横浜・緑区|老舗酒問屋発のグルメ「TDM 1874 Brewery」愛溢れるクラフトビールを堪能
横浜市|【更新日】2023年12月11日

横浜市・十日市場にある「TDM 1874 Brewery」は、地元の農産物を使ったクラフトビール作りを行うブルワリー。
お店では、こだわりのおつまみと自家醸造のクラフトビールを楽しんだり、数量限定の缶ビールを購入したりすることができます。
間もなく創業150年を迎える、老舗の酒問屋が挑戦するクラフトビールの魅力に迫ります。
目次
十日市場で絶品クラフトビールを飲めるお洒落なお店
穏やかな住宅街に存在感を放つブルワリー&タップルーム
横浜市緑区、JR横浜線の十日市場駅周辺エリアは、畑なども多くのどかな景色が広がる住宅街。
駅から7分歩いたところに、ちょっと異彩を放つお洒落なお店「TDM 1874 Brewery」があります。
ここはクラフトビールを醸造するブルワリー。そしてできたてのビールを飲むことができるタップルームであり、さらに世界各国のお酒が買える酒屋さんでもあります。
十日市場と下北沢にある直営店で自家製ビールが飲める
店内にはカウンター席とテーブル席があり、一杯から気軽に注文しやすい雰囲気。
自家製ビールをはじめとした樽生ビールを常時数種類用意しており、新鮮な味わいを楽しむことができます。
本店である十日市場店のほか下北沢にも直営のお店があり、こだわりのお酒やおつまみを提供しています。
TDM 1874 Breweryがなぜここ横浜市緑区でビール作りを始めたのか、どんなビールを提供しているのか…お店の方にお話を伺いました。
明治創業の酒問屋が地元横浜に根ざしたお酒作りに挑戦
地域の生産者と二人三脚で行うものづくり
クラフトビール作りを始めたのは2017年ですが、実は会社の創業は1874年。
100年以上十日市場で酒問屋「坂口屋」を営んでおり、店名の数字は創業年が由来なのだとか。
酒問屋の他に経営していたコンビニを閉店することになり「未来に続いていく事業をしたい、ものづくりに取り組みたい」という思いから、新たにビールの醸造事業をスタートしました。
経験豊富な醸造家を迎え、「地域の生産者とともに横浜に根ざしたビールを作りたい」と、地元産野菜や果物を使っています。
お米、浜なし、レモン…妥協しないビールの数々
地産地消ビールの一例として、お米やレモンを使った「農ビール(のびーる)」、ブランド梨を使った「浜なしごーぜ」といったラインナップがあります。
いずれも心地よい喉越しと苦味とともに、爽やかな香りや後味を感じる逸品。
大切にしていることは、「味に妥協しない」姿勢。
「色んな農産物を使いたいけれど、ビールに合わない作物もあります。”おみやげ用だからこんなものだよね”と言われない、本当においしいビールを作りたいんです」とお店の方もお話ししていました。
現地発信!おすすめホテル・旅館は こちら
タップルームで限定生ビールとこだわりのおつまみを実食
生ビールは日替わりで提供。今夜の一杯は「十六夜エール」
実際にお店で樽生ビールとおつまみをいただきました。
ビールは日替わりで数種類をタップに繋いでおり、今回はお月見をテーマにしたイベントでお披露目したという限定品「十六夜エール」をいただきました。
柑橘系の爽やかな香りが広がり、柔らかい口当たり。一口ごとに奥行きのある苦味を感じます。
秋の夜長に美味しい料理とともに楽しむのにぴったりな味わいでした。
本場仕込みのチキンなど、ビールに合うおつまみがたくさん
食事メニューも、お酒に合うこだわりの品がたくさん。
おすすめは、ワールドビアカップ開催地でもあるアメリカ・テネシー州の名物「ナッシュビルチキン」。
見た目通りのスパイシーな味わいでお酒が進んでしまいます。バターミルクをふんだんに使うことで辛さの中にマイルドなコクと香りを感じる、クセになる味わいでした。
ポテトサラダやオムレツなど地元の野菜や卵を使ったメニューも提供しており、ビールとともに横浜の魅力を感じられそうです。
缶ビール・ワイン・日本酒の品揃えは緑区エリア随一?!
タップルームとして楽しめるのはもちろんですが、もともと酒問屋なだけあって、各種お酒のラインナップも魅力です。
自社製の缶ビールのほか、日本・世界各地のクラフトビール、日本酒、ワインなどがずらりと並びます。
それぞれ担当バイヤーが選び抜いたものを取り扱っており、他の酒販店ではほとんど見かけない品もあるのだとか。
横浜市内外から、車でわざわざ訪れる方もいるそうです。
横浜の新たな美味しさに出会い酔いしれるひとときを
横浜市緑区に根付き、地域の農産物を取り入れたこだわりのビールを作るTDM 1874 Breweryを紹介しました。
TDM 1874 Breweryでは地元農家さんの農作物を使ってクラフトビールを製造するのみならず、醸造所から出るモルト粕を農家さんに全量引き取っていただく取り組みも行っているそう。
モルト粕を肥料として使用し作った農作物で、再びビールを作るというSDGsな循環が成り立っているのだそうです。
作り手の心意気を感じながらその味わいを楽しめるタップルームに、皆さんもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
TDM 1874 Breweryへのアクセス
-
【住所】神奈川県横浜市緑区十日市場町835−1
【営業時間】
月~木 11:00~20:00 / Bar 15:00~20:00(L.O. Food 19:00 Drink 19:30)
金 11:00~21:00 / Bar 15:00~21:00(L.O. Food 20:00 Drink 20:30)
土 11:00~21:00 / Bar 12:00~21:00(L.O. Food 20:00 Drink 20:30)
日・祝 11:00~20:00 / Bar 12:00~20:00(L.O. Food 19:00 Drink 19:30)定休日:水曜
【公式サイト】https://tdm1874brewery.com/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。