城下町・佐倉の散策後に。歴史を感じる老舗そば「川瀬屋」で至福ランチ
千葉県|【更新日】2024年9月3日

江戸時代天保元年に創業して以来、190年以上の歴史を持つ老舗「川瀬屋」。著名人も通った地元の人からも愛される人気のお店です。
サクサクの天ぷら、つるっとした喉越しのお蕎麦は最高の組み合わせ。
江戸時代のファーストフード、お蕎麦をじっくり楽しめる「川瀬屋」をご紹介します。
目次
江戸時代から続く「川瀬屋」でお蕎麦と天ぷらを堪能
サクサク天ぷらとツルツルお蕎麦のコンビネーション
江戸っ子のファーストフード、お蕎麦と天ぷら
どこか昔の面影を残し、懐かしさを感じる街中にある「川瀬屋」。城下町として栄えた佐倉で、江戸時代から続いているお蕎麦屋さんです。
取材時は穴子が旬の時期だったので、おすすめメニューに載っていた「あなごせいろ」を注文しました。食べる前からワクワクする、ツヤツヤのお蕎麦と食べごたえのありそうな穴子の天ぷら。
江戸時代から続く老舗の味は、佐倉に訪れたらぜひ味わっていただきたい一品です。
最強の組み合わせ、だし香るつゆ✕つるっとしたお蕎麦
ツルンとした艶やかなお蕎麦、どんどん箸が進みます
お蕎麦本来の味を楽しもうと、最初の一口はお蕎麦だけをすすりました。コシがありながらするっとした喉越し、ふわっとお蕎麦の香りがぬけていきます。
だしの香りが豊かなつゆにちょんちょん、ズズッとひとすすり。濃いめのつゆがお蕎麦を引き立てて、あっという間に完食です。
お蕎麦には「粋な食べ方」という流儀もあるそう。江戸っ子のようにお蕎麦を愉しんでみたいときは、粋な食べ方も良さそうですね。
五感で楽しめる天ぷらは、まさにエンターテイナー
サクッと軽い衣と、素材の味わいがたまらない天ぷら
取材時はランチタイムだったこともあり、続々とお客様が入店。注文して食事を待っている間、天せいろを注文する声が続いていました。
じゅわっと旨味が広がるピーマンの天ぷら、甘さを感じる人参の天ぷら。あなごも食べごたえ十分で、箸で持ち上げると重さで折れるほどのボリュームでした。
パクッと食べればうすい衣とサクッとした歯ごたえ。油の香りや素材の風味が五感を刺激して、至福の瞬間です。
千葉の交通手段はレンタカーがおすすめ
どうやって飲む?たっぷり栄養がつまった蕎麦湯の秘密
最後の〆はポカポカと身体が温まる蕎麦湯で決まり!
ざる蕎麦やもり蕎麦の〆にいただく蕎麦湯。茹で汁は栄養たっぷりで、消化を助ける働きも。昔の蕎麦は殻を多く含んでおり、消化不良も多かったそうです。
蕎麦湯は信州から江戸に広まった風習とされ、「蕎麦全書」にも記載がある、まさに先人の知恵。
残ったつゆに蕎麦湯を足していただくと、だしと蕎麦の香りを楽しめる〆にぴったりの一杯。2杯目は蕎麦湯だけでいただきました。ポカポカの蕎麦湯がじわっと体に染み渡ります。
丼ものやセットメニューも充実、気分に合わせてチョイス
メニュー豊富でついつい悩んでしまうかも
カツ重や天重など、お蕎麦とセットになったせいろメニュー。しっかりお米を食べるなら丼ものなど、お腹の空き具合と相談して決めたい豊富なメニュー。
天ぷら膳など、天ぷらをメインに楽しめるお膳ものも。夏季期間限定のえびおろし蕎麦など、季節メニューも。どのメニューも魅力的で、迷ってしまいました。
アルコールの提供もあり、単品メニューをつまみにちょい飲みも楽しめます。
長嶋茂雄氏も通っていた、地元に根ざしたお蕎麦屋さん
ゆったりお蕎麦を味わうなら、ピークタイムを外すべし
地元の方にも愛される老舗のお蕎麦屋さんです
テーブル席、お座敷、カウンターなど座席数も多い店内。座席同士の間隔もゆったりしているので、お一人様からグループまで幅広く利用できます。
取材時は平日で開店すぐの時間だったものの、続々とお客様が来店。落ち着いた雰囲気の店内は、あっという間に活気で溢れていました。
ミスタープロ野球こと、佐倉市出身の長嶋茂雄氏も通っていたそう。店内には長嶋茂雄氏の写真も飾られていました。
京成佐倉駅から徒歩圏内、駐車場完備でアクセス便利
駐車場側、成田街道沿い、どちらの入り口からも入店できます
佐倉市の街中にある「川瀬屋」は、京成佐倉駅から徒歩15分ほどの距離。徒歩圏内には国立歴史民俗博物館や、佐倉武家屋敷などの観光スポットも。
お腹いっぱいになったら、お散歩で周辺を散策しながらまわるのも良さそうです。
店舗併設の駐車場は広く、車での訪問も安心ですよ。お店の入口は駐車場側、道路側の2箇所。どちらからもお店に入れます。老舗の貫禄を感じる看板にも注目です。
千葉を楽しむ!おすすめバスツアー
気分は江戸っ子!老舗「川瀬屋」で蕎麦ランチを満喫
城下町佐倉市を訪れたら、お蕎麦と天ぷらで江戸っ子気分。そんな粋なランチタイムを「川瀬屋」で過ごしてみませんか。
思わず迷ってしまう豊富なメニューも魅力のひとつ。江戸時代のファーストフード、お蕎麦と天ぷらを気軽に楽しめるので、何度も足を運びたくなるお店です。
城下町散策のランチにおすすめですよ。
「川瀬屋」へのアクセス
-
【住所】千葉県佐倉市新町129(京成佐倉駅から徒歩15分)
【駐車場】あり(無料)
【支払い方法】現金のみ
【営業時間】火・水・木・金:11:00〜14:00/17:00〜19:30
土・日・祝日:11:00〜15:00/17:00〜19:30
【定休日】月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
※営業時間・定休日は変更となる場合があります。【電話番号】043-484-0136
※掲載時の情報です。最新の情報は店舗までご確認ください。