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眼前に広がる美しい空と海!伊豆高原「赤沢日帰り温泉館」で極上のひとときを

伊東市|【更新日】2023年9月30日

眼前に広がる美しい空と海!伊豆高原「赤沢日帰り温泉館」で極上のひとときを

全国有数の温泉地・伊東市。そこに絶景極まる日帰り温泉があります。

伊東市南端にある「赤沢日帰り温泉館」は地上4階建、相模灘を望む断崖に建ち、温泉をはじめ施設丸ごとで大パノラマの絶景が楽しめます。

今回はそんな贅沢な眺望が魅力の「赤沢日帰り温泉館」を徹底取材してきました!

目次

伊東市南端の温泉リゾート地に建つ貴重な日帰り温泉

国道135号線沿いにありアクセスも良好

伊東市街から国道135号線を南へ下り、伊豆高原を過ぎたところにある赤沢温泉郷。赤沢一帯は名泉が多くある場所ですが、その多くは宿泊者専用の温泉ばかり。

海際高台で眺望のいい地域なので、日帰り温泉があったら嬉しいな…という所にあるのが「赤沢日帰り温泉館」です。

国道からも見える赤い煉瓦調の建物が目印です。

地上3階と4階が絶景の露天風呂

地上4階建、日帰り温泉としては大規模で、3階、4階が温泉フロア、2階は休憩所、1階にレストランがあります。こちらは1階フロント。

料金は通常で大人1,600円、繁忙期で2,000円と一般的なスパリゾートの料金設定です。

ちなみに4歳以下のお子さんは大浴場へは入場不可ですが、個室つき露天風呂付(有料)は利用可能となっています。

伊豆高原駅からは無料の送迎バスも運行

赤沢日帰り温泉館は、隣接する赤沢温泉ホテルや赤沢迎賓館、赤沢スパなどを含めた赤沢温泉郷と呼ばれるリゾート施設のひとつ。

施設へは伊豆高原駅から無料の送迎バスが出ているので、電車旅の方はぜひ利用してみてください。

待望の絶景露天風呂を深掘り《4階露天風呂》

開放感抜群の4階露天風呂

館内のエレベーターに乗り、向かった先は4階の露天風呂。赤沢の岸壁から4階分上がったところにあるお風呂は”絶景”のひと言!

写真はジェット付き寝湯、露天風呂よりもちょっとだけ高い位置にあるので、赤沢日帰り温泉館で最も高い場所にあるお風呂です。

お風呂のお湯は滝のように海へと流れていく

その寝湯からメインの露天風呂を眺めたところです。

お風呂の長さは20m、全面海側を向いていて視界を遮る柵もなく、お湯が滝のように海側に流れ落ちていきます。

ではいよいよ露天風呂からの眺めをご紹介します!

境界が溶けていく異次元のインフィニティ風呂

こちらが露天風呂からの眺めです。もうほとんど海と温泉の境界がわからないレベルで水平線と一体になり、大海のお風呂に浸かっているような気分です。

右手には国道を走る車がミニチュアのように見えて、左手の相模灘には船が浮かんでいます。

ただの海景ではなく、人の営みが加わることでより一層風景の味わいが増します。

露天風呂はメインのお風呂のほか、ジェット付き寝湯と打たせ湯があります。

ゆったりのんびりメインのお風呂を楽しむのもいいですが、この寝湯と打たせ湯もかなりおすすめ。

絶景を見ながら水に打たれ、ジェットに揉まれているとあまりの気持ちよさに意識が飛んでしまいそうです。

より一層海との一体感が味わえる《3階露天風呂》

海と一体化しているような、25mの絶景露天風呂

続いて3階の露天風呂へ。4階よりも1階分ほど低いですが、その分お風呂は25mと4階の露天風呂より広くなっています。

4階が岩を基調とした野趣あふれるお風呂なのに対し、3階はモダンな印象です。

では3階の露天風呂からの絶景をお届けします。

1階分低いからでしょうか、角度がより水平線に近くなっている感じです。肩まで浸かると目線はもう海とお風呂の境目がわからないほど。

より海との一体感を味わいたいのなら3階露天風呂がおすすめかもしれません。

男湯と女湯は日替わりで入れ替え制

男湯女湯は日替わりで入れ替え制になっているので、入りたいお風呂が決まっている方は事前にホームページの温泉カレンダーを確認しておくのがおすすめ。

3階、4階のお風呂の温度は約40度、風景を楽しみながらゆっくりのんびり入っていられる温度です。

絶景インフィニティは露天だけじゃない《3階4階内湯》

全面巨大ガラスで内湯からも絶景を堪能

露天風呂に続き、3階と4階の内湯をまとめてお届けします。

内湯とはいえ浴場全体がガラス張りになっていて、内湯からでもインフィニティな絶景が楽しめます。

写真は4階の内湯、露天と同じく岩づくりの渋めのお風呂です。

こちらは3階の内湯全景です。海側は同じく全面ガラス窓、4階と同じく絶景を堪能しながらお風呂が楽しめます。

両階ともガラスがはめ込んでありますが、定期的に上から水が流れる仕掛けになっていて、湯気でガラスが曇らないように工夫されています。

また窓ガラスは毎日磨いているそうで、まさに曇りなき絶景が楽しめますよ。

泡に揺られて楽しむ相模灘の海景色

こちらは4階の内湯ジャグジーです。勢いのある水流に揺られながらの絶景風呂はまさに極楽!

ちなみに露天、内湯ともにジャグジーはそれぞれジェットの出る位置が少しずつ違います。お気に入りのツボを押してくれるジャグジーを探すのもいいですね。

壺風呂で絶景のドツボにハマる

内湯には3階4階ともに壺風呂が2つずつあります。取材に伺った日はお茶とレモンのお風呂でした。

もちろん壺風呂からも絶景が楽しめますよ。壺風呂は基本的に1人で入るので、絶景とお湯を独り占めしている感覚がなんとも贅沢です。

開放感抜群の絶景サウナ《3階4階サウナ》

サウナの常識を破る絶景空間

そしてサウナーの方、お待たせしました、サウナのご紹介です。赤沢日帰り温泉館には4階にドライサウナ、3階にはドライとスチームのサウナがあります。

写真からお分かりの通り、いずれのサウナからも温泉と同じく絶景が楽しめます。

ほとんどのサウナが閉鎖空間ですが、ここでは外の風景、しかも海の絶景が楽しめるのは本当に貴重です。

こちらはサウナからの景色。内湯は水流で曇りを防いでいましたが、サウナは二重窓で曇りを防止しています。

赤沢温泉の絶景にかける思いが伝わってきますね。ちなみにサウナの温度は約90度と万人向けの設定となっています。

サウナ後は水風呂と絶景外気浴で整う

サウナを出たところにはもちろん水風呂もあって、整うには十分な環境。

さらに赤沢日帰り温泉館の場合、外気浴では露天スペースを使うという技も可能です。

海を見下ろしながらのチルアウトタイムは他では味わえない贅沢な時間ですよ。

個室付き露天風呂で景色を独り占め《2階貸切風呂》

全4室の貸切露天風呂

露天風呂にサウナと充実の温泉館ですが、なんと個室付きの貸切露天風呂もあるんです!

檜風呂、岩風呂、陶器風呂、樽風呂と4つの個性を持ったお風呂にそれぞれ個室が付いています。

お子さんのいる家族連れや、人とお風呂に入る習慣のない外国人に人気のお風呂です。

ひとつ上の写真は檜風呂、こちらは陶器風呂からの眺めです。陶器風呂は縦長になっていて足を伸ばしながらゆったりと入浴可能。

いずれのお風呂も窓のない露天なので、貸切風呂からでも開放感のある絶景風呂が堪能できますよ。

貸切風呂はアメニティも充実していて、お得感のある個室風呂です。

ちょっと寝もおすすめ!

お風呂の隣には個室がありプライベートな空間でのんびり過ごせます。四角い窓がまるで額縁のようですね。

貸切風呂を利用した場合でも、3階4階のお風呂に自由に入れます。

ちなみに別途料金がかかりますが布団の貸し出しも行っているので、ちょっと休みたい時におすすめですよ。

お風呂上がりは畳でゴロ寝《2階お休み処》

大満足!約100畳の大きな休憩スペース

お風呂上がりはやっぱり畳でゴロ寝したい、という声にお応えするのが2階のお休み処。

100畳という大スペースに敷き詰められた畳、そして海側は全て大ガラス越しの絶景、後ろに控えるは10台以上のマッサージ機と日帰り温泉ファンも大満足の休憩処です。

畳の上で水平線を楽しむ絶景の休憩所

休憩処_赤沢日帰り温泉館

こちらがお休み処から見える景色。お風呂の方はお湯が海へと続いていましたが、ここでは畳がそのまま水平線へと続いています。

とにかく広いスペースは掃除も行き届いていて、ゴロ寝にうってつけ。アイスとジュースの自販機もあり、お風呂上がりの満足感も増し増しです。

2階にはマッサージのサービスもあり

赤沢日帰り温泉館は館内通して絶景推しなので、窓際からの眺望も最高でした。

2階にはお休み処のほか、タイ古式マッサージのサロンもあり、温泉で温まったところにマッサージとは骨の髄までほぐれそうです。

大パノラマの《レストラン》で海の幸を堪能

海の幸と定番メニューが楽しめる

赤沢日帰り温泉館堪能の旅、最後は大パノラマのレストランです。

1階にあるレストランは金目鯛やお刺身といった伊豆の海の幸から、カツ丼、カレー、ラーメンといった定番メニューがラインナップ。

窓際の座敷はもちろんですが奥側の席も小上がりになっていて、どの席からも見事な眺望を楽しみながら食事ができます。

お風呂に浮かべた手桶をイメージした《湯めぐり海鮮手桶丼》

レストランおすすめの1品目は湯めぐり海鮮手桶丼です。

お風呂に桶を浮かべてちょっと一杯をイメージした手桶に、お造り盛り合わせと鯵の骨せんべい、その下にご飯があって、温泉玉子も付いてきます。

手桶丼にはおすすめの食べ方があって、その手順が魚のイラストに記してあります。

ご飯の上には金目鯛ほか6種のお造りと、上にはイクラとシラスが散らしてあり、厚焼き卵に唐揚げとバラエティに富んだ海鮮丼です。

ちなみに右上の小旗にある金目鯛のイラストはスタッフさんが描いたものだそう。このままゆるキャラとして使えそうなかわいさです。

手桶丼の食べ方指南書によると、まずはお造りをそのままいただきます。次に海鮮丼としてご飯と一緒に。ポイントはここでご飯を少々残しておくこと。

そして残ったご飯の上に西伊豆の塩鰹を振り、右の徳利に入っただし汁と温泉卵をかけていただきます。

ひと桶で何度も美味しいお得メニューです。

肉厚の金目鯛を贅沢に!《金目鯛のひつまぶし膳》

レストランおすすめのもう一品、金目鯛のひつまぶし膳です。

金目鯛の煮付けがのった丼、小鉢にはお造りと漬物、ひつまぶし用の薬味とお出汁が付いてきます。

赤沢から車で15分ほど走ると金目鯛の水揚げで有名な稲取漁港があるので、そのお味に期待大です。

お肉のような食べ応えの肉厚金目鯛

ではひつまぶしをいただいてみます。照り照りの金目鯛にしゃもじを入れるとプリッとした感触でほぐれていきます。

骨もきれいに取ってあるので、そのままご飯と混ぜてしまってOKなのが嬉しいです。

分厚い金目鯛はまるでお肉のような食べ応えで、甘辛い味付けも相まってご飯が止まりません!

ある程度食べ進んだところでお茶漬けに突入。お茶碗に取り分けて小鉢の薬味、そしてお出汁をかけていただきます。

金目鯛の甘辛い味がお茶漬けにぴったりで、さらにご飯が止まりません。「ご飯のお代わりください!」と言いたくなる魅惑の丼です。

お腹いっぱいの後はレストランから絶景を

食事中は目の前のご飯に夢中で、外の景色を見る余裕はありませんでした。ということで最後にレストランからの絶景をお届けします。

左の旗は手桶丼に刺さっていたもの。持ち帰ってもいいそうなので、記念にいただいて帰ることにしました。

絶景とおもてなしの心が生む爽快日帰り温泉

伊豆には海の絶景が楽しめる温泉がいくつかありますが、「赤沢日帰り温泉館」のお風呂は湯面と水平線が重なるように設計されているので、別格の爽快感があります。

館内の清潔感や海鮮丼の手作り旗など、スタッフさんたちの愛情も伝わってきて、絶景だけではない楽しみと心地よさのある温泉リゾートでした。

赤沢日帰り温泉館へのアクセス

  • 【住所】

    静岡県伊東市赤沢字浮山170-2

    【営業時間】10:00〜22:00(最終入館21:00)

    【料金】
    <通常期>大人:1,600円、 4歳〜小学生:850円
    <繁忙期>[年末年始・ゴールデンウィーク・夏季・連休(最終日除く)]大人:2,000円、 4歳〜小学生:1,000円

    【駐車場】あり

    【公式サイト】https://www.izuakazawa.jp/daytrip/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

石井省

石井省

茨城のだっぺ地区出身です。東京から伊豆へ移住。週に3回は温泉に入る温泉好きで、伊豆のマイナー温泉を丁寧に探索中。旅は行き当たりばったり、そこで起こる偶然と奇跡の瞬間を愛しています。