栃木市の老舗「油伝味噌」で、味噌ラーメンやクラフトビールを味わう
栃木県|【更新日】2024年2月7日

江戸時代に宿場町として栄えた、栃木市の「嘉右衛門町(かうえもんちょう)」。
伝統的な土蔵が並ぶ街を歩いていると、重厚感のある大きな店舗が見えてきます。
明治後期に建てられた土蔵では、味噌とクラフトビールを醸造。田楽やラーメンも楽しめる、「油伝味噌」の魅力に迫りました。
目次
1781年創業!明治の蔵を利用した、歴史ある味噌店
明治時代の土蔵を利用した、味噌やクラフトビール作り
1781年に油屋として創業した「油伝味噌」。二代目が油屋のかたわら、味噌の醸造を始めたのがきっかけだそうです。
伝統の味を守りつつ、品質の向上も欠かさずに意識してきた味噌は、現在も多くの人に愛されています。
土蔵は国の登録有形文化財に認定されている
油伝味噌の土蔵は、土蔵造の名手であった三富清兵衛が建てたとされています。
5棟が国の登録有形文化財として指定されている、貴重な建造物です。味噌田楽店以外は中に入れませんが、外側から眺めるだけでも歴史の深さを感じます。
駐車場が完備されており、車での訪問も安心
店舗北側には、8台停められる専用駐車場が完備されています。
すぐ近くに市内循環バスの停留所があるため、バスでも車でも訪れやすいのが魅力。
東武日光線「新栃木駅」からは、徒歩で訪れることも可能ですよ。
タイムスリップしたような、情緒あふれる空間
懐かしさを感じる店内で、ゆるゆると過ごす
敷地内に入ってすぐ左手に、味噌田楽店があります。
天然木のテーブルや椅子が並び、どこか懐かしさを感じる空間。明治時代にタイムスリップしたような気分が味わえますよ。
明治時代の面影を残す、店内装飾に注目してみて
映画に出てきそうな、レトロな店内装飾もチェック。奥の座敷前にはいろりが、入口付近にはダイヤル式の電話が設置されています。
記念に写真撮影を楽しんでもいいですね。
日本ではなかなか見られない、アメリカ式のレジ
会計するときに目に入るのは、珍しい形のレジスターです。日本ではほとんど流通していない、アメリカ式の金銭登録機なのだとか。
レシートは出ませんが、趣のある貴重なレジは一見の価値があります。
田楽やラーメン、クラフトビールを堪能して
味噌のまろやかさを感じる田楽は、食べ歩きにぴったり
せっかく油伝味噌に来たのならば、田楽をいただいてみましょう。
一番人気は「豆腐・里芋・こんにゃく」が一串ずつのった「田楽盛り合わせ」。種類によって塗る味噌の種類を変えているんだそうです。
今回はこんにゃく串をいただきました。まろやかでコクのある味噌と、淡白なこんにゃくの相性が抜群でしたよ。
曜日限定で、味噌屋が作るラーメンが食べられる
木・金・土曜日には、味噌屋が作る本格ラーメンが食べられます。田楽と組み合わせれば、ボリューム満点です。
ラーメンは冬季限定なので、油伝味噌の公式SNSをチェックしてみてください。
田楽のお供に、自社製造のクラフトビールはいかが?
油伝味噌は、2023年にクラフトビール「油伝麦酒」の醸造を開始しました。
ゴクゴク飲める「蔵の街ラガー」にホップを効かせた「カエモンエール」。さらに時期によっては限定品が販売されています。
田楽とともに、一杯いただいてみてはいかがでしょうか。
油伝味噌の味を自宅で!お土産としてもおすすめ
自慢の味噌は、店頭で購入して持ち帰ることも可能
味わいや舌ざわりが異なる4種類の味噌は、お土産として購入できます。どれにしようか迷ったら、スタッフさんに相談してみて。
じっくりと天然熟成させた自慢の味噌は、どんな料理もおいしくしてくれますよ。
大切な人に贈りたい、ギフトもチェックしてみて
お中元やお祝い事にギフトとして贈れる、詰め合わせも用意されています。クラフトビールと味噌を組み合わせることも可能だそう。
店頭だけでなく、電話や公式LINEでも受け付けています。
老舗味噌店だから出せる味わいを堪能しよう
200年以上の歴史を持つ老舗店が生み出す味噌は、旨味とコクがたっぷり!芳醇な香りとまろやかな口当たりが楽しめますよ。
好きな具材の田楽を食べたり、購入して味噌汁を作ったりして、その味わいを堪能してみてください。
油伝味噌へのアクセス
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【住所】栃木県栃木市嘉右衛門町5-27
【電話】0282‐22‐3251
【土日祝日の営業時間】
販売 10:00~17:00
食事 11:00~16:30【平日の営業時間】
販売 10:00~16:00
食事 11:00~15:30【定休日】火曜日・水曜日(祝日は営業)
【公式Instagram】https://www.instagram.com/abuden_official/
【公式X】https://twitter.com/abuden_official
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