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地域に根ざす「たこまん 掛川本館」素材を大切にしたお菓子を堪能

掛川市|【更新日】2024年1月29日

地域に根ざす「たこまん 掛川本館」素材を大切にしたお菓子を堪能

静岡県西部の人ならきっと誰もが知っている「たこまん」。県西部を中心に25店舗を構え、地元で愛されるお菓子屋さんです。

今回は「たこまん 掛川本館」の店舗の様子と、イートイン限定のおすすめメニューをご紹介します。

目次

地元で愛される「たこまん」の思い

「身土不二」地域の農産物の素晴らしさを大切に

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「身土不二(しんどふじ)」は、住んでいる土地で育った食べ物が体に良いという意味。

現在の掛川市、旧大東町で創業したたこまんでは、遠州地域の豊かな大地が育てる農産物を大切にしながらお菓子を作っています。

お菓子屋さんなのになぜ「たこ」?

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なぜお菓子屋さんなのに「たこまん」なのか?これも県西部の人なら答えられるかもしれません。

昭和の初め、東京の菓子屋に修行に行った創業者が、初日の夕食に出された蛸酢のおいしさに感激。

「この蛸酢のおいしさに負けないくらいのお菓子を作れるようになって、たくさんのお客さんを喜ばせたい」と思い、その初心を忘れずに「たこ満」という名で創業したからなんです。

アクセス良好「たこまん 掛川本館」はイートインも

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「たこまん 掛川本館」は東名高速掛川インターから車で5分、掛川駅から車で3分、徒歩10分。人気の観光スポット「掛川花鳥園」の向かいにあります。

イートインスペースもある店舗で、「掛川花鳥園」で遊んだ後に立ち寄るお客様も多いそうですよ。

イートイン限定!掛川栗のしぼりたてモンブランパフェ

自社農園「くりくり園」の掛川栗をふんだんに使用

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掛川が栗の産地であることはご存知でしょうか。

たこまんでは自社農園「くりくり園」を持ち、収穫した掛川栗を「掛川栗のしぼりたてモンブランパフェ」にふんだんに使用しています。

こちらはイートイン限定メニュー。掛川本館の他、菊川市の遠州茶家など5店舗でいただくことができます。

運ばれてきて、まずびっくりするのはその大きさ!通常のモンブランを縦に3つくらい重ねたくらいの高さです。頂上や周りに置かれた栗の渋皮煮はしっとりと甘く、期待が高まります。

栗の風味豊かなモンブランペースト

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では、いよいよたっぷりと絞り出されたモンブランペーストへ。甘過ぎず、栗の風味が口いっぱいに広がります。

一番下にはふわふわのスポンジ、その上はカリッとした食感が楽しい紅茶のダクワーズ、そして生クリームに挟まれた大きなバニラアイス。

フォークを入れる場所によって変化する味や食感を楽しみながら、こんなに大きくても最後までおいしく食べ進めることができました。

定番の「大砂丘」、プロジェクトが生み出した「薫居」

人気No.1の銘菓!たこまんといえば「大砂丘」

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たこまんの人気No.1の銘菓といえば「大砂丘」、ふんわりとした生地にクリームが挟まったブッセです。

定番はチーズクリーム。期間限定のあんバター、いちごジュレといちごクリームのベリージュエルも気になります。

掛川の茶師が監修。香り高いお茶フリアン「薫居」

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「たこまんFARMプロジェクト」は、菓子作りを柱として、地域の人々の新たな結びつきを創り、地域の農産物などの価値に目を向けて育む取り組み。

掛川の茶師、高橋嘉伸さんとたこまんのグランシェフがタッグを組み、静岡県産の有機抹茶と有機煎茶を使ったフリアン「薫居(かおり)」を生み出しました。

伝統と革新が生み出すお菓子

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奥が大砂丘のチーズクリーム、ほのかな塩気とコクがあるチーズとふんわり甘いスポンジの組み合わせがやみつきに。

手前が薫居。抹茶や煎茶を使ったお菓子はたくさんありますが、特に焼き菓子はお茶の香りをあまり感じられないものが多いと思っていました。

こちらは食べてびっくり!抹茶と煎茶の香りと味をしっかり感じられ、お茶好きな方には特におすすめです。

ここは秘密の屋根裏部屋?2階のミュージアムも必見

圧巻のコレクション「柱時計&オーディオミュージアム」

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「たこまん 掛川本館」の2階には「柱時計&オーディオミュージアム」があり、無料で拝観可能。

壁中を埋め尽くす柱時計とオーディオ、レコードのコレクション。時計の中には今も時を刻み続けているものもあり、コチコチという音、少し暗めの照明に、どこかのお屋敷の秘密の屋根裏部屋に迷い込んでしまったよう。

「開運!なんでも鑑定団」で高評価の柱時計も!

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この日はミュージアム館長の田中さんがいらっしゃって、お話を伺うことができました。

若い頃から趣味で集めた膨大なコレクション。田中さんのご実家に保管していましたが、建て替えをすることになって困っていたところ、たこまんの会長さんがこちらのスペースを提供してくださったそうです。

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「開運!なんでも鑑定団」に出品した時計は、おそらく浜松市の奥山方広寺のもの。

奥山半蔵坊大権現の御真体は鼻高天狗。時計には天狗のうちわを模した装飾が施してあり、本人評価額の倍の金額がついたそうですよ。

「たこまん」から遠州の豊かな大地の恵みを

たこまんのお菓子は新幹線駅のキヨスクなどで販売されていることも多く、県内各地で入手は可能。

でも、イートインスペース限定メニューや、広い店舗の充実の品揃え、ミュージアムまで楽しむことができるのは掛川本館のみ。ぜひ、掛川へお出かけの際にお立ち寄りくださいね。

たこまん 掛川本館へのアクセス

  • 【住所】静岡県掛川市南西郷458-7

    【営業時間】9:00~19:00(年末年始は変更あり)

    イートイン提供時間:10:00〜17:00

    【定休日】なし

    【駐車場】あり、無料

    【公式サイト】https://www.takoman.co.jp/shopinfo/kakegawa

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。

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ライタープロフィール

芦馬 実

芦馬 実

静岡県浜松市出身。現在はフリーランスのライターとして静岡県の魅力を発信中。牛乳やヨーグルト、チーズが大好きで、旅先では地元産の乳製品を必ずチェックする。直売所と道の駅にはついつい寄ってしまう。