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伊豆高原「りんがふらんか」歴史とアートが融合する魅力的な文化スポット

伊東市|【更新日】2024年10月9日

伊豆高原「りんがふらんか」歴史とアートが融合する魅力的な文化スポット

緑豊かな伊豆高原に佇む「りんがふらんか城ヶ崎文化資料館」は、歴史と現代アートが見事に融合した、ユニークな文化施設です。伊豆高原駅から徒歩圏内に位置し、趣のある日本建築の外観が特徴的です。

「りんがふらんか」という名前は中世の言葉で「共通の言葉」を意味し、アートを通じてみんなの共通言語となるような場所を目指しています。

今回は、このローカルな歴史や文化、アートに触れられる魅力的なスポットをご紹介します。

目次

三つの顔を持つ、驚きの無料ミュージアム

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広々とした館内は見ごたえたっぷり♪

「りんがふらんか城ヶ崎文化資料館」(以下、「りんがふらんか」)の最大の魅力は、過去と現在、歴史とアートが融合した独特の空間にあります。

もともと資料館だった場所を活用し、貴重な郷土資料を残しつつ、現代アートや地元アーティストの作品展示を行うことで、新たな文化の発信地となっています。

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城ケ崎文化資料館の文字、味があってよき~!

この無料で入館できる施設は、以下の三つの異なる魅力を持っています。それぞれが独自の特色を持ち、訪れる人々にさまざまな体験を提供しています。

1.城ヶ崎文化資料館
2.アートギャラリー
3.学生の学び舎

それでは、それぞれの顔を見ていきましょう!

漁港として栄えた城ヶ崎の歴史が語る物語

まるでタイムカプセルの中を覗いている気分!

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城ケ崎は曽我物語の発祥の土地なんだとか!

1つ目の顔は、城ヶ崎の豊かな歴史と文化を学べる資料館です。ここでは、次のような貴重なコレクションをご覧いただけます。

・昔ながらの生活道具
・懐かしのアンティーク玩具
・歴史的価値の高い収集品

これらの展示品を通して、地域の文化や歴史を肌で感じることができます。

漁港の繁栄から玩具の世界まで、多彩な展示

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城ヶ崎に関する古い書物や、かつての漁港としての繁栄を物語る歴史的な漁業用具です。
また、海外輸出用に日本で製造された、どこか懐かしさを感じさせるアンティーク玩具のコレクションも見逃せません。

奥の展示スペースには、江戸時代の駕籠(かご)をはじめとするさまざまな生活用品が展示されており、幅広い時代の暮らしぶりを垣間見ることができます。

時を超えて!城ケ崎の歴史から現代アートへ

現代アートの息吹を感じる、躍動のギャラリー

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絵本作家さんの展示とても素敵だったな~

2つ目の顔は、現代アートを楽しめるギャラリーです。ここでは、毎月新しい企画展が開催され、常に新鮮な芸術作品に触れることができます。

伊豆高原は元々アートフェスティバルが開催されるなど、アートに関心の高いエリアとして知られており、その土地柄を反映したギャラリーとなっています。

アートがアートを呼ぶ、アーティストとの絆

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安田さんの作品は伊東駅にも売られているよ!

現館長の安田さんは、自身がデザインしたTシャツでアートフェスティバルに参加していたことがきっかけで、この施設の運営に携わることになりました。

そのつながりから、多くのアーティストとの交流が生まれ、2週間に1度という高頻度で展示が更新されています。

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季節ごとに趣向を凝らしたイベントなどが次々と繰り広げられ、訪れる度に新しい発見があります。

時には絵本作家の展示会やワークショップが開催されるなど、バラエティに富んだ芸術体験を提供しています。

地元の魅力が詰まった、お土産探しの宝庫

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個性あふれる作品はお土産にもいいね!

また、販売コーナーも充実しており、伊豆を中心に活躍するクラフト作家の作品や、アンティーク雑貨からモダンな雑貨まで、多種多様な商品が並んでいます。

お気に入りの一品を見つけて、思い出のお土産として持ち帰るのはいかがでしょうか。

未来を担う子どもたちの、SDGs学習スポット

この白熊がいる空間はは学びの場となっている!

三つ目の顔は、「ITOまなびやステーション」という地域の教育に貢献する学びの場としての機能です。

奥にある展示室とギャラリーの間に、大きな白熊のモデルが置かれた白い部屋があります。こちらは地元の小学生がSDGsを学べる空間として使用されています。

この取り組みは、地域の未来を担う子どもたちに、持続可能な社会について考える機会を提供しているのです。

芸術鑑賞の合間に、ちょっと休憩!癒しのカフェタイム

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小さなカフェながらほっとする空間♪

施設の入口を入ってすぐ右手には、くつろぎのカフェスペースがあります。ここでは、香り高いコーヒーや身体に優しい手作りのスイーツや軽食を楽しみながら、ゆったりとしたカフェタイムを過ごすことができます。

今回頂いたのはエルダーフラワーのソーダ!爽やかな甘さのソーダと資料館のすぐ外にある木々の緑に癒されました。

美術鑑賞や歴史探訪の合間に、ほっと一息つける空間としておすすめです。ドリンクをテイクアウトして、ミュージアム内を巡ることもできます。

伊豆高原の隠れた宝石、「りんがふらんか」

さまざまな楽しみ方ができる「りんがふらんか」は、伊豆高原の隠れた宝石のような存在です。アクセスも便利で、入館料無料という点も魅力的。伊豆高原を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

歴史、アート、学び、そしてくつろぎ。これらが一つの空間で融合する「りんがふらんか」は、訪れる人々に新しい発見と感動を与え続ける、まさに伊豆高原の文化の中心地なのです。

「りんがふらんか城ヶ崎文化資料館」へのアクセス

  • 【住所】静岡県伊東市八幡野1156

    【アクセス】伊豆高原駅から徒歩10分

    【問い合わせ(電話番号)】080-4125-6850

    【営業時間】10:00 – 16:00

    【定休日】 月曜、火曜日

    【駐車場】有り

    【公式サイト】https://linguafranca-izu.com/
    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。

ライタープロフィール

鈴内茜

鈴内茜

旅好き渡り鳥フォトライター。アメリカ生まれの日本人、現在は伊東市在住。世界を飛び回り、美しい景色と美味しいものを味わい尽くしたい。