三浦の海の中をお散歩!にじいろさかな号で海中観光に出発しよう
三浦市|【更新日】2024年5月23日

温暖で穏やかな神奈川県三浦市の海。気軽に海の中の景色を楽しめる水中観光船「にじいろさかな号」なら、服も荷物もそのままで、海の魚たちに出会えますよ。
窓越しに気ままに泳ぐ魚の姿は愛らしく、より海を身近に感じられます。三浦市・三崎の海の中へお出かけしてみませんか。
目次
お手軽に海中散歩!三崎港発・にじいろさかな号
鮮やかな黄色の船体が目を引くにじいろさかな号
マグロの水揚げで有名な三崎港。首都圏からも電車で約90分ほどと日帰り観光にぴったりのエリアです。
三崎港には、三浦の魚介と野菜が集まる「うらりマルシェ」があり、その敷地から「にじいろさかな号」に乗船することができます。
にじいろさかな号はなんと船底に海の中をのぞける窓が付いた水中観光船。
水着もタオルも必要なく、一年中海の中の景色を楽しめる特別な船なんです。
海風が気持ちいい甲板。レトロな鐘の音ともにいざ出港!
カンカンカーンという響きと共に出発
甲板から眺める青い海にテンションがあがる!
早速うらりマルシェの1階でチケットを購入し、にじいろさかな号に乗船してみました。
出航の10分前にうらりマルシェの乗船所に集合します。黄色い船体に、赤い柵と座席が鮮やかなコントラスト。
甲板は壁や窓がなく、手すりのみで潮風が吹き抜けていきます。手荷物は風で飛ばされないように注意しましょう。
レトロな鐘の音が鳴り響けば、約40分の船旅にいよいよ出航です。
走り出した船を追ってくるカモメにえさやり
潮風のなか自在に飛ぶカモメたちがかわいい♡
出発すると、たくさんのユリカモメたちが船を追ってきました。船内では乗船客がカモメのえさを買うことができます。
早速買って、海に向かって投げるとパタパタと羽ばたきながら見事にキャッチ。船員さんが「持ってると食べにくるよ」と教えてくれ、指に持ったまま差し出すと、すぽっと引き抜いて食べていきました!
瞳のつぶらなユリカモメ。頭部の色が冬は白、夏は黒くなります。
魚のいる特別なスポットへ。果たして魚は……
船底にはたくさんの窓が。宇宙船のような不思議な空間
明るいグリーンの海がのぞく窓に期待が高まる
出航から10分ほどで、魚が見られるポイントに到着します。船員さんの案内で、細い階段を降りて船の底へ。大きな窓が並ぶまるで宇宙船のような空間です。
窓から見えるのはもちろん、海の中。二列に低いグレーのベンチが並んでおり、そこに腰かけて水中を観察できます。果たして魚はそばまで来てくれるのでしょうか?
たくさんの魚たちが窓のすぐ外を泳いでいく!
窓の外は魚がいっぱい!まるで天然の水族館
船がエンジンを切ると、たくさんの魚たちが窓の外に集まってきました! エメラルドグリーンの水中をすいすいと自由に泳ぎ回っています。
にじいろさかな号が停泊するポイントは、水深6mの浅瀬の岩に海藻のカジメが生えており、魚たちの生息地になっているのだとか。
地元の漁師さんに頼んで禁漁区域にしてもらっているため獲られる心配がないので、安心して魚たちが船の周りを泳ぎ回ります。
船員の方による丁寧な解説でお魚博士に
ずっと眺めていたくなる魚たちのシルエット
「大きくて黒いのはメジナという魚です。冬に美味しいお魚なんですよ」と船員さんが窓の外の魚について詳しく解説してくれます。
編集部が訪れた日に見えたのは、メジナ、クロダイ、クサフグ、スズメダイなど。名前や生態を教えてもらうとちょっとしたお魚博士気分になれました。
ほかにもメバル、スズキ、カンパチなどが現れる日もあるそうです。冬の晴れた日は、水が澄んでよりくっきりと見えます。
船上からの魚のえさやり体験もできる
落ちたえさに一気に群がってくる魚たち!
船底の観察のあとは船上に戻り、魚にえさやり体験も。船員さんに教えてもらいながら、バケツに入ったえさをお玉ですくって海面に落としてみます。
バシャバシャ!と波音を立てて魚たちがえさを食べてくれました。
一瞬なので魚の姿を写すのは難しいですが、活き活きとえさに群がる魚の姿に思わず歓声があがります。
にじいろさかな号に乗って三浦の海の中をのぞいてみよう
三浦の海の中を気軽に覗くことができるにじいろさかな号。悠々と泳ぐ魚たちの姿から、自然の偉大さが感じられます。
往復の航路では、城ヶ島大橋などダイナミックな景色のみどころも。
三崎口を訪れた際には、ぜひ、にじいろさかな号に乗って海を身近に感じてみてくださいね。
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にじいろさかな号へのアクセス
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【住所】神奈川県三浦市三崎5丁目3
【営業時間】チケット販売:午前9:00~
出航時刻:9:20/10:10/11:00/12:40/13:30/14:20/15:10/※16:00(臨時便)【駐車場】有(うらりマルシェ)
最初の1時間 240 円(以後30 分毎 120 円)
入庫後12 時間最大700 円(以後1 時間毎 240 円)【公式サイト】https://www.umigyo.co.jp/nijiiro.html
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。