光差し込む「掛川市ステンドグラス美術館」の魅力!本物のステンドグラスが描く幻想的な世界
掛川市|【更新日】2023年11月16日

掛川城公園二の丸美術館の隣にある「掛川市ステンドグラス美術館」は、美しいステンドグラスが鑑賞できる施設です。
体験講座やコンサートが開催されることもあり、大人もこどもも楽しめます。
幻想的なステンドグラスの世界が楽しめる「掛川市ステンドグラス美術館」の魅力をご紹介します。
目次
掛川市ステンドグラス美術館とはどんな施設?
教会に展示されていた本物のステンドグラスたち
館内にあるステンドグラスは、全て19世紀にイギリス(一部フランス)の工房で制作された作品です。
鈴木政昭氏により寄贈された約70点もの作品は、全てかつての教会に展示されていた本物のステンドグラス。イギリスのステンドグラスの関係機関から、最高級作品であるとお墨付きもいただいています。
早い時期に取り外され日本にやってきた作品であるため、当時の美しさを保った状態で鑑賞できるところが魅力です。
最高級作品を近くで見られる美術館
ステンドグラスに囲まれた幻想的な館内では、作品を近くで見ることができます。イギリス製の作品とフランス製の作品を比較して見られるのも、ここならでは。
イギリス製の作品の特徴である細かい写実的な表現は、ステンドグラスを近くで見られるからこそ、よりはっきりと魅力が伝わります。
作品の解説には、説明の他に時代や工房などの詳しい記載も。
「~という意味が含まれる」など、存在していた意味合いについて説明されているものもあり、より理解が深められます。
掛川市ステンドグラス美術館の楽しみ方
描かれた描写や人物を見比べて楽しもう
展示品「受胎告知」は、館内に全部で3つ展示されています。それぞれ異なる描かれ方をしている作品を見比べて楽しむのもおすすめですよ。
また、所々登場するマリア様の姿を探せば、どんな背景でどんな表情を浮かべているのか比較することも。
解説を見て、描写をイメージしながら作品を鑑賞することで、作品の背景をより深く理解できます。
バラ窓の展示では「聖母マリアの生涯」を表現
フランスで19世紀後半に制作された「聖母マリアの生涯」は、9枚の丸型のバラ窓に配置してあります。
最上部から時計回りに見ることで、聖母マリアの一生が時系列で鑑賞可能。
フランス製の明るいステンドグラスの作品は、外の光を受けることで鮮明な描写を生み出しています。写真に残したくなるような作品。
ステンドグラスができるまでの工程の映像も必見
美しいステンドグラスがどのように作られているのか、知らない人も多いのではないでしょうか。
ステンドグラス作品は、何千枚のガラスの中からガラス自体が生み出す色を組み合わせることにより作られています。
かなりの過程を踏んで作られる製作工程は、館内で放映される映像でも紹介されているので必見ですよ。
季節や時間帯によってさまざまな表情を見せる館内
外からの光が差し込むことでより美しい空間になる館内は、季節や時間帯、天候など、光の入り方の移り変わりによりさまざまな表情を見せてくれます。
おすすめは夕方の16時ごろなのだそう。
見る人の好みにもよるので、自分の好きなステンドグラスが見られる時間帯や光の加減を見つけてみるのも良いでしょう。
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ミュージアムショップではここでしか買えないお土産も
館内にあるミュージアムショップでは、ステンドグラスを解説した書籍や、色とりどりのブックマーカー、クリアファイル、ポストカードを販売。
ステンドグラス作家によるオリジナル作品など、ここでしか買えないお土産も用意しています。
旅行や入館の記念にぜひ立ち寄ってみてください。
掛川で本物のステンドグラスの魅力に酔いしれよう
本物のステンドグラスが鑑賞できる美術館は多くなく、掛川市ステンドグラス美術館は貴重な施設として重宝されています。
周辺には掛川城など観光にピッタリの場所も多くあるので、掛川観光のついでにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
掛川市ステンドグラス美術館へのアクセス
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【住所】静岡県掛川市掛川1140-1
【営業時間】9:00~17:00(最終入館:16:30)
【駐車場】有り(有料)
掛川城公園駐車場 ステンドグラス美術館 西隣り【公式サイト】https://k-kousya.or.jp/stainedglass/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。