知る人ぞ知る!川崎の梅見スポット「御幸公園」市街地近くで静かに梅を鑑賞
川崎市|【更新日】2024年3月25日

神奈川県川崎市は多くの人が住み賑わう地域ですが、実は自然を感じられるスポットもたくさん。
幸区には、地名の由来とも言われる「御幸公園」があり、かつての梅の名所を復興する取り組みが行われています。
梅見や散策にオススメの公園の様子を紹介します。
目次
川崎市幸区はかつて梅の名所だった!地名の由来にも
天皇が訪れていたほどの見事な梅林
きりりと立つ記念碑が印象的です
川崎市幸(さいわい)区、国道1号線沿いにある「御幸(みゆき)公園」。かつて幸区小向地域は梅の名所であり、明治天皇が行幸されるほど見事だったそうです。
その出来事から一帯が「御幸村」と名付けられ、今の「幸区」の地名の由来となったのだとか。公園には明治天皇行幸の記念碑が立ち、そばにある看板に史実が記されています。
梅の名所として復活を目指す取り組みがスタート
大きなビルなどを背景に咲き誇る梅たち
やがて周辺地域の開発が進み、梅林の面影もまばらになってしまいました。そこで平成28年、川崎市は市制100周年に向けて「御幸公園梅香(うめかおる)事業」をスタート。
植樹による梅林の復活、イベントの開催など、再びこの地域で梅を楽しめるようさまざまな取り組みが行われています。
川崎の市街地でゆったり梅を眺められる御幸公園
20種類以上の紅白の梅が競演
看板を見ながらお気に入りの品種を見つけてみよう
御幸公園で植樹が進められ、2024年現在は25種類・232本もの梅の木が並んでいます。真っ白な花を咲かせる「白加賀」、ほんのり色づく「豊後」、キリッとした赤色の「鹿児島紅」など、時期を少しずつずらしながら咲き誇ります。
毎年2月の最盛期には観梅会も開催
2月26日撮影。透き通る青空に紅白が映えます
梅の見頃となる例年2月頃には「観梅会」を開催。期間中は保護策の一部が解放され、より間近に梅を見ることができます。
2024年は2月17日〜25日に開催され、17日には音楽や工芸体験などが楽しめるイベントも行われました。
現地発信!おすすめホテル・旅館は こちら
地域の憩いの場として親しまれる御幸公園
芝生広場やタコ型すべり台で遊ぼう
遊具を目指してやってくる親子の姿もありました
御幸公園は梅林エリアの他にも野球場、芝生広場、遊具コーナーがあり、地域の人々がお散歩などに訪れていました。
特徴的な形・鮮やかな色が印象的なタコ型すべり台は子供達に人気です。
多摩川の河川敷が間近にあり運動にもおすすめ
ジョギングなども気持ち良さそうな道
公園のすぐそばには多摩川があり、川沿いの道路にのぼると開放的な景色が広がっています。
ゴルフの練習場、飲み物を買ったり休憩したりできる「多摩川交流センター」なども近くにありました。広々としたロケーションで体を動かしたいときに、あわせて訪れてはいかがでしょうか。
川崎の歴史も感じる新名所・御幸公園の梅を見に行こう
知る人ぞ知る梅の名所・御幸公園を紹介しました。歴史文化を今につなげる取り組みを応援していきたいですね。ゆったりとした時間を過ごしに、梅見や散策に出かけてみてください。
御幸公園までのアクセス情報
-
【住所】神奈川県川崎市幸区東古市場1
【入園料】無料
【駐車場】あり
※台数に限りがあるため公共交通機関利用推奨。利用時は御幸公園管理事務所(電話044-511-2612)にお声がけください。【公式サイト】https://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/288-7-12-0-0-0-0-0-0-0.html
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。