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ハウスの中はいつも春!掛川「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」でいちご摘み体験

掛川市|【更新日】2024年2月29日

ハウスの中はいつも春!掛川「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」でいちご摘み体験

いちごの生産が盛んな静岡県。各地でいちごが栽培されていますが、掛川市も有数の産地の一つです。

掛川市の遠州灘近く、国道150号線沿いで一際目立つ「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」の大きな看板。今回はこちらで旬のいちごを堪能してきましたので、その様子をご紹介します。

目次

広いいちごハウスで農園の心配りに触れる

国道150号線沿い、赤ずきんちゃんの看板が目印

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赤ずきんちゃんのおもしろ農園まで、東名高速の袋井・掛川・菊川の各インターから車で30分ほど。海岸線に並行して走る国道150号線に入ったら、海側に立つこちらの大きな看板を目指しましょう。

いちごハウスの広さは日本最大級!バリアフリー対応も

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農園のいちごハウスは9カ所、面積は2.2ヘクタール。ハウスには「赤ずきん」「オオカミ」など、童話の登場人物の名前が付けられています。

そのうちの4カ所、およそ1ヘクタールのハウスはバリアフリー。車椅子の方は座ったまま、お年寄りはかがまずに、子供たちも届く高さにいちごがなっています。

さあ、いちご摘みに出掛けよう!

要予約、いちごの種類も選べる

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いちご摘みは事前予約が必要。予約時に紅ほっぺと章姫(あきひめ)のどちらかを選ぶことができます。また、バリアフリーハウスをご希望する場合も予約時にお伝えください。

当日は受付でトレイと練乳、マップをもらいましょう。

約束、摘み方、おいしい食べ方を熟読

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受付をしたら、こちらを熟読します。お約束が守れない子はオオカミさんに食べられてしまうので気を付けて!

いちごはまっすぐ引っ張ると茎ごと取れてしまうので、手首をひねって摘みましょう。こちらの農園では、いちごは優しく摘み取るものなので「いちご狩り」ではなく「いちご摘み」と呼びます。

ハウスまで海風を浴びながらお散歩。車でもOK

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今回は一番海に近い「おねえさん」ハウスへ。

ハウスまでは車でも行けますが、お天気がいいのでお散歩していきました。ただ、この日は遠州のからっ風がとても強く、向かい風を受けて前傾姿勢で歩くことに。

いよいよ到着。注意事項を聞いたらいちご摘み開始!

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青い空に映える風力発電機を眺めながら、ハウスに到着。

中に入ると担当の方が注意事項などを説明してくださいます。いちごを目の前にして前のめり気味ですが、落ち着いて良く聞きましょう。

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いちご摘みを行うレーン以外は黄色いテープで入れないようになっています。

いちご摘みの後、ヘタ、練乳の袋、トレイは分別して捨てますので、うっかり落とさないようにしましょうね。

心ゆくまで旬のいちごを堪能

見渡す限りのいちご!広いハウスの中はポカポカ

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こちらのハウスでは紅ほっぺと章姫に加え、きらぴ香(か)も栽培されています。ちなみに3品種とも静岡県で開発されたいちご。

広いハウスに見渡す限りのいちご、圧巻の光景です。

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外は冬でも、ハウスの中はポカポカ。この日の気温は25~27℃でした。

いちごの受粉担当、働き者のミツバチも気温が20℃を超えないと働いてくれないそうなんです。花から花へ、一生懸命飛び回る姿に思わず見入ってしまいました。

指定のレーン、ハウスの端からいちご摘みスタート!

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こちらがいちご摘みを行うレーン、いちごの品種はきらぴ香です。

長さ40メートルほどの通路の両側にいちごがありますので、一度奥まで歩いていき、戻りながら摘み始めましょう。

手首をクイっと、やさしく摘み取る

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真っ赤に色付いたいちごをじっと品定めして、おいしそうなものにロックオン。

「いちごを優しくつかんで手首をクイっ」とさっき学んだいちごの摘み方をブツブツ唱えながら実践します。

はい!きれいにヘタから取れました。

ヘタまでピンと元気なきらぴ香、一口かじると果汁がこぼれそうになるほどジューシー。甘さと爽やかな酸味が口いっぱいに広がりました。

おいしいいちごを見分けるコツ

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担当の方に教えてもらった、おいしいいちごを見分けるコツ。

ヘタの近くがこのように白いのは、実が大きくなるのに表面の皮が追いつけず、はじけてしまった状態。本当に甘くておいしかったですよ。

練乳あり派?なし派?それとも両方?

牛のイラストがかわいい「ここだけ練乳」

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コロナ禍をきっかけに、個包装で使い切れる練乳をと誕生した「ここだけ練乳」。

私は始めは練乳なし、途中で練乳を使い、最後は練乳なしで締めたいので、ちょうど使い切れる量でした。

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透明になった袋には「ここだけの話」が現れます。これは牛の記憶力について。自分の名前をちゃんと覚えているんですね。他の「ここだけの話」も見たくなってしまいます。

たっぷり派の方はチューブの練乳も

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練乳大好き、たっぷり使いたいという方は受付でチューブを購入しましょう。

グループならみんなでシェア、残ったものはもちろん持ち帰ってお家で楽しむこともできます。

はらぺこカフェと直売所にも寄っていこう

農園の新鮮な素材で作ったスイーツを味わえるカフェ

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こちらは「はらぺこカフェ」、農園で収穫した新鮮な素材で作ったスイーツを楽しむことができます。いちごをたっぷり使ったレアチーズやパンナコッタがおいしそうでしたよ。

熟したいちごが買えるのは直売所ならでは

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いちごはヘタまで真っ赤になると実が傷みやすくなってしまいます。

スーパーなどに並んでいるのは、完熟する前に収穫し、その後赤くなったもの。色付きはしても、甘さは収穫時点から変わリません。

熟した甘いいちごを食べるには、直売所で買うか、いちご摘みをするかに限るそうです。

お子さんから年配の方まで、みんなが楽しめる農園

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トイレも広くてきれい、もちろんバリアフリーに対応しています。

女性用トイレの中にはカーテンで仕切られたスペースがあり、おむつ交換台も完備。

小さなお子さん連れから年配の方まで、気持ち良く楽しむことができますね。

いちご摘みは寒い時期がおすすめ!完熟いちごを堪能

いちごは1月から2月にかけて、寒い時期のものが特に甘いそうです。外は寒くてもハウスの中は春の暖かさ。真っ赤で甘い完熟いちごを口いっぱい頬張りに行ってみませんか?

赤ずきんちゃんのおもしろ農園へのアクセス

  • 【住所】静岡県掛川市大渕1456-320

    【営業時間】8:30~18:00

    ※各種体験受付 9:00〜15:30(受付終了は時期により異なります)

    【定休日】年中無休

    【駐車場】あり、無料

    【公式サイト】http://akazukin.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。

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ライタープロフィール

芦馬 実

芦馬 実

静岡県浜松市出身。現在はフリーランスのライターとして静岡県の魅力を発信中。牛乳やヨーグルト、チーズが大好きで、旅先では地元産の乳製品を必ずチェックする。直売所と道の駅にはついつい寄ってしまう。