石川県柳田星の観察館「満天星」で能登の星空を堪能しよう!
石川県|【更新日】2024年9月30日
全国でも有数の「星の聖地」能登町。
そんな能登町に建つ石川県柳田星の観察館「満天星」は、4,000万個の星を映し出すプラネタリウムや望遠鏡で天体を観察することができる施設。
今回はそんな石川県柳田星の観察館「満天星」の魅力をたっぷりとご紹介!
目次
美しい星空の町にある石川県柳田星の観察館「満天星」

能登の星空
現在の能登町となった「旧柳田村」は、以前環境庁が主催した「スターウォッチング星空の街コンテスト」で入選した地。環境省が実施する「夜空の明るさ調査」においても、
施設名の「満天星」という名前は当時の柳田村の村民の公募によって決定したそうです。満天の星が見られる能登町(旧柳田村)にぴったりの施設名ですね。
温かい雰囲気を感じられるプラネタリウム
ドームを埋め尽くす4,000万個の星

双眼鏡の使用もおすすめ
館内のプラネタリウムは4,000万個の星を映し出す投影機が自慢。その日に能登町で見られる星空を再現しており、ドームをぎっしりと星が埋め尽くす景色は息をのむほど美しいです。
平日は星空の生解説+番組、土日祝日は生解説+番組と生解説のみの2種類の投影があります。時間帯によって番組も異なるので、事前に公式HPで投影内容を確認することをおすすめします。
スタッフの方のお話にも注目

プラネタリウムの星空
上映中は、特別投影を除くほぼ全てのプログラムで星空の生解説があります。星空の生解説はスタッフの方が今夜見える星をお話しする時間。
星空は季節ごとにどんどん移り変わっていきますので、お話の内容も時期によって違います。また、同じ星空でもスタッフによってお話が変わるのが見どころの一つ。能登の星空のもとで培ったバラエティ豊かなお話を聞きながら、温かい雰囲気を感じられる点も魅力です。
石川県内最大の望遠鏡がある天文台

現在は地震の影響で休止中
満天星の天文台は、石川県内では最大となる60㎝の反射型望遠鏡がある天文台です。
晴れた日には昼間でも明るい星や太陽の黒点を望遠鏡で観察できます。
現在天文台は、震災の影響で休止中ではありますがスタッフの方が一日でも早い復活に向けて尽力されています。

小型望遠鏡での天体観望会もおすすめ
大型望遠鏡での天体観望会は休止中ですが、今は小型望遠鏡で天体観察できる天体観望会を定期的に開催されていますよ。
ファンも多い大型望遠鏡での天体観望会。再開された際にはぜひ貴重な天体観望会を体験してみてくださいね。
石川の交通手段はレンタカーがおすすめ
展示ホールで星を学ぼう

展示ホールには星や宇宙に関するさまざまな展示が
館内には、無料で利用できる展示ホールがあります。
展示ホールの真ん中あたりにある、「星空シュミレーション」では、好きな日時の星空や星座を見ることができます。好きな日時を設定できるので、自分が生まれた日の星空や未来の星空を試してみるのも面白いですよ。

独特の色艶は、隕石ならではのもの
またこちらでは、宇宙からやってきた本物の「隕石(いんせき)」にさわることができます。展示してある隕石の種類は、石質隕石が1つ、鉄隕石が2つ。
ぜひ自分の目で地球の外から来た物質を見たり触ってみたりしてくださいね。
イベントも要チェック
プライベートな空間で星空を楽しもう

自分のカメラで星空の撮影の練習をしたい方にもおすすめ
「満天星」では定期的に楽しいイベントを開催されています。
特に人気のイベントは1日1組限定のプライベートプラネタリウムや星空撮影(カメラ教室)等のプラネタリウムの貸切プログラム。希望に合わせて、スタッフの方がオリジナルのプラネタリウム投影をしてくださいます。
星空撮影は館内のカメラと三脚を使用するので、カメラを持っていない人でも楽しめますよ。また一人からでも参加できるので、ぜひ4,000万個の星空を独り占めできる贅沢なひとときをぜひ楽しんでみては。
満天の星空を五感で感じる天体観望会

能登の星空に輝く星
また天体観望会もおすすめ。屋外に小型望遠鏡を設置し、その日に見える天体を観察します。満天の星空と望遠鏡で見る天体たちをいっぺんに楽しめるのが魅力です。
街明かりの少ない能登では、条件が良ければ圧巻の星空を見ることができますよ。
復興のバトンとして受け継いだ望遠鏡レプリカ

長さ約92センチ、口径16ミリの望遠鏡レプリカ
能登半島地震の影響で休館し、2024年6月に営業再開した「満天星」。
東日本大震災で被災した宮城県の天文施設から、復興のバトンとして、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイの望遠鏡レプリカが無期限で貸与されました。
満天星に渡ってきたガリレオ望遠鏡はもともと兵庫県の明石市立天文科学館の職員の方が所有していたもので、2011年3月の東日本大震災の際に復興応援のバトンとして宮城県へ渡りました。
そして、2024年1月の能登半島地震の応援として能登へバトンが受け継がれています。

革張りや金の装飾など、外見の細部まで忠実に再現
被災地への応援と、全国の天文施設のつながりを象徴する望遠鏡。
両被災地が立ち上がる姿を見届けてきた望遠鏡が、復興のバトンとして、次は能登の復興を見守っています。
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能登の星空に癒されよう

正面右側、天体ドームが目印です
自慢のプラネタリウムや様々な展示物から、星について楽しく学べる石川県柳田星の観察館「満天星」。
定期的に開催されている天体観望会のイベントではスタッフの方のお話を聞きながら、能登ならではの満天の星を五感で感じることができますよ。
ぜひ能登の星空に癒されに石川県柳田星の観察館「満天星」に足を運んでみてくださいね。
石川県柳田星の観察館「満天星」へのアクセス
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【住所】石川県鳳珠郡能登町上町ロ1-1(やなぎだ植物公園内)
【アクセス】のと里山海道 能登空港ICより車で30分
【電話番号】0768-76-0101
【営業時間】9:30-17:00
【休館日】毎週水・木曜日、年末年始(12月29日-1月3日)
【入館料】無料 (プラネタリウム:大人550円 小中学生330円 幼児無料、天体観測(要予約) 大人330円 小中学生220円 幼児無料)
【駐車場】あり(普通車300台)
【公式サイト】http://mantenboshi.jp/index.html
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
