川崎大師名物「住吉の久寿餅」もちもちの発酵和スイーツでほっと一息
川崎市|【更新日】2024年1月23日

川崎市の中心部にある厄除けのお寺・川崎大師では、江戸時代から続く発酵スイーツ「久寿餅」が名物として親しまれています。
仲見世商店街で愛されるお店「住吉」と久寿餅の魅力、そして直営カフェの人気メニュー「くずもちサンデー」を紹介します。
目次
川崎大師の仲見世通りはお参りの人で賑わうスポット
川崎市にある「川崎大師・平間寺(へいけんじ)」は、厄除けのお寺として全国各地から参拝客が訪れています。
その門前にある仲見世通りは100mほどの通り沿いに縁起物や飴、奈良漬、甘酒などのお店が並ぶ賑やかなスポット。
特にお祭りの時期や年始などはたくさんの人で賑わいます。
長年愛される川崎大師名物・久寿餅(くずもち)とは?
老舗「住吉」は川崎大師の大山門そばにあるお店
さまざまな川崎大師名物の中でも、今回は「久寿餅」に注目。久寿餅は、小麦粉を発酵させて蒸したお餅に黒蜜ときなこをかけていただく和スイーツです。
今回は仲見世通りの一番奥、川崎大師の大山門のすぐそばに位置する「住吉」でお話を伺いました。
江戸時代発祥、小麦粉を発酵させたお餅が評判に
久寿餅の発祥は江戸時代と言われています。かつて小麦の産地であった川崎で、小麦粉が発酵しているのを偶然見つけて蒸してみたのが始まりだとか。
その後川崎大師名物として定着し、いくつかのお店で製造・販売されています。
住吉の店員さんによると「健康にも良い発酵食品が近年注目されていますが、久寿餅は日本最古の発酵スイーツと言われているんですよ」とのことです。
できたての久寿餅や和スイーツを喫茶店で味わおう
目の前の工場で製造。次々と久寿餅が出来上がる様子を見学
住吉の本店では、建物の奥にある工場で久寿餅を製造・販売しており、職人の方が手際よく久寿餅を箱詰めする様子を間近で見ることができます。
久寿餅の箱の包みは、「倖(しあわ)せを呼ぶ色」として黄色い紙を長年使っているそうです。
工場で作りたての久寿餅やあんみつがお店でいただける
工場のすぐ隣にある喫茶店では、できたての久寿餅や、久寿餅を使ったあんみつなどを味わうことができます。
暑い時期には冷やし抹茶、冬場にはお汁粉や甘酒なども人気だそうですよ。
滑らかであっさりした味わいに黒蜜ときな粉がぴったり
こちらがお店で食べられる久寿餅です。三角形のお餅の上にたっぷり黒蜜ときな粉がかけられ、良い香り。季節によって、桜やうさぎなどをかたどったお餅のトッピングもあるそうです。
黒蜜のコクのある甘さが印象的ですが、久寿餅がさっぱりとしているため飽きがこない味わいです。
わらびもちやおだんごなどに比べるとしゃっきりとした歯ごたえで、今まで食べたことのない食感でした。
ソフトクリームが乗った「くずもちサンデー」も人気
隣接するカフェ「餅陣」は気軽に立ち寄れる雰囲気
本店の近くには、住吉が直営するカフェ「喫茶餅陣(もちじん)」があります。
こちらはより気軽に立ち寄れる雰囲気で、コーヒーやアイスクリームなどの軽食を楽しむことができますよ。
あまーいサンデーは特製ブレンドコーヒーがぴったり
喫茶餅陣の1番の人気商品は「くずもちサンデー」。ワッフルコーンの中につぶあん、久寿餅、ソフトクリームが盛り付けられたデザートです。
きなこの香ばしさ、滑らかでミルキーなソフトクリームとあんこの甘さなど、異なる味や食感を楽しみながら食べ進めることができます。
川崎の人気店「カフェデニム」提供の、サンデーに合うようにブレンドされたというコーヒーと一緒に味わいたいですね。
おみやげに持ち帰れる商品ラインナップも豊富
持ち帰り用の商品は、2〜3人前のものから10人以上で分けられるものまで数種類の久寿餅のほか、器やフォークが付属した手土産にぴったりなものも。
ゆっくりとお茶を入れて、別添えのきなこと黒蜜をたっぷりかけて食べたいですね。
川崎大師に訪れたら老舗の和スイーツをぜひ食べてみて
今回は川崎大師の門前で長年愛される「住吉」の久寿餅を紹介しました。
定番の久寿餅だけでなく、手軽に食べられるくずもちサンデーもおすすめ。
お参りや観光で訪れた際には、ぜひ川崎名物のひとつを味わってみてくださいね。
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住吉へのアクセス
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【住所】神奈川県川崎市川崎区大師町4-47
【営業時間】8:30~17:00(不定休)
【公式サイト】https://kuzumochi.com/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。