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金月そば 読谷本店|沖縄県産小麦を配合した麺&奥深スープが絶品。強烈な印象を残す沖縄そば

読谷村|【更新日】2024年7月25日

金月そば 読谷本店|沖縄県産小麦を配合した麺&奥深スープが絶品。強烈な印象を残す沖縄そば

沖縄に来たらマストで食べておきたい大本命グルメといえば、沖縄そば!

読谷村(よみたんそん)にある「金月(きんちち)そば」は、噛むほどに魅了される自家製麺、芳醇なスープが評判を呼び、続々とファンを増やし続けている沖縄そばの名店です。

旅先でのランチをどうしようかとリサーチ中の方、必見ですよ!

目次

他とは一線を画す、チャレンジングな姿勢が光る人気店

木のぬくもりあふれる空間で、のんびりと食事を愉しんで

金月そば_沖縄_外観

「金月(きんちち)そば」という可愛らしい響きの店名は、オーナーの金城 太生郎(きんじょう たきろう)さんと愛犬・ちちの名前を足した造語から付けたもの。沖縄の方言で「ちち」は「月」を意味します。

金城さんがスタッフと共に大切にしているのが、「ここのそばを食べた人の“あちゃーぬくんち(明日の力)”になるように」というスローガン。食を通してみんなに元気を届けたいという温かな想いが込められています。

金月そば_沖縄_店内

厨房を囲むカウンター席、座敷席、テーブル席を用意

連日、オープンと同時に、観光客、地元客を問わずたくさんのお客が入店する「金月そば」。お昼時ともなると、順番待ちリストに名前を記入した人が周辺で待機する姿が見られることも。事前予約は受けていませんが、混雑状況が気になる方は、来店前に電話で確認するといいでしょう。

金月そば_沖縄_器

やちむん(焼物)の里・読谷村らしさも感じられる空間

オーダーした品を待っている間は、個性的なマカイ(お椀)が目を楽しませてくれますよ。

これらは、やちむん好きの金城さんが「陶器工房 壹(いち)」をはじめ、さまざまな作家さんが手がけた作品を集めたものなのだといいます。

希少な沖縄県産小麦の風味を最大限に感じられる、渾身の一杯

唯一無二の自家製麺、素材の旨みが重なり合う上品なスープに感動!

金月そば_沖縄

化学調味料不使用。丁寧な仕事が伝わる名物そば

おすすめはもちろん、店名を冠した「金月そば」。

器の奥にある麺まで見える澄んだスープには、薄削りや荒削りの鰹で出汁をとった後に追い鰹を順次追加し、鰹節だけでも5種類を使用。さらに、さば、煮干し、トビウオと、全8種の魚節が投入されています。

これらの素材は、余分な酸味が出てしまわないように、沸騰させずに低温でじっくり旨みを抽出。蓮華ですくって口に含むと、スッキリしながらも奥深い味わいが、身体の芯まで染み渡っていきます。

金月そば_沖縄_箸上げ

県産ブランド小麦の香りが漂う麺が特長

さらに、「金月そば」の名を一気に押し上げたといっても過言ではないのが、モチモチとした自家製の生麺!

麺の表面に見える茶色の点々の正体は、「沖縄小麦・島麦かなさん」の外皮部分を製粉したブラン粉(ふすま粉)。「沖縄県麦生産組合」の副会長も務める金城さんは、「次の世代に安心できる小麦を」「沖縄の食料自給率を高めたい」という目標に向かって奔走しているとか。無農薬、無化学肥料で栽培する県産小麦は、元々数が少なく他店にも卸しているため、まだまだ希少な存在です。現在金月そばで使われる麺には、熊本産の小麦を主原料に沖縄小麦を季節ごとに配合を変えながら提供しています。

また、「金月そば」の麺をよ〜く見ると、スープと絡みやすくするために中央に溝が入っており、美味しさへの追求は隅々まで抜かりなし!

麺の上には、細切りの生しょうが、ふっくらとした厚揚げが。とろとろに仕上げた軟骨ソーキは、テーブルへ運ぶ直前に肉汁につけ、バーナーでこんがりと焦げ目をつけて提供。

こだわりのスープを堪能してほしいと、敢えて別皿で提供しているそう。出汁と麺の旨みをしっかり感じたいなら、そのまま別々に味わうのがおすすめです♪

沖縄ツウも一食の価値アリ! ヤミツキ確実の変わり種メニュー

ゴマの香りふわり。見るからに濃厚なスープが食欲をそそる!

金月そば_沖縄_坦々そば

スープと器のコントラストが美しい「坦々そば」

「もうオーソドックスな沖縄そばは食べ尽くした!」という“すばじょーぐー(沖縄そば好き)”の方は、「坦々そば」をどうぞ。

金月そば_沖縄

啜り心地なめらかな中細のストレート麺を使用

「坦々そば」には、「金月そば」とはまた違う種類の中細ストレート麺を使用。つるつるとした喉越しで、これがまたスープとよく絡む〜!

金月そば_沖縄

厨房から食欲をそそる香りが…。もうたまりません!

スープには、練りごまと炒りごま、擦りごまなどを混ぜた濃厚なタレに、先ほど紹介した「金月そば」の天然黄金出汁をプラスしています。

金月そば_沖縄_坦々そば

作り手のたゆまぬ探究心が生みだした進化系沖縄そば!

ついに現れたのが、⻘菜の青やラー油の赤が映える、目にも鮮やかな逸品。朱の器もそばの味を引き立てているようです。

いつもは「金月そば」一筋の私は、初のご対麺♪ 熱々をフゥフゥしながら、途中で店長さんに感想を言うのも忘れ(笑)、一気に食べ切ってしまいました!ホロホロの細切れ三枚肉、白ネギや生姜などでつくるラー油までもがオリジナルで、旨辛クリーミーな味がなんとまぁクセになること!パンチがあるスープは外国人にも好評で、中には「金月そば」と2種類をいっぺんに完食してしまう方もいらっしゃるとか。

それでも、まだまだイケるぞ!という方は、「くずれ三枚肉のまぜまぜご飯」も頼んでみて。細かくカットした三枚肉、オリジナルの肉汁と醤油を合わせて煮詰めたタレ、香味油を直接ご飯にかけて混ぜ込んだひと品は、お供に最高です♪

アナタは何派? 季節・店舗限定メニューあり…と、飽きることナシ!

金月そば_沖縄

ここ読谷本店を含み、恩納店、国際通りむつみ食堂店、Gala青い海店と、県内各地で現在4店舗を展開する「金月そば」。各店それぞれに個性やメニューが異なるので、全店舗制覇を目指すのも楽しそうですね♪

読谷本店では、暑い日に食べたい「冷やし豆乳坦々そば」、地元・読谷のおばぁたちから分けてもらった「そら豆味噌」でつくる、黒いスープが印象的な「そら豆味噌野菜そば」など、常連客に隠れた人気がある季節限定メニューも登場します。

また、金城さんの「いつかは全店舗で県産小麦100パーセントの麺を!」という夢への挑戦も、もちろん継続中!同村内で2022年からオープンしているGala青い海店」では、他の店舗に先駆けて、100パーセント県産小麦の麺を使った「地粉そば」を通常メニューとして用意しています。読谷本店では不定期で出合えることもあるそうなので、ぜひこちらも味わってみたいものですね♪

金月そば_沖縄_チップス

ほんのり塩味。ポリポリと手が止まらない素朴なおやつ

取材と食事を終え、大満足でお店を後にする際には、オリジナルの“凹麺”を揚げた「金月そばの沖縄そばチップス(塩味)」も発見。宿での晩酌タイムやお土産にいかがでしょうか?

さらに、冷凍そばセットも店頭や公式サイトで注文できるとのこと。すっかり「金月そば」の虜になった貴方も、自宅でも旅の思い出の味を堪能できますよ。

「金月そば(きんちちそば) 読谷本店」へのアクセス・基本情報

  • 【住所】沖縄県中頭郡読谷村喜名201

    【問い合わせ(電話番号)】098-958-5896 ‬‬

    【営業時間】11時~16時(売り切れ次第終了)

    【定休日】なし ※不定休あり(来店前に公式SNSをご確認ください)

    【駐車場】あり(「道の駅 喜名番所」駐車場利用可) 

    【公式サイト】https://kintitisoba.com/

    【公式SNS】Instagram:@kintitisoba‬

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイト・SNSをご確認ください。