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“三島フレンチ”を味わう!三島市の「ハートフルダイニング おんふらんす」

三島市|【更新日】2024年7月25日

“三島フレンチ”を味わう!三島市の「ハートフルダイニング おんふらんす」

静岡県三島市は、フレンチやイタリアン、和食屋、カフェ、バーなど多種多様な飲食店が点在しているおいしい町!その中のひとつに、今回お邪魔した「ハートフルダイニング おんふらんす」があります。

提供しているのは、一味違う“三島フレンチ”。ここでしか食べられない味を求めて、三島の食と出会う旅へ出かけましょう。

目次

三島だからこその“三島フレンチ”をいただこう

フレンチとは言っても肩肘張らずに楽しめる!

ハートフルダイニングおんふらんす1

階段を上がれば町の喧騒とは離れた別世界が広がります

JR三島駅から徒歩3分。たくさんの飲食店が立ち並ぶ賑やかな通りの2階に店を構えています。

三島だからこその料理を提供するのが「ハートフルダイニング おんふらんす」のこだわり。

ランチタイムには、本来のフランス料理とはまた違う形で三島の町に根付きつつ、それでいて家庭では食べられないような本格的な料理をカジュアルに楽しむことができます。

「ふじのくに食の都づくり仕事人」に認定されたシェフ

ハートフルダイニングおんふらんす2

奥のキッチンで腕を振るっているのが田中祐子シェフ

ランチタイムを切り盛りしているのは、田中祐子シェフです。

静岡県産の食材を活用し、県内の農林水産業や食文化の振興に貢献している料理人などが認定される「ふじのくに食の都づくり仕事人」にも選ばれているシェフ。

手掛けている繊細かつ絶品な料理の数々は、たくさんの人を虜にしています。

落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむ特別な時間!

ハートフルダイニングおんふらんす3

天気が良ければテラス席も開放的でおすすめ!

やさしい陽の光が差し込む店内席と、三島の町の空気を感じるウッドデッキのテラス席が用意されています。

予約時にはテラス席のリクエストも可能で、当日が雨天だった場合に備えて店内席も確保しておいてくれるそうです。どちらも落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめますよ。

「ハートフルダイニング おんふらんす」のこだわり

地元の箱根西麓三島野菜をふんだんに使用

ハートフルダイニングおんふらんす4

店名は平仮名で親しみやすい!

一番のこだわりは、豊かな土壌と水、恵まれた気候で地元生産者が手間暇かけて育てた、箱根西麓三島野菜が料理の主役であることです。

箱根西麓三島野菜は三島ブランドとして、全国の有名レストランやホテルにも認められる確かな味を誇ります。だから素材の味は言うことなし。

そこに地産地消だからできる新鮮さが加わり、「ハートフルダイニング おんふらんす」の至高の料理が完成するのです。

フードロス削減のための取り組みも

ハートフルダイニングおんふらんす5

陽の光がたっぷり差し込む店内◎

育ちすぎや流通規格の厳しさから捨てられてしまっている野菜たち。田中祐子シェフは料理人として、この現状を変えていかなければならないと感じていたそうです。

そこで、「ハートフルダイニング おんふらんす」では、まだ食べられる食材をできるだけ無駄にしないような料理を目指しています。

医食の新しい専門家育成の資格「メディシェフ」を取得

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田中季次シェフはディナータイムをメインで担当!

田中祐子シェフと、オーナーシェフであり旦那さまの田中季次シェフは、医食専門家の資格である「メディシェフ」を取得済み。

糖尿病をはじめとする生活習慣病の方でも、おいしく健康に食事ができるような料理の提供を目指し、医者などと連携を取りつつメニューの相談に応じてくれます。

生活習慣病を患う方は、自宅以外での食事が難しいことも。「そんな方にもレストランで食事を楽しんでもらえる環境を整えたい」と田中祐子シェフは言います。

今回はランチタイムにお邪魔してきました!

おすすめのお任せフルコースを注文

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ピーク時にはあっという間に席が埋まる人気店!

火・水・木曜日は一番のおすすめのお任せフルコースに加えて、三島ブランドにも認定されたカレーなどの単品メニューも提供しています(金・土曜日はお任せフルコースのみ)。

今回はお任せフルコースを注文しました。

ハートフルダイニングおんふらんす8

箱根西麓三島野菜は旨みと甘みが凝縮!

まずはクルディテ。野菜そのもののおいしさを味わえるサラダのようなものです。

その時々の旬の野菜が使われるのですが、取材時はキャロットラペや小松菜のカソナード(フランスのお砂糖)和えなど全7種!少しずつ色々な物をいただけます。

フレッシュな野菜たちはやさしくて繊細な味で、色鮮やかな見た目も美しくて目からも味わうことができました。

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パンのおかわりは自由です♪

同じ三島市で店を構える「KoKaRa Bakery」の、焙煎微粉砕ふすまを使用した低糖質パンが付きます。

食べてみると、香りと風味がとても豊かな味わい。外側はパリッと、中身はしっとりしていて、冷めてもおいしくいただくことができました。

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どれから手をつけようか迷っちゃう!

店には年配の方も多く訪れるそうで、和食の要素も取り入れたメニューも提供しています。この日のオードブルには、鯖の南蛮漬けがラインナップされていました。

すべておいしかったのですが、特に生ハムと三島産のスモモの組み合わせは最高!生ハムの塩味と、スモモの酸味のバランスが抜群です。

オードブルも一つひとつの量は抑えられ、たくさんの種類を味わえるのが嬉しい♪

お待ちかねのメイン料理は魚も肉も欲張りに!

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湧水と川の恵みで育った富士山サーモンは逸品!

この日の魚料理は富士山サーモンのポワレ。パリッとジューシーに焼かれたサーモンは、絶妙な火の通し加減!これぞプロの技だと感動してしまいます。

ツルムラサキやセルバチコ、静岡県産とうもろこし「甘甘娘」など、たくさんの野菜も彩り豊かで素敵。これらの野菜はいつもなら料理の引き立て役になるはずですが、そのおいしさからメイン級の存在感を放っていました。

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初夏にぴったりの爽やかな一品!

この日の肉料理は豚ヒレ肉のポワレ。鮮やかな緑を添えるのは、箱根西麓三島野菜のクレソンです。肉の脂が、さっぱりとしたクレソンで中和されることで生まれる相乗効果は絶品!

プチプチの枝豆と、カリカリのナッツの食感も合わさって楽しい一皿でした。

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「ヤマツ葉しょうが」ジャムはすっきり爽やか!

デザートで締めくくり。この日はクリームブリュレ、セロリのコンポート添えの桃のキャラメリゼ、バニラアイスでした。

注目してほしいのがバニラアイスの上のジャム。これは三島ブランド「ヤマツ葉しょうが」の、味は良いのに見た目の問題から捨てられてしまう部分を使って作られています。

「ハートフルダイニング おんふらんす」が取り組む、フードロス削減への活動を身近に感じることができました。

ここでしか味わえない“三島フレンチ”をいただこう

箱根西麓三島野菜をふんだんに使用し、地域に根付いたフレンチレストラン「ハートフルダイニング おんふらんす」。「三島の良さをおいしい食事から発見してもらえれば」と田中祐子シェフが語ってくれました。

ディナータイムには雰囲気が一変し、本格フレンチをムードある店内で楽しめますよ。絶品の“三島フレンチ”をぜひご賞味あれ。

「ハートフルダイニング おんふらんす」へのアクセス

  • 【住所】静岡県三島市一番町11-4 ホテル昭明館2F

    【営業時間】ランチ/11:00〜14:00 ディナー/17:00〜21:00

    【定休日】日・月曜日 朝食(ホテルのお客さまのみ)は定休日も営業

    【駐車場】なし(近隣の有料駐車場を利用。提携駐車場あり)

    【公式サイト】https://www.mishima-french.com

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

新井夏海

新井夏海

神奈川県横浜市出身。静岡県の大学に進学し海洋学を学ぶ。卒業後は地元で海系旅行誌を発刊する出版社の編集ライターを経験。“自然のそばで暮らしたい”という思いから静岡に戻りフリーライターへ。現地の魅力を取材・執筆しながら、趣味の旅行、マリンスポーツ、キャンプ、車中泊旅を楽しむ。