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360度見渡せる「十国峠」では富士山も!静岡らしい景色を堪能しよう

函南町|【更新日】2024年5月23日

360度見渡せる「十国峠」では富士山も!静岡らしい景色を堪能しよう

ドーンと構える富士山を望める場所、十国峠(じゅっこくとうげ)。ケーブルカーで山頂までアクセスすると、目を見張るほどの絶景がお出迎えしてくれます。

“静岡らしさ”を目から味わうのなら、ぜひ行ってみてほしいスポットです。今回実際に行ってきた様子を紹介していきます。

目次

十国峠ってこんなところ!

静岡らしい絶景を望める十国峠

十国峠1

十国峠の文字を象った巨大メインモニュメント。バックには富士山も。ぜひこの場所で記念撮影を!

十国峠は箱根と熱海の中間に位置する峠です。

昔の国名で伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房の十の国が見渡せたことから「十国峠」と名付けられました。

2016年には国の登録記念物にも指定されています。

ケーブルカーに乗って非日常を味わおう

十国峠2

森の駅箱根十国峠2階にある「十国峠 山麓駅」からケーブルカーに乗車します

山頂までは「パノラマケーブルカー」を使ってアクセスします。午前9時から午後17時まで15分間隔で運行していて、便数も多いので便利ですよ。

ケーブルカー内はワンちゃんの同伴もできます(飼い主の膝上またはリード着用)。愛犬と楽しめるのも嬉しいですね!

森の駅が併設していて駐車場のある「十国峠 山麓駅」と山頂の「十国峠 山頂駅」までは約3分間の旅。山頂目掛けてぐんぐん登っていく時間と共に、期待度も上昇していきます!

四方をどこまでも見渡せる山頂に到着!

十国峠3

広い空、富士山をはじめとした山々、海に囲まれながら思い切り深呼吸してみるのがおすすめ!

山頂に到着して外へ出てみると……思わずため息が出る絶景が広がっていました。取材時は2月。寒さの厳しい時期ですが、一年のなかで最も空気が澄んだ時期です。

取材時もお天気に恵まれ、雪化粧をした富士山に日本一深い湾の駿河湾、千葉の房総半島、横浜の街並み、東京のスカイツリーと遠く離れた場所まで見渡すことができました。

富士山ってやっぱり偉大ですね。自然のパワーを感じながら、思わずグーンと背伸びしたくなる場所です。

気持ち良い景色に囲まれて、どんな過ごし方をする?

新たにオープンしたPANORAMA TERRACE 1059

十国峠4

ハンモック付きのデッキからは寝転びながら景色を見渡せます。眼下には駿河湾と初島が!

2022年の山の日(8月11日)に十国峠は大幅リニューアルを行い、さらに魅力的なスポットになりました。

360度の絶景パノラマが楽しめる展望テラス「PANORAMA TERRACE 1059」も新しくなったものの一つです。

階段を数段登ってさらに高い所から辺りを見渡せるハンモック付きデッキや、十の国の方角を指す矢印モニュメント、のんびり過ごせるベンチなどフォトスポットがたくさん!

思い思いの過ごし方をしてみてくださいね。

開雲と開運をかけたテンゴク神社

十国峠5

テンゴク神社。長めの良い山頂では、そこにいるだけでご利益を感じます

山頂のガラス張りの建物1階には「テンゴク神社」もありました。

十国(テンゴク)の空にかかる雲が開けたときに天空の絶景が望めます。雲が開く開雲を開運とかけて、開運の象徴とされている神社です。

雲の形をした絵馬に願いを込めて。山頂から開運を願いましょう。

TENGOKU CAFÉも新たにオープン!

絶景の特等席でこだわりのスイーツ・ドリンクをいただこう

十国峠6

広々とした店内席もあるのでひとやすみするのに最適です

富士山や天空をモチーフにしたこだわりメニューが並ぶ「TENGOKU CAFÉ」も、リニューアルに合わせてオープンしました。

地産地消食材をふんだんに使ったこだわりのスイーツやドリンクが並びます。絶景の特等席で味わえばおいしさも倍増です。

カフェの利用者だけが入ることができるテラス席からの景色もおすすめですよ。

今回は峠チュロスを実食してみました!

十国峠7

外はカリッと、中はモチっとおいしい峠チュロス

静岡茶を使用したモンブランや、地元産の丹那牛乳を使用したソフトクリームなど多彩なメニューの中から、今回は“峠”の文字をあしらった「峠チュロス」をいただきました。

某有名人がSNSに投稿したことで一躍有名になったそうです。

TENGOKU CAFÉのロゴマークと一緒に撮影するのが人気とのことですが、味もしっかりおいしくて大満足! 散策のお供にいかがでしょうか。

最後まで余すことなく楽しむコンテンツを見逃さないで

宿泊者だけが見ることができる素敵な景色を独り占め

十国峠7

宿泊エリアは隔離された場所にあるので、喧騒から離れて贅沢な時間を過ごせます

山頂にはグランピング施設「THE GLAMPING」も併設しています。全14棟(内2棟はサウナ付き)で、1棟の定員は4名です。愛犬と一緒に泊まることができる棟もあります。

ロマンチックな夜景もですが、なんと言っても一度の宿泊で朝日も夕日も同時に楽しめるのが醍醐味! 山頂に宿泊するからこその特権ですね。

十国峠の思い出と共に静岡の名産品をお土産に!

十国峠8

静岡と言ったら静岡茶に桜えび、しらす、うなぎ、わさび、静岡おでん、富士宮やきそば……。お土産選びも迷ってしまいます

山頂をしっかり堪能したら、ケーブルカーに乗って駐車場まで戻ってきます。ケーブルカーの乗り降り場となっているのが「森の駅箱根十国峠」です。

静岡らしい商品を多数取り揃えているので、お土産で購入して帰るのを忘れずに! 最後まで十国峠を楽しみましょう。

スタッフが語る十国峠をもっと楽しむ方法とは?

最後に、十国峠の広報スタッフ神田さんに、十国峠でのおすすめの過ごし方を聞いてみました。

「空が青く晴れているときももちろん良いですが、夕日が沈む時間帯が個人的には好きです。辺り一面と富士山がオレンジ色に染まる温かな景色に癒されます」

と教えてくれました。静岡らしい絶景に出会いに、行ってみてくださいね!

十国峠へのアクセス

  • 【住所】 静岡県田方郡函南町桑原(十国峠山麓駅)

    【駐車場】 大型車22台/乗用車320台(無料)

    【ケーブルカー営業時間】 9:00~17:00

    【定休日】 なし(強風・雷等天候不順の場合は安全のため運休する可能性あり)

    【公式サイト】 https://www.jukkoku-cable.jp

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

新井夏海

新井夏海

神奈川県横浜市出身。静岡県の大学に進学し海洋学を学ぶ。卒業後は地元で海系旅行誌を発刊する出版社の編集ライターを経験。“自然のそばで暮らしたい”という思いから静岡に戻りフリーライターへ。現地の魅力を取材・執筆しながら、趣味の旅行、マリンスポーツ、キャンプ、車中泊旅を楽しむ。