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へそフライって何?鮮度抜群「小川港魚河岸食堂」で焼津自慢の魚を堪能

焼津市|【更新日】2024年2月13日

へそフライって何?鮮度抜群「小川港魚河岸食堂」で焼津自慢の魚を堪能

全国でも有数の水産都市、焼津。焼津漁港の水揚げ高は、2022年まで7年連続で全国1位なんです。

焼津漁港の小川(こがわ)地区にある小川港魚河岸食堂は、焼津魚仲買人組合が直営する食堂。活気あふれる食堂の様子や、人気メニューなどについてご紹介します。

目次

小川魚市場は目の前!焼津魚仲買人組合の直営食堂

焼津港、小川港、大井川港。焼津市内には港が3つ

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江戸時代からカツオ漁が盛んだった焼津には3つも港があります。そのうちの2つ、焼津港と小川港を合わせて焼津漁港といい、両港は広い臨港道路でアクセス可能。その間には親水公園ふぃしゅーなや深層水ミュージアムなど、一般の方が楽しめるエリアも。

焼津港は主に遠洋漁業の基地でカツオやマグロの水揚げが多く、小川港は沿岸漁業中心でサバやアジ、大井川港は駿河湾特産のサクラエビやシラスが水揚げされます。

爽快!広い臨港道路をドライブしてお店へ

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駿河湾や港の施設を左に見ながら、広い臨港道路を南へ走ります。あまりの解放感に飛ばしたくなってしまうかもしれませんが、そこは安全運転で。

緩やかなカーブを曲がると、やがて右前方にオレンジ色の建物が見えてきます。隣接する駐車場に車を停めましょう。

市場関係者、一般のお客様でにぎわう店内

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一般のお客様もたくさんいらっしゃいますが、食堂と同じ建物内には港関連の組合が5つ入っていて、向かいには市場がありますので、市場関係者と思われる方々も。

関係者専用の食券置き場もありました。お魚のプロも利用する食堂、期待が高まります!

鮮度抜群!魚のメニューがよりどりみどり

焼津といえばマグロ、カツオ。小川といえばサバも

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食堂入り口を入ると、目の前の壁一面においしそうな写真が。マグロの丼だけでも中トロ、ネギトロ、上鉄火に山かけ、まだまだあります。

カツオも刺身の定食や、珍しいところではカツカレー。サバは自家製しめサバや鯖寿司が気になります。

裏ワザも紹介!食堂おすすめメニューに注目

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壁の前にはおすすめメニューも。この日はカツオのなめろう丼とあら煮付けでした。

あら煮付けはたっぷり2人前ほど、これに単品でご飯と味噌汁をつければ、ボリューム満点の定食をカスタムすることができます。うれしい裏ワザですね。

人気No.1の海鮮丼と謎メニュー「へそフライ」を実食

マグロにサバ、生シラス。海鮮丼で多彩な魚を満喫

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バラエティ豊かなメニューに目移りしてしまいますが、マグロとサバ、そして生シラスが乗った人気No.1メニューの海鮮丼を選択。

マグロは赤身とネギトロ、他には炙りサワラ、甘エビ、卵焼きと、この日は7種類のネタが乗っていました。白いご飯か酢飯かを選ぶことができ、味噌汁付き。

小川港で水揚げされたサバ、産地ならではの味

こちらが小川港で水揚げされたサバ、軽めに酢でしめてあります。

実は魚の中でもサバが大好きな記者。少しだけわさび醤油をつけて、じっくり味わいました。足が早いサバをおいしく食べることができるのは産地ならではの幸せ。

「へそ」って何?ハツの食感にレバーの味わい、へそフライ

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どうしても食べたくて、単品を追加した「へそフライ」。

この「へそ」、実はカツオの心臓なんです。

元々は漁師や水産関係者の家庭料理として食べられていたもので、カツオの水揚げが多い焼津ならではの名物。カツオは鮮度が命、内臓はなおさら新鮮なものでないとおいしく食べることができません。

同じ心臓なので、焼肉や焼き鳥で食べるハツと似た歯応え、少しレバーのような風味があり、お酒によく合いそうでしたよ。

お刺身を引き立てる「焼津魚河岸 海鮮醤油」

小川港魚河岸食堂と地元醤油メーカーが開発

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各テーブルに置かれているのはこちらの「焼津魚河岸 海鮮醤油」。

小川港魚河岸食堂と市内にある静岡県産醤油株式会社が、新鮮なお刺身をさらにおいしく食べるために共同開発した醤油です。

すっきり、まろやかな味わいでお刺身を引き立ててくれました。

お土産にいかが?「やいづとくさんプラザ」で限定販売

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食堂と同じく、焼津魚仲買人組合が運営する「やいづとくさんプラザ」。

親水公園ふぃしゅーなに隣接、飲食店や販売店で構成される「うみえ~る焼津」の1階にあり、焼津市の名産品や特産品、お土産にぴったりな商品が並びます。

「焼津魚河岸 海鮮醤油」はじめ、水産加工品やご当地お菓子、魚河岸シャツなど多彩な品揃え。食事の後のショッピングを楽しむことができますよ。

小川魚市場越しの富士山ビューも見事

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おいしい魚料理に満足して食堂を出ると、目の前の小川魚市場の建物越しにきれいな富士山が見えました。腹ごなしにお散歩したくなってしまうかもしれませんね。

そんな時は、臨港道路を北へ少し戻って親水公園ふぃしゅーなエリアへ。富士山と駿河湾を眺めながら、のんびり過ごすことができます。

焼津「小川港魚河岸食堂」で港の雰囲気と海の幸を満喫

魚の目利き、仲買人組合が直営する小川港魚河岸食堂。元々は港で働く人たちのために作られたため、朝7時から営業しています。

ぜひ、港の雰囲気と焼津の海の幸を満喫しにきてくださいね。

小川港魚河岸食堂へのアクセス

  • 【住所】静岡県焼津市小川3392-9

    【営業時間】7:00~14:00(土曜日は10:00〜14:00)

    【定休日】なし(年末年始を除く)

    【駐車場】あり、無料

    【公式サイト】https://www.yaizu-uonaka.or.jp/uogashi/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。

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ライタープロフィール

芦馬 実

芦馬 実

静岡県浜松市出身。現在はフリーランスのライターとして静岡県の魅力を発信中。牛乳やヨーグルト、チーズが大好きで、旅先では地元産の乳製品を必ずチェックする。直売所と道の駅にはついつい寄ってしまう。