日光駅からバスで20分!静かに佇む「清龍寺」で中禅寺の御前立をお参り
栃木県|【更新日】2023年10月30日

日光駅からバスで20分の少し離れた場所にあり、静かな雰囲気の中でお参りができる「清龍寺」。
中禅寺温泉か湯元温泉行きのバスに乗り、「清滝駐在所前」バス停で降りるとすぐの場所にあります。
秋には紅葉も見ることができる清龍寺の見所を紹介します。
目次
喧騒から少し離れた中禅寺の御前立
下野三十三観音霊場の第一番札所である清龍寺。
中禅寺は女人禁制だった頃に、多くの女性巡礼者が訪れる札所として栄えました。一時は廃寺となりましたが、1909年に円通寺と合併して再興されました。
本尊や地蔵菩薩のある静かな境内をゆっくりとお参り
千手観音菩薩が安置されている本堂
本尊には中禅寺の立木観音と同じ桂の木で作られた「千手観世音菩薩・清瀧観音」が祀られています。
他にも歴史的価値のある円空の傑作の「不動明王と脇侍二童子」が安置されているそう。日光市指定有形文化財になっています。
手水舎の横にある金色の水掛け観音
敷地内には手水舎があり、その横に金色の水かけ観音があります。
隣にある標柱には「念ずれば花ひらく水かけ観音」と記されています。自身の手や口を清めたら、観音に水をかけてみましょう。
1500年代に製作された「しらみ地蔵」
日光指定有形文化財の「石造 地蔵菩薩坐像」があります。1573〜1591年に製作されたもので、日光の石仏研究の貴重な資料にもなっています。
地蔵菩薩の肩が極端になで肩で、首の襟ぐりが深いのが特徴。
以前は路に祀られていて、浮浪者がひなたぼっこしながらこの前でしらみ取りをしていたため、しらみ地蔵とも呼ばれています。
日光で活躍した人たちの句牌も
敷地内には句牌や歌牌もあります。日光市清滝で薬局を経営、読売新聞清滝販売所で所長をしていた星野面山の俳句が自筆で石に刻まれています。
また日光電気精銅所から日光所長になり、初の日光市名誉市民になった清水比庵の歌牌も。
他にも鐘楼や六地蔵などがあるので、ゆっくり見学してみましょう。秋は紅葉も見ることができます。
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帰りは近くにある清滝へ寄ってみよう
清瀧寺から歩いて15分ほどの場所に清瀧寺跡があります。その奥に地名にもなっている清滝が見えるスポットが。
ベンチが置いてある滝見スポットもあるので、こちらでのんびりしてから帰るのもいいかもしれません。
秋は紅葉を楽しみながら清龍寺へ
喧騒から逃れ、落ち着いた雰囲気でお参りができる「清瀧寺」。
秋には紅葉を見ることもできる、おすすめスポットです。中禅寺湖へ湯元温泉に行く途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。
清龍寺へのアクセス
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【住所】栃木県日光市清滝1-9-27
【駐車場】あり
※掲載時の情報です。