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幻想的な世界を体験「流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム」で過ごす癒し時間

千葉県|【更新日】2024年4月8日

幻想的な世界を体験「流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム」で過ごす癒し時間

2度と同じ模様は見られないという万華鏡。大人になってから最後に万華鏡を覗いたのはいつですか?

今回は流山に小さな博物館「流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム」を取材しました。

美しくも儚い世界を心ゆくまで堪能できる、素敵な博物館をご紹介します。

目次

小さな博物館「流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム」

見たこともない万華鏡に出会える場所

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム外観

趣きある佇まいが心くすぐる。

明治前後の面影が残る流山本町に、全国的にも珍しいミュージアムがあると聞いて、訪ねてみました。

万華鏡をテーマにしたギャラリー兼ミュージアムで、希少な万華鏡が複数展示されています。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム中里保子さんについて

中里保子さんのこと初めて知った…!

ミュージアムでは流山在住の万華鏡作家・中里保子さんの作品を始め、中里さんとご縁のある作家さんの作品も展示しています。

万華鏡というと子どもの頃遊び程度にのぞいていた位、何十年ぶりだろうと期待に胸が膨らみます。

国の有形文化財「寺田園茶舗」が目的地

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム入口

寺田家はお茶屋さんだったんだね。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムのある建物は、国の有形文化財としても登録されている古民家。

明治30年代から昭和38年頃まで、寺田家営む寺田園茶舗として使用されていた歴史的価値のある建物です。

万華鏡は無限大!作品の数だけ広がる世界観

2024年3月5日からは1階が展示スペースに

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムロゴ

今度来るときは1階!覚えておこう。

訪れた時は、2階が展示スペースとなっており、1階部分にはカフェが入っていました。

2024年3月5日(火)からは、入ってすぐの1階部分が万華鏡のギャラリー&ミュージアムとなります。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムのフロア

初めて見る光景にワクワクが高まる。

いざ内部へ入ってみると、初めて見る形の万華鏡がたくさんあり、光に照らされキラキラと輝いていました。

展示スペースはワンフロアですが、万華鏡の中は無限大。部屋の大きさはあまり関係ありません。

見どころは巨大な万華鏡「カレイドキューブ」

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム カレイドスコープ全景

こ、これも万華鏡…?!

展示スペースに入ってすぐ1番目を引いたのは、大きくて不思議な形をしたオブジェのようなもの。

実はこれも歴とした万華鏡で、アメリカの万華鏡作家ドン・ドークの「カレイドスコープ」という作品です。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム カレイドスコープの中

なんだか吸い込まれそう…。

「カレイドスコープ」は、巧みな技術と緻密な計算の元作られた、世界にたった1台という希少な万華鏡です。

上から覗くと平面的ですが、写真に撮ると立方体が浮かび上がっている様に見える不思議な作りをしています。

日本情緒を五感で楽しむ万華鏡「秋草」

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム 万華鏡・秋草

日本らしさに安心感を覚える。

巨大な万華鏡の並びにしっぽりとあったのが、和を感じる繊細なデザインの万華鏡「秋草」です。

中里保子さん作で、見る・聞く・触れるなど日本人の感覚に訴えかけるように作られた奥深い作品です。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム 秋草の背面

日本の芸術って本当に美しいなぁ…。

裏面にも秋を感じる草花の透かし模様が入り、灯りに照らされ黄金色に輝いていました。

側面のダイアルを回し中を覗くと、カラカラと虫の音のような音と共に、優美な世界が次々に現れるのでした。

ガラスやコルク、廃材で作った万華鏡「Cheers!」

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム 万華鏡・cheers

万華鏡のカタチって自由なんだね。

ワイングラスのような形をした作品は、コルクやガラスの切れ端を利用して作った万華鏡。

こちらも中里保子さん作で、捨てられずに取ってあった廃材を生かしたいと思い、制作されたのだそうです。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム cheersの底面

底面の装飾も美しい。

この作品を制作し始めた2021年は、世界中に新型コロナが大流行し、社会が疲弊している真っ只中。

この万華鏡には、沈みがちな世の中に少しでも明るい息吹をとの願いも込められているのだそうですよ。

お気に入りの万華鏡が手に入る楽しさも

展示されている万華鏡の一部は購入可能

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム 購入できる万華鏡

今度誰かにプレゼントしようかな。

展示されている万華鏡で、値札のついているものは、どれも購入することができるのだそう。

自分用に買うのはもちろんのこと、「お見舞いに」と買っていかれる方もいるのだとか。

小さなお子さんに人気の可愛らしい万華鏡も

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム お土産コーナー

手作りキットは、夏休みの自由研究にもいいね。

入口付近には、ちょっとした万華鏡グッズが買えるお土産コーナーも設置されていました。

自分で万華鏡を作るキットなどもあり、見に来た子ども達もよく購入していくのだそうですよ。

時の大切さを教えてくれる、素敵なミュージアム

大人になってから何十年ぶりかに見た万華鏡の世界は、ゆっくりと時を過ごす大切さを教えてくれました。

時にはゆっくりと万華鏡を覗く時間があるような暮らし方ができたら、毎日はもっと豊かになるのかもしれません。

心休まる時間が欲しくなったら、流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムへぜひ足を運んでみてくださいね。

流山万華鏡ギャラリー&ミュージアムへのアクセス

  • 【住所】千葉県流山市流山2-101-1

    【アクセス】流鉄流山線「流山駅」より徒歩約7分

    【電話】04-7190-5100

    【開館時間】10:00~17:00

    【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始

    【入館料】無料

    【駐車場】なし、近隣のパーキングを利用

    【公式サイト】https://nagareyama-td.com/misegura/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

金城ともみ

金城ともみ

千葉県在住。ライター。子どもの頃からおでかけや旅番組が大好き。大人になっても変わらず、観光情報や地図ばかり眺めていたら、いつの間にかお仕事も観光系を主軸とするライターになっていました。おでかけの楽しさを共有できたら幸せです。