袋井名物「たまごふわふわ」!日本最古の卵料理の深い味わいと歴史とは
袋井市|【更新日】2023年10月24日

袋井市に来たらぜひ食べたいのが「たまごふわふわ」です。
江戸時代から伝わる、日本最古の卵料理。今も袋井の名物として残っているこの料理には、深い味わいと歴史が残されていました。
ここでは、袋井市の「遠州味処 とりや茶屋」でいただく「たまごふわふわ」をご紹介します。
目次
袋井の名物料理「たまごふわふわ」とは?
古い書物にも残る日本最古の卵料理
「たまごふわふわ」は、江戸時代の名物料理で日本最古の卵料理です。
1626年の京都二条城で開かれた将軍家の饗応料理の献立にも含まれた料理で、かなり歴史が古いことも知られています。
1813年の大阪の豪商の旅日記「仙台下向日記」には、袋井宿の大田脇本陣で宿泊客の朝食として出されたとの記録も。
袋井宿の名物として定着した料理に
朝食として出された「たまごふわふわ」を目的に、袋井宿の利用者は増えたと言われています。
袋井宿は複数の宿場の中でも53番目と遅くできた宿であり、人が立ち寄るか懸念されていました。しかし、「たまごふわふわ」の存在により不安も解消されたそう。
江戸時代の料理本をもとに再現された「たまごふわふわ」は、200年以上の時を経て袋井の新名物として定着しています。
今では、袋井に訪れた観光客が食べたいB級グルメに!
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とりや茶屋で食べられる「たまごふわふわ」のこだわり
江戸時代から変わらないつくり方
袋井市内には「たまごふわふわ」を提供している店舗が複数ありますが、今回はとりや茶屋に伺いました。
とりや茶屋の「たまごふわふわ」のこだわりは、手で混ぜてつくっている点。
ミキサーを使ってつくっているお店が多い中、江戸時代と変わらない方法でつくることによりきめ細かすぎないふわふわの食感が楽しめる逸品になっています。
シンプルで素朴な味わいに舌鼓!
とりや茶屋の「たまごふわふわ」は、上はまるでメレンゲのようなふわっとした食感、下は卵の食感が残っていて、上下で異なる食感が楽しめます。
手混ぜでつくっているからこそ活かせる魅力でした。
「たまごふわふわ」の材料は、卵とだし汁のみ。昆布とカツオからとった出汁がよくきいた、シンプルで素朴な味わいが楽しめました。
できたてはとても熱いので、火傷には気を付けて!
とりや茶屋ではその他の遠州料理も食べられる
ならではの地酒も嗜んでみては
とりや茶屋には他にも遠州袋井のグルメを提供しています。
遠州地方の天然物の穴子を使った「穴子丼」は、ふわふわの穴子に味がしっかりと染みついていて絶品でした。
ボリューム満点なのでランチとしても人気があるメニューです。
魚介以外に三ケ日ポークのとんてきなど、幅広いメニューが提供されています。
袋井の地酒「驥山」や「國香純米酒」などのおいしいお酒も楽しめるので、袋井ならではの地酒を嗜んでみてはいかがでしょう。
江戸時代から伝わる袋井名物「たまごふわふわ」は必食!
せっかく袋井に来たのなら、日本最古の卵料理「たまごふわふわ」をぜひ食べてみましょう。
とりや茶屋はランチ営業も夜営業もしており、袋井駅からも近いのでおすすめですよ。
他の店舗でも個性的な味付けの「たまごふわふわ」が楽しめるので、昔ながらの味わいを堪能してみてください。
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遠州味処 とりや茶屋 へのアクセス
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【住所】静岡県袋井市高尾町15-7
【電話】0538-42-2427
【営業時間】ランチ 11:30~14:00 / ディナー 17:00~22:00
【定休日】月曜
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