ローカル列車「小湊鉄道」でほっこり旅!房総半島の里山風景を満喫しよう
千葉県|【更新日】2024年3月14日

千葉県市原市の五井駅から夷隅郡大多喜町の上総中野駅間を結ぶ「小湊鉄道」。
市原市周辺の名所を巡ることができる人気のローカル列車です。車窓からの景観はもちろん、昭和の面影を残す駅舎や車両にも心惹かれます。
小湊鉄道に乗り込んで、市原市の自然に触れる旅を満喫しませんか?
目次
市原周辺の名所を巡るローカル旅へ
五井駅を出発し、市原の絶景と名所を巡る
五井駅を始点にローカル線の旅へ!
小湊鉄道は1925年に開通した非電化・単線の路線で、全18駅を結ぶ長さは約40kmです。
今回は五井駅を出発し、自然の景観が美しくパワースポットとしても人気の高い「養老渓谷」最寄りの養老渓谷駅へと向かいます。
「ちば文化遺産」認定の歴史ある沿線風景や車両は必見!
レトロな雰囲気でゆったりとした時間が流れます
千葉駅からJR内房線に乗り、約20分で五井駅に到着しました。そこから小湊鉄道線に乗り換えます。
改札からすでにレトロな雰囲気が漂っていましたよ。ホームに1両編成のレトロな車両が走る光景からも、ゆったりとした旅が楽しめそうな予感!
長年愛され続けるレトロな車両に乗車
カメラ片手に訪れる人もたくさんいましたよ♪
車両はツートーンカラーが印象的な「小湊鐵道キハ200形気動車」。なんとも絵になる光景で、この沿線の景観や「小湊鉄道」は2018年に「ちば文化遺産」に選定されています。
2017年には「五井機関区機関庫」や「里見駅」といった沿線の22施設が、国の登録有形文化財に認定されました。
カメラを片手に、絶好のロケーションを楽しみながら乗車してみるのもおすすめですよ。
山々や田園風景を見ながら房総半島内陸を走る
車両から広がる自然の風景に心癒される
雄大な景色を眺めていると、都会の喧騒を忘れられます
休日を中心に多くの人で賑わいますが、平日の昼間は比較的ゆったりと乗車できます。車窓から見える広大な田んぼや山の景色が素晴らしい!
途中、木々が間近に迫るような森の中やトンネルを走る場所もあり、一般的な電車や地下鉄では見られない“近さ”に驚きました。
春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに変わる彩りの美しさも見どころです。
大自然が広がるパワスポ!養老渓谷最寄りの駅で下車
シーズン中は駅周辺のお店や足湯がオープン!
「養老渓谷駅」は1928年に開業した歴史ある駅で、国の有形文化財のひとつです。
すぐ近くに養老渓谷や養老温泉郷があり、名所の玄関口として活躍。昭和の空気を漂わせるしつらえが懐古趣味をくすぐりますね!
トロッコ列車の停車駅にもなっており、運行の時期にはグッズがそろう売店や足湯などを満喫できます。
心惹かれる、レトロなトロッコ列車
親子で楽しめるトロッコ列車も見どころ満載
春には美しい桜が見られますよ♪
例年3月〜12月上旬に運行される「房総里山トロッコ」も名物です。窓がなく開放感あふれる展望車を引いて、昔懐かしいSL型の機関車が力強く走ります。
特に3月下旬〜4月上旬は、心地よい春風を感じながら桜や菜の花を観賞できる絶好のシーズン。
平野部だけでなく、山間部や清涼な川を見下ろす鉄橋などを時速25kmで運行します。美しい景色をのんびりと眺められるので、素敵な旅になりそうですね!
※房総里山トロッコは現在運休中で、2024年9月末に再開予定です。
ローカル列車で、房総半島内陸の絶景にうっとり
市原市は海沿いのイメージが強かったのですが、「小湊鉄道」を利用してみて、山々や森林などの内陸部で数々の絶景が見られることに驚きました。
駅舎や車両はレトロで懐かしい雰囲気が満載。時間を忘れてゆっくりと観光を楽しめること間違いなしです。
千葉市内や都内からのアクセスも良いので、気軽にローカル列車の旅へ出かけてみてくださいね。
千葉の交通手段はレンタカーがおすすめ
小湊鉄道へのアクセス
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【住所】千葉県市原市五井(五井駅)、千葉県市原市朝生原(養老渓谷駅)ほか
【駐車場】駅によって異なる
【公式サイト】https://www.kominato.co.jp/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。