こちらは写真や絵だけでなく、実物やレプリカも展示されています。

「能登半島」とひと言で言っても、5市7町それぞれ歴史的背景や地理的特色が異なることがわかりますよ。

9つのテーマで七尾の里山里海を体感

海から森まで。七尾の豊かな自然に触れよう

のと里山里海ミュージアム_06

「海の恵みと共に」のコーナー

館内の常設展示は、9つのテーマに分かれています。

入口を通ってすぐの場所にあるのが「海の恵みと共に」のコーナー。

のと里山里海ミュージアム_07

伝統的な伝馬船と漁具の実物展示

内海・七尾湾、外海・富山湾に囲まれている七尾市。

異なる海域や漁業の特徴を、パネルや映像、実物を用いてわかりやすく解説しています。

のと里山里海ミュージアム_08

続いては「七尾の森と潟」のコーナー

思わず深呼吸したくなるほどリアルな森が再現されている「七尾の森と潟」では、自然とともに生きてきた昔の人々の暮らしを紹介。

里山に生息するさまざまな植物や昆虫の標本も展示されています。

子どもから大人まで楽しめる体験型展示

のと里山里海ミュージアム_09

能登寒ブリの大きさと重さを実感!

こちらのミュージアムの特徴は、動かす、持ち上げる、嗅ぐといった体感型の展示が充実していること。

たとえば、能登寒ブリを紹介するコーナーには、実物から型をとった7kgのレプリカが!
持ち上げることで、その大きさや重さを体感できます。

のと里山里海ミュージアム_10

クイズの答えは引き出しの中に!

また、館内のいたるところにクイズがあり、引き出しを開けて答えを見ることができます。

大人も子どもも、楽しみながら能登について学ぶことができますよ。

海運交易を中心に歴史を学べる

のと里山里海ミュージアム_11

時系列に沿って展示資料が並ぶ

「海運交易で巡る七尾の歴史」のコーナーでは、能登国の政治・経済・物流の拠点として栄えた七尾の歴史が紹介されています。

縄文から近代まで時系列でたどっていく展示は、歴史好きにはたまりません。

七尾が誇る“4大祭り”を体験しよう!

のと里山里海ミュージアム_12

祭りの熱気を感じよう!

能登は“祭りの国”と呼ばれており、1年を通して多くの神事や仏事が行われています。

七尾では「青柏祭」「能登島向田の火祭」「石崎奉燈祭」「お熊甲祭」の4大祭りが有名。

「祭りと共に生きる」のコーナーでは、パネルや映像による迫力ある展示で、祭りの熱気を感じることができます。

のと里山里海ミュージアム_13

各地で獅子舞も盛んに行われている

はっぴを着たり、獅子頭を持ったりして撮影ができるスポットも。
ぜひ来館の記念撮影も楽しんでくださいね。

能登・七尾の発信拠点「のと里山里海ミュージアム」へ行こう!

のと里山里海ミュージアム_14

震災後、4月下旬から営業を再開

今回は「のと里山里海ミュージアム」の見どころを紹介しました。無料とは思えないほど見応えのある展示で、能登について詳しくなれましたよ。

震災や豪雨による大きな被害があった能登。
解説してくださった職員さんも、「ミュージアムに訪れて能登のことを知ってほしい」と力強く話してくださいました。

ミュージアムにはカフェも併設しているので、気軽に足を運んでみてくださいね。

「のと里山里海ミュージアム」へのアクセス

  • 【住所】石川県七尾市国分町イ部1 能登歴史公園(国分寺地区)内

    【電話番号】0767-57-5100

    【営業時間】9:00〜17:00

    【休館日】火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日〜1月3日) ※能登歴史公園センターは年末年始以外は開館

    【料金】入館無料

    【駐車場】あり(普通車107台)

    【公式サイト】https://noto-museum.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

関連タグ

ライタープロフィール

高橋 舞衣

高橋 舞衣

富山県高岡市出身。タウン情報誌の編集者を経て、現在は北陸を拠点にフリーランスの編集者・ライターとして活動。大の日本酒好きで、2021年には唎酒師の資格を取得。全国各地の美味しいお酒・ご飯を楽しむのが生きがい。