鎌倉の異国を探訪!英国アンティーク博物館 の見どころをご紹介
鎌倉市|【更新日】2024年9月6日

鎌倉で英国アンティークの歴史や、シャーロック・ホームズの部屋を楽しむことができる「英国アンティーク博物館 BAM鎌倉」。
アンティークを通じて、モノの大切さや文化を学ぶことができるミュージアムです。一体どのような場所なのか、体験してきました。
目次
隈研吾氏デザインの「英国アンティーク博物館 BAM鎌倉」
シャーロック・ホームズと撮影できるフォトスポット
「英国アンティーク博物館 BAM鎌倉」までは鎌倉駅から歩いて7分。館長の土橋正臣氏が集めた、100年以上の歴史を持つアンティーク展示を見ることができます。
博物館を設計したのは有名建築家の隈研吾氏で、鎌倉彫にインスピレーションを受けた造りに。正面に窓をなくしたシンプルなデザインになっています。入り口にはシャーロック・ホームズの像やヴィンテージのロンドンタクシーも展示されていてワクワクします。
ジョージアン時代の部屋【2階】
貴重なジェントルマンズアイテムを展示
ロンドンの保管庫の様子を再現した部屋
博物館は入り口のある1階から4階に上がって行きながら見学をします。解説動画にアクセスできるQRコードを入館時にもらえるので、見ながら回るとわかりやすいです。
最初の2階は1814年〜1830年のジョージアン時代。この時代の英国製のハープやシルバーなどが展示されています。写真の小部屋にあるのはジェントルマンのためのアイテムで、英国靴メーカー「ジョン・ロブ・ロンドン」
贅沢なシルバーの調度品の数々
当時の生活をイメージさせるような豪華な空間
1700年代〜1800年代前半までの部屋を再現したこちらには、ジョージアン時代をはじめ、ビクトリア時代、エドワーディアン時代に続く、シルバー製品が豊富に飾られています。キャンドルスタンド、ティーセット、ビスケットバレルなどから、当時の生活を垣間見ることも。電気のない時代だったため、それを再現するためにキャンドルをモチーフにしたライトが設置されています。
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シャーロック・ホームズの部屋【3階】
ホームズがいるリビングルーム&書斎
3階にあるのは名探偵として有名なシャーロック・ホームズの部屋。階段を3階まで上がると、ベイカーストリートにあるホームズの自宅の扉が出迎えてくれます。
見どころはホームズの自宅のリビングの再現。ロンドンにあるホームズ博物館と同じ間取りや大きさで、ヴィクトリア時代の暖炉の上には作品に登場する小物たちも展示されています。ホームズが弾くためのヴァイオリンにも注目です。
また右側に見える書斎にはホームズの姿も。デスクの上にもヴィクトリア時代の小物が置かれています。ホームズが謎を解く姿にワクワクしますね。
ホームズの生活がわかるベッドルーム
シャーロック・ホームズの当時の暮らしがイメージできる
リビングの横にはあるのは、ホームズのベッドルームの再現。アイアン製のベッドは、今より平均身長が10cm低い人に合わせたつくりになっています。身長は180cmを超えているホームズには、少し小さかったかもしれません。
右側に置いてある木の椅子は、なんとトイレ。中におまるを入れて、使うタイプだったそうです。他にもヴィクトリア時代の小物などが、数多く飾られています。
初版本やコナンドイル直筆の手紙なども展示
他では見ることのできない貴重なものに大興奮!
こちらには貴重なものがたくさん展示されています。ショーケースの中にあるのは、『シャーロック・ホームズの冒険』など、シャーロック・ホームズの単行本の初版本の数々。シャーロック・ホームズが連載されていた本も置いてあります。
またシャーロック・ホームズの作者のアーサー・コナン・ドイルの直筆の手紙も。隣にあるサインの入った写真はエドワード7世で、ホームズにエドワード7世と思われる人が依頼をしてきたことにちなんで飾られているそうです。
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ヴィクトリア時代の部屋【4階】
赤で統一された華やかな部屋
4階は1837年〜1901年のヴィクトリア時代です。ヴィクトリア女王時代をイメージしてつくった部屋で、ロンドンから運んだ暖炉、マホガニーのキャビネットやチェア、さまざまな調度品が並んでいます。
他にもヴィクトリア女王やエンリザベス女王のステンドグラスや絵も。1870年〜1875年に使われていた、英国王室御用達の「ジョン・ブロードウッド・アンド・サンズ」のピアノも置かれています。
迫力満点!世界最高峰の蓄音機
見たことのないあまりに大きな蓄音機にびっくり!
蓄音機が最初にできたのはヴィクトリア時代で、こちらの「エキスパート・シニア with オール・レンジ・ホーン」は蓄音機のロールスロイスと呼ばれたもの。それまでは演奏者がいないと音楽を聞くことはできませんでしたが、蓄音機により録音したものが聞けるようになりました。
実はこれ、館長の土橋正臣氏がテレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で購入。超大型の蓄音機で、直径 93cmのラッパにはバラの絵が描かれています。深くていい音が特徴です。
隈研吾氏デザインの立札式茶室
夜になるとライトアップされた鶴岡八幡宮が見える
建物を設計した隈研吾氏がデザインした立礼式の茶室も、このフロアにあります。テーブルを英国式にすることで、日本と英国の新旧調和をイメージ。この土地で発掘された鎌倉時代のものと思われる木材も、壁の装飾などに使われています。
部屋の奥にある掛け軸に見立てた窓から見えるのは、鎌倉の観光名所でもある鶴岡八幡宮。三の鳥居や裏山(御谷)もここから見ることができ、英国と鎌倉を結びつけるポイントになっています。
ミュージアムショップでお土産探し【1階】
幅広いラインナップで、どれを買おうか悩みます♪
すべての見学を終えてエレベーターで1階に下りてきたら、ミュージアムショップでお土産探し。ロンドンのシャーロック・ホームズ博物館公式グッズをはじめ、ロンドンらしいアイテムやエリザベス女王のグッズもあります。
また入り口にはホームズにまつわるがガチャガチャも。ミュージアムショップだけの利用もできるので、気軽に立ち寄ってみてください。
イギリスの歴史を知ることができる博物館♡
英国のアンティークが好きな人にはもちろん、シャーロック・ホームズファンにもたまらない博物館。
館長の説明を動画で見ながらまわることができるので、非常にわかりやすかったです。隈研吾氏デザインの建築も素晴らしいので、ぜひ堪能してください。
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「英国アンティーク博物館 BAM鎌倉」へのアクセス
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【住所】神奈川県鎌倉市雪ノ下1-11-4-1
【アクセス】JR「鎌倉駅」東口から徒歩7分
【電話】0467-84-8689
【営業時間】10:00〜17:00(最終入館 16:30)
【定休日】なし
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.bam-kamakura.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/bam_kamakura/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。