小田原かまぼこ発祥の店!囲炉裏を囲んで名物「じねんじょ棒」を味わう
小田原市|【更新日】2024年7月31日

江戸天明元年(1781年)創業の「鱗吉(うろこき)」は、小田原名産の代表格である「小田原かまぼこ」発祥の店。伝統の味を守りながら、幅広い世代に愛されるお店づくりを行い、地元の方々や観光客の憩いの場となっています。
目次
“至極の弾力”は石臼で作られる
「かまぼこ通り」を代表する老舗
店舗左側がお食事処、右側がお土産販売所になっています
小田原駅から徒歩15分、かまぼこ屋の本店や干物店が約30店舗立ち並ぶ「かまぼこ通り」。
その中でも随一の老舗「鱗吉」は小田原で200年以上もの歴史を誇り、どっしりと存在感のある店構えから江戸の風情を漂わせています。
特別に工場の石臼を見せていただきました!
かまぼこ作りは店舗裏の工場で早朝5時から。高級魚「白グチ」の白身と箱根の伏流水を使い、熟練した職人技でかまぼこを作り上げていきます。
「鱗吉」のかまぼこは、昔ながらの「石臼造り」にこだわりが。石臼を冷やしながら練り上げることで、魚の繊維を断ち切ることなく、しこしこ・ぷりぷりとした小田原かまぼこならではの食感に。
ステンレスに切り替えるお店も多い中、「鱗吉」はこの石臼を使った製法で、伝統のおいしさを守り続けているそう。
ひんやり足水で散歩疲れをリセット
「鱗吉」名物の囲炉裏席でお食事
魅力的な看板や提灯に思わず引き寄せられます
小田原駅から歩くと少し距離があるので、「鱗吉」にたどり着いた頃にはちょうどひと休みしたくなるタイミング。
景色も楽しめるイートイン席では、漬け魚を使ったランチや、かまぼこと地酒のセットなど”ちょい飲み”メニューが充実しています。
写真映え間違いなしの囲炉裏席
名物はこちらの囲炉裏席!冬は足湯、夏は足水をしながらお食事を楽しむことができるんです。
取材当時は真夏日だったので、冷たい足水がとてもありがたく、火照った体をクールダウンすることができました。観光で酷使した足を癒すのにもぴったりですね。
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ピリッと黒こしょうがきいた「じねんじょ棒」
ビールと相性抜群!
小腹がしっかり満たされます
ここでしか食べられない人気メニューの一つはこちらの「じねんじょ棒」。
自然薯を4割、白身魚を6割使って、もちっと弾力のある一本に。串を持つだけでわかる、ずっしりと肉厚なボリューム感にびっくり!
カリッと焼き立てをパクリ!
外側はカリッと香ばしく、中は濃厚な自然薯の風味と小田原かまぼこならではの弾力を感じ、一本で食べごたえ抜群。
ピリッと黒こしょうがきいているのでビールとの相性も抜群。ビールセットはお好みの地ビールと組み合わせることができますよ。
小田原に来たら食べたい「小田原おでん」
小田原おでんは日本酒との組み合わせがおすすめ
もう一つのおすすめは、小田原の新名物グルメとして注目の「小田原おでん」。
小田原かまぼこをおでん種として楽しめる逸品で、現在10社ある老舗かまぼこ店が提供した自慢のおでん種を食べ比べできるところが魅力です。
梅みそが爽やかなアクセントに!
ひんやり足水に浸かりながら、温かいおでんを頬張る贅沢なひと時。
上品なかつお出汁が染み込んだおでんを梅みそでさっぱりといただくのが「小田原おでん」の醍醐味。
定番の大根やこんにゃくに加えて、旨みの多い骨や皮の周りの身で作られた「すじ鉾」など珍しい練り種が入っているので、それぞれの風味や食感の違いをお楽しみください。
お土産には「日本一の伊達巻」を
食べ歩きの購入もこちらで
お腹を満たしたら、ぜひ隣のお店へ。食事処のレシートを提示すると5%オフでお土産のかまぼこを購入することができます。
おすすめは濃厚な旨みがじゅわっと広がる「日本一の伊達巻」。どの季節も人気No.1という自慢の味をぜひ小田原みやげに。
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囲炉裏を囲んで、和やかな昼下がりを
かまぼこのメニューはもちろんのこと、それに合うお酒のラインナップも充実。神奈川県内13蔵の日本酒を取り揃えるなど、お酒好きの方も大満足いただけるはず。
囲炉裏を囲んで食事を楽しむと、自ずとゆったり和やかな気持ちに。お店の方や他のお客さんとの会話も弾んで、小田原観光の素敵な思い出を作ることができますよ。
「鱗吉」へのアクセス
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【住所】神奈川県小田原市本町3丁目7−17
【駐車場】なし
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】なし
【お問い合わせ(電話番号)】0465-22-1315