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千葉市「ホキ美術館」で体験!日本初の写実絵画専門館が描く、非日常の世界

千葉県|【更新日】2024年4月8日

千葉市「ホキ美術館」で体験!日本初の写実絵画専門館が描く、非日常の世界

見たままを忠実に描く写実絵画の世界。千葉市「ホキ美術館」では、さまざまな作家の写実絵画作品を楽しむことができます。

日本初の写実絵画専門美術館ならではの楽しみ方もありますよ。

美術館ってなんだか敷居が高そう、そう感じる方にもぜひ訪れてほしい素敵なスポットをご紹介します。

目次

はじまりは一枚の絵画。「ホキ美術館」誕生のきっかけ

一枚の絵画と保木将夫氏との出会いからはじまった場所

ホキ美術館の始まりの絵

館内には「ホキ美術館」の創立者、保木将夫さんの心を射止めた一枚の絵画が展示されていました。

作家の森本草介氏の作品「横になるポーズ」との出会いが、写実絵画コレクションのきっかけとなり、そこから美術館開館に至った経緯があるそうです。

描かれた女性からは、血の通っているような肌の質感でありながら、温もりが溢れ出ている優しさを感じました。

作家の個性がキラリ。目で見て感じる写実絵画の魅力

写真と見まごうロブスター

写真とも映像とも違う、絵に込められた作家のパッションを感じられる写実絵画。長い時間をかけ、作家が生み出した作品には不思議なパワーが宿っています。

実際に自分の目で見ると、そのエネルギーに圧倒されるばかり。色使いやタッチに作家の個性がキラリと光っています。

絵画を通じて作家の見ている世界に触れる、そんな素敵な体験ができますよ。

苦難を乗り越えて、今もなお進化するホキ美術館

水害から奇跡の復活。プロの技で生き返った作品たち

ホキ美術館の館内

水害から修復された作品も展示されています

2019年10月の豪雨災害により、建物や作品に大きな被害を受けた「ホキ美術館」。絵画修復師や作家の努力により修復された作品が、訪れる人をふたたび迎えてくれています。

取材時には被害を受けてしまった作品も展示されていましたが、言われなければ修復を施したものとは分からないほどでした。

じっくり絵画を見てみましたが、修復した場所は見つからず、まさに神業そのものです。

LEDスポットの裏側!作品をより一層引き立てるこだわり

LEDスポットライトのこだわり

「ホキ美術館」が作品を引き立てるためにこだわっているのが照明。

天井には無数のLED照明がありますが、実は作品ごとに照明の明るさや数を調整している徹底ぶり。

照明の調整作業が入るため、作品の入れ替えはとても大掛かりなものになるそうです。

作品の持つ最高の状態を引き出すために、展示環境にも妥協しないからこそ、魅力ある写実絵画の世界に引き込まれるのかもしれません。

特別エリアにGO!作家の熱意が光るスペシャルな場所

自分のパッションをすべて捧げて!代表作がここに

特別な雰囲気がただようギャラリー

訪れた人だけが分かる圧倒的な迫力

館内をまわり、地下2階まで降りるとそこは今までのギャラリーとは一変。漆黒の中に作品が浮かび上がり、足を踏み入れた瞬間にドキリとする空間が広がっています。

こちらは2023年11月からスタートした「第五回 私の代表作」の展示スペースです。作家自身が魂を込めて作り上げた作品が飾られています。

ガラスで区切られたスペースは、作家だけの特別な場所。じっくり鑑賞したいスポットです。

作家自身の声が聞ける!イヤフォン必須の鑑賞スペース

イヤホンで作品解説を視聴できるエリア

地下2階は電波が入らないのですが、ギャラリー入口にはFree Wi-Fiの掲示が出ています。こちらはぜひ設定してからの鑑賞を。

作品名と一緒にQRコードがあり、読み込むとなんと作家自身の音声による作品紹介を聴くことができます。スマートフォンから作品解説ページも閲覧できますよ。

ギャラリー内は非常に静かなため、音声視聴をしながら鑑賞するなら、イヤフォン持参がおすすめです。

お気に入りの写実絵画を自宅でも楽しみませんか?

入館してすぐの販売コーナー

お気に入りの絵画を集めてみませんか?

美術館入口に併設されているショップにも、ぜひ立ち寄ってくださいね。

館内で展示されている作品がポストカードになっており、その量は圧巻の一言。お気に入りの作家の作品があれば、ぜひお手元にいかがでしょうか。

ショップで販売されている額縁も、額縁専門店に特注している特別なもの。手に取ると質感の高さがうかがえます。

ポストカードと額縁で、自分だけのギャラリーをつくっても良さそうですね。

ゆったりと「ホキ美術館」で楽しむアートな時間

ロッカーの写真

荷物を預けて身軽に絵画鑑賞を楽しめます

「ホキ美術館」では再入場が可能です。あさイチで入館してゆったり鑑賞したら、併設のレストランでランチ。

その後はまた美術館でのんびりと鑑賞を楽しむ。そんな贅沢な休日を過ごすことができます。

日常の喧騒から離れ、ゆったりとした時間の中で過ごす時間は、心を穏やかにしてくれますよ。

ロッカーもあるので、上着や大きな荷物は預けて身軽に楽しめるのも嬉しいポイントです。

リアルと芸術が交わる写実絵画の世界へようこそ

作家のフィルターごしの世界が楽しめる写実絵画の世界。「ホキ美術館」で時間を忘れて、芸術の世界へ足を踏み入れてみませんか?

自分の目で見るからこそ、作家が絵画に込めたエネルギーを肌で感じることができますよ。

見どころがたくさんあるので、たっぷりと時間をかけてまわってくださいね。

▼あわせて読みたい記事はこちら
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ホキ美術館へのアクセス

  • 【住所】千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15

    【電話】043-205-1500

    【料金】
    一般 1,830円
    65歳以上・高校生・大学生 1,320円
    中学生 910円
    小学生以下 760円

    ※保護者1名につき小学生以下2名まで無料。
    ※支払いは現金、クレジットカード、交通系ICカードが利用可能。
    ※団体料金、障害者手帳をお持ちの方は公式ホームページをご参照ください。

    【営業時間】10:00〜17:30(入館受付は閉館時間の30分前まで)
    ※当日中は、チケットをご提示で再入館可能

    【休館日】火曜日

    【公式サイト】https://www.hoki-museum.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください

ライタープロフィール

こじまちはる

こじまちはる

千葉県出身。学生時代は夜行バスや青春18切符を利用して旅行に。現在は主にLCCを利用して沖縄、北海道へ。生まれ育った千葉県の魅力を伝えるため、県内の観光地を取材。自然や文化財をはじめ、美味しいものがいっぱい、ちーばくんの出身地をご紹介します。