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一目惚れ多発!独創的でポップな「一翠窯」の器を、センスが光る沖縄土産に

読谷村|【更新日】2024年3月25日

一目惚れ多発!独創的でポップな「一翠窯」の器を、センスが光る沖縄土産に

近年、沖縄の定番土産というイメージが定着し、県内外を問わず人気を集めている「やちむん(焼き物)」。数多くの陶房が点在する読谷村(よみたんそん)では、一期一会の出合いを求めて、のんびり“やちむん巡り”を満喫できますよ。

今回訪れたのは、村内の長浜(ながはま)エリアに静かに佇む「一翠窯(いっすいがま)」。陶芸作家の高畑伸也さんとのゆるっとした会話を楽しみつつ、その魅力をご紹介します♪

目次

のどかな島時間が流れる読谷村へ

県内有数のやちむん(焼物)の産地にある窯元

一翠窯_沖縄

どこか隠れ家めいた雰囲気で佇む、工房兼ショップ

読谷村の長浜海岸沿いから小道に入り、看板を頼りに進んでいくと現れる「一翠窯(いっすいがま)」。

白いコンテナの建物は、「中にはどんな空間が…?」と高揚感を掻き立てられますね。ドキドキしながら、お店の扉を開きます。

どこから見ようか迷っちゃう!アイテム数豊富な店内

一翠窯_沖縄

入り口付近のスペースには、お皿を中心にディスプレイ

中に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、棚いっぱいに並んだ個性的な器たち!

気になるものがあれば一つひとつ手に取ってじっくり吟味しましょう♪

器好きの方には、たまらなく幸せな時間になりますね♡

一翠窯_沖縄

宝探しを楽しむ感覚で、隅から隅まで見て回って♪

奥へ進むと、箸置きなどの小物やコップ、オブジェ作品などもそろっています。

親しいあの人にぴったりなお土産を想像したり、新しい生活をスタートさせるカップルで選び合いっこするのも楽しそうです♪

人気&イチオシのお皿をチェック

見たら必ず欲しくなる♡人気の長方皿

一翠窯_沖縄

テーブル上にお皿を並べると、とびきりキュートに♡

「一翠窯」の人気作といえば、カラフル&モダンなデザインが施された長方皿。

どれも一度見ると忘れられないくらいに、心を奪われてしまいます♪

実はこの形、重ねてもコンパクトに収まるので、家庭での使い勝手もGOOD。

器をたくさん所有するコレクターにとっても、すっきり収納できるのは嬉しいポイントですね。

一翠窯_沖縄

気分が上がるお皿に、貴方なら何を盛り付けますか?

写真中央右上の「ストライプ」は、工房を立ち上げた初期から人気があるシリーズのひとつ。

やちむんの伝統的な色(青、緑、茶、赤)を組み合わせた軽やかなタッチの線が、ポジティブなエネルギーを与えてくれますよ♪

高畑さんにおすすめの使い方を尋ねると、「その人の自由に使ってくれたらいいんですよ」と、大らかな答えが返ってきました(笑)。

出番が多くなること必至!ある仕掛けが隠れた丸皿

一翠窯_沖縄

取材中一瞬で釘付けになったのが、この丸皿シリーズ

さらに注目なのが、高畑さん自身もお気に入りと話す新作の丸皿。

ひとつの器の中に、貝殻やサンゴを置いてみたり、海の砂をばら撒いたり…と、いろいろな質感の素材が使われているのだとか。

人によって見え方も全然違うものになりそうで、とても不思議な存在感を放っています。

一翠窯_沖縄

ガラスの酒瓶が溶け出した色と聞いてビックリ!

ジンのブランド「ボンベイ・サファイア」の空き瓶からは、こんなにも美しいブルーのグラデーションが生まれるのだそう!

ちなみに中身は、高畑さんが美味しくいただいたそうな♪

一翠窯_沖縄

こちらの器の魅力、これだけではないそうで…⁉︎

「素敵なお皿…♡」と見惚れていると、「実は、両側使えるんですよ」と高畑さん。

そう。このシリーズ、リバーシブル仕様になっているんです!

そこで、先ほどと同じ3枚をくるっと返してみると…。

これまた、味わい深いお顔立ちではありませんか!

表と裏で使い分けができるので、盛り付けのイマジネーションがさらに膨らみそうです♪

同じ人が作ったと思えない⁉︎ 幅広い表現に感服!

一翠窯_沖縄

カッコイイ系の器は、何をのせてもセンスよくキマる!

落ち着いた風合いのお皿は、どんな空間にも自然と馴染んでくれること間違いなし。

愛着のある器を持っていれば、料理欲まで湧いてきます!

お皿以外のアイテムも隈なく探索すべし!

オブジェで、部屋にアクセントをプラスするも良し

一翠窯_沖縄

中には抽象的なフォルムが目に止まる作品も

店内には、感性を刺激されるアートな作品もありました。

ひと目で気に入って、自宅のインテリアとして購入する方もいらっしゃるそうですよ。

いつもと違ったお土産を探しているなら、ぜひ。

旅の思い出話を肴に「ぐい呑」で乾杯するも良し♪

一翠窯_沖縄

またまた可愛いもの発見。四方八方見逃せません!

サイズ感がちょうどいい「ぐい呑」は、自分用にもちゃっかりゲットして。

沖縄に通うリピーターであれば、毎回少しずつそろえていくのも楽しいかもしれませんね♪

アクセサリーや小物類の“ミニやちむん”にキュン♡

一翠窯_沖縄

乙女心がときめく♡「やちむんピアス」

シーンを選ばず、耳元をさりげなく彩ってくれる小ぶりのピアスは、おしゃれ上級者の友人にもきっと喜んでもらえることでしょう♡

やちむんの温かみのある雰囲気が、身につける人の魅力を一層引き立ててくれますよ。

一翠窯_沖縄

「箸置き」は長く愛用できる&お財布にもやさしくて◎

「箸置き」は、可愛い!お手ごろ!たくさん買っても荷物としてかさばらない!…と、良いことづくしのお土産に♪

せっかくなら、家族みんなの分を選んでみてはいかがでしょう?

工房のこれまでの歩み、作陶中のエピソードにほっこり

改めて感じる、やちむん&沖縄の魅力とは…?

一翠窯_沖縄

取材時は、特別に工房も見学させていただけることに!

陶芸家を志す前の20代頃は、アジア諸国を旅していたという高畑さん。

ある時ふらっと訪れた焼物の街・壺屋(つぼや)で、「見習い募集」の張り紙を目にしたことが、陶芸の世界に興味が湧くきっかけになったと言います。

その後、改めて沖縄に降り立った際には、「この時点で軽自動車に布団やパソコンを積んでいましたから。住む気になってたんでしょうね〜(笑)」と、当時を振り返ります。

一翠窯_沖縄

窯から出る時、どんな姿になっているのでしょうか

それから人間国宝・金城次郎氏の長男である金城敏男氏の元で研鑽を積み、2005年に「一翠窯」として独立。

工房名の由来については、「言葉の響きがいいなぁって。あとは『一』という漢字も格好よくて好きなんですよ」とのこと。

一翠窯_沖縄

職人さんの手元をのぞくと、絵付けの真っ最中でした

陶芸のどんなところに惹かれたのか質問すると、

「いろんなものって『土に還る』と言われているじゃないですか。そういう土に触ること自体も面白いですし。陶芸の歴史が縄文土器から始まったというのもあって、作陶中、ふと縄文人のことを考えたりなんかもしますね」。

…と、思わずふふっと微笑んでしまうようなお話を聞かせてくれましたよ♪

 

枠に囚われない素敵な器と出合えて、心がほくほく♪

一翠窯_沖縄

年末年始を除いて、原則無休でオープン!

最後に、沖縄の魅力について「いろんなことを受け入れてくれる『懐の深さ』かなぁ〜」と話す高畑さん。

2024年春ごろには建物を改装し、ショップ内と駐車場のスペースが少し広くなるのだとか。

今後もたくさんの作品に出合える機会が増えそうで、楽しみですね♪

なお、ショップで購入した商品に関しては、専用のギフトボックスなどは用意しておらず、お持ち帰り価格ということで簡易包装でお渡ししているそう。

希望があれば実費着払いにて郵送も可能とのことですよ。

公式SNSでは新作の情報(ネーミング募集があることも⁈)などを発信しているので、さっそくチェックしておきましょう♪

「一翠窯(いっすいがま)」へのアクセス・基本情報

  • 【住所】沖縄県中頭郡読谷村字長浜18番

    【問い合わせ(電話番号)】098-958-0739

    【営業時間】9時~17時

    【定休日】なし(年末年始は休み)

    【駐車場】3台 ※2024年春頃から2台分増設予定(全5台駐車可)

    【公式サイト】https://touki.biz/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。