「本牧神社」は本牧の厄除けスポット!歴史ある神社でご利益を授かろう
横浜市|【更新日】2023年10月27日

横浜は本牧の地に鎮座する「本牧神社」。本牧で愛され続ける、歴史ある神社です。
近くには公園もあり、神社周辺には緑豊かな空間が広がります。
閑静な住宅街の中にあり、とても穏やかな雰囲気ですが、縁結びに加えて実は縁切りができる神社としても有名。
今回はそんな本牧神社のご利益や見どころ、有名な祭事「お馬流し」についてもご紹介します。
目次
青空に映える大きな鳥居。「本牧神社」から学ぶ本牧の変遷
住宅街を抜け、「本牧神社」に到着しました。青空に映える大きな鳥居が目を惹きますね!
堂々とした佇まいの鳥居は、人々を優しく迎え入れてくれているようにも思えます。
本牧神社は元々、本牧岬先端の出島に鎮座していました。
しかし戦後、米軍の強制接収によって本牧町2丁目への仮遷座を強いられます。
その後約50年の仮遷座を耐え、接収の解除と共に現在の地に社殿を建立しました。
時代に翻弄されながらも、戦後の復興と本牧の変遷を見守り続けた本牧神社。なんだか感慨深いものがあります。
爽やかな風が吹き抜ける。参道を登り境内へ進もう
振り返った先には「新本牧公園」が。緑あふれる心地いい空間
さて、参道を登り、境内へ進みましょう。
途中でふと後ろを振り返ると、眼下には「新本牧公園」が。小さな公園ですが、緑が溢れる心地いい空間です。
午前中に訪れたせいか人もあまりおらず、静かな時間が流れます。
冷たい水で気持ちを切り替える。手水舎で身を清めよう
境内に到着しました。参拝の前に、まずは手水舎で身を清めましょう。
ひんやりとした水で手を洗うと雑念が消え、背筋がシャキッと伸びる感覚が味わえます。
参道を登り、やや息が上がっているのでここで一呼吸つきましょう。
焦らずゆっくり、参拝に向かいます。
本牧を見守り続けた威厳が溢れる。本殿は堂々たる佇まい
厄除けや除災招福など。幅広いご利益を授かれるかも
こちらが本殿です。
本殿に祀られている主祭神は、大日靈女命(おおひるめのみこと。天照大神のご異称(別名))。
厄除けや除災招福、心願一切成就など、人間のあらゆる願いを叶えてくれる神様なのだそうです。
また本殿には、主祭神の他に阿夫利神社、若宮八幡宮といった末社が合祀されています。
阿夫利神社には航海安全の神様が、若宮八幡宮には勝運守護の神様が祀られており、幅広いご利益が授かれるでしょう。
大きなしめ縄に目を奪われる。心を静めて参拝を
本殿を見上げると、そこには大きなしめ縄が。どっしりと迫力があるその姿に、圧倒されてしまいました。
さまざまなご利益を授かれると聞き、頭の中は願い事だらけ。
つい色々と神頼みしてしまいそうになりますが、欲張るのもよくないですよね。
心を静めて、神様に手を合わせます。
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本殿だけじゃない!「本牧神社」の参拝スポットをご紹介
ズラリと並ぶ朱色の鳥居。「宇氣の稲荷社」で商売繁盛を願う
本牧神社の参拝スポットは、本殿だけではありません。敷地内には、さまざまな摂社があります。
まず1つ目が「宇氣の稲荷社」。商売繁盛のご利益があるそうです。
朱色の鳥居がズラリと並ぶ光景は圧巻。本牧神社内でも一際目立つ存在です。
鳥居をくぐると、中はとても幻想的な雰囲気。
辺り一面、朱色の世界が広がります。
祠のすぐ近くにはあの国民的アーティスト、ゆずの北川悠仁さんの名前を発見しました。
この稲荷社のご社殿を、ご奉納されたとの事です。
小さな鳥居を慎重にくぐる。安産の守り神「本牧水天宮」
2つ目は、「本牧水天宮」です。妊娠5か月の戌の日に参拝すれば、安産や健やかな赤ちゃんを出産できるといわれています。
小さくて可愛らしい鳥居。どうやらこちらをくぐって参拝するようです!
頭をぶつけないよう気を付けながら、慎重に参拝しましょう。
「本牧天神社」は受験生必見!菅原道真公に参拝を
3つ目は、「本牧天神社」です。
こちらには、学問の神様として名高い菅原道真公が祀られています。
受験生が多く訪れているようで、すぐ近くには合格祈願の絵馬がたくさん飾られていました。
大事な試験を控えている方は、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。
本牧の良縁と縁切り神社。「熊野速玉社」で良縁を呼び込もう
本殿近くの「熊野速玉社」は、縁結びに加えて縁切りができる神社としても有名です。
生い茂る木々の中にひっそりと佇み、なんだかとても雰囲気があります。
ひんやりとした空気が流れる中、静かに手を合わせましょう。
祠の隣には、立派な榎木が。
榎木は「縁の木」とも呼ばれており、右回りに3度回れば良縁に恵まれ、左回りに3度回れば悪縁を断ち切ってくれるそう。
では、願い事を強く念じながらグルグルと回りましょう。
右か左、どちらに回ったのかは、ご想像にお任せします…。
本牧神社らしい「お馬さまみくじ」。この先の運勢はいかに?
「お馬流し」の本牧神社。おみくじには茅のお馬さまが
さて、一通りの参拝が終わったので、最後はおみくじで締めましょう。
おみくじは3種類あり、今回は「お馬さまみくじ」をチョイス。よく見ると、馬の人形のような絵が描かれています。
こちらは「お馬さま」と呼ばれるもの。
本牧神社では、毎年8月に「お馬流し」という特殊神事が行われています。
茅で作られたお馬さまを海に流して厄払いをするという伝統的な神事で、その際に使用されるのがこの「お馬さま」なのです。
ドキドキしながら開封!ありがたい言葉に背中を押される
まさに本牧神社らしい「お馬さまみくじ」。早速開封しましょう。
なんと…大吉でした!
「運気急上昇中。今までの努力が報われる予感」と、気分が上がる、ありがたいお言葉が書いてありました。
良いことが起こりそうな予感がします。
せっかくなので、大切に持ち帰ることにしました。
本牧の歴史を体感。本牧神社で心も体も浄化されるひと時を
本牧の由緒ある神社「本牧神社」をご紹介しました。
戦後、激動の変化を遂げた本牧地区。仮遷座という苦難を強いられながらも耐え忍んだ本牧神社は、まさに神社の尊厳を守り抜いたといえるでしょう。
周辺には本牧山頂公園や新本牧公園があり、参拝の後に散策するのもおすすめです。
さまざまご利益が授かれる本牧神社で、心も身体も浄化されるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
「本牧神社」へのアクセス
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【住所】神奈川県横浜市中区本牧和田19
【駐車場】あり
【公式サイト】https://honmoku.or.jp/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。