【閉園】船で行く無人島水族館「あわしまマリンパーク」生き物愛あふれる展示に注目
沼津市|【更新日】2023年9月27日

静岡県沼津市の無人島の中にある「あわしまマリンパーク」は、バックヤードツアーに参加している気分になれる水族館です。
スタッフたちの想いや水族館の裏側を知ると、いつもとちょっと違った楽しみ方ができるはずですよ。こだわりの詰まった生き物愛が溢れる水族館をご紹介します。
※2024年2月25日をもって老朽化のため閉園
目次
海と山に囲まれた自然豊かな「あわしまマリンパーク」
富士山の見える無人島水族館
無人島の淡島が1島丸々水族館になった「あわしまマリンパーク」。四方を海と山に囲まれた自然の中にあり、海の一部を切り取ったかのような雰囲気です。
島からは天気が良ければ富士山も見える、西伊豆で人気の観光スポットとなっています。
趣向を凝らして飼育されたイルカやアシカをはじめ、淡島周辺や駿河湾の魚などに生息する魚たちと出会えますよ。
水族館までは船でアクセス!非日常気分を味わおう
淡島までは約3分の船旅。すぐ向かいの対岸にあるためあっという間に到着しますが、“船に乗って向かう”という非日常が味わえてワクワクします。
波が立ちにくい湾内にあるため、船酔いが心配な方も安心してくださいね。
スタッフの生き物への愛を存分に感じられる!
深海コーナーだけでも驚きの解説量
「あわしまマリンパーク」1番の魅力が、スタッフによる手作りの解説パネル。館内のあちこちに設置されていて、これがおもしろい!
ここまで詳しく解説してくれる水族館はなかなかありません。例えば深海コーナーだけでも写真のようにたくさんの解説が!
マニアにとってたまらないのはもちろんのこと、一般の方にもわかりやすいように、専門用語はなるべく使わず、おもしろおかしく説明してくれています。
ウニへの愛が特にすごい!ウニの世界の奥深さを知る
館内にはスタッフそれぞれの”好き”があふれているのですが、特に目立ったのがウニ好きスタッフ小西さんによるウニコーナーです。
世界には約1000種、日本には150種がいるそう。そのうち食用とされているのはなんと6種ほど。そして日本は世界の約8種を消費するウニ消費大国だそうです。
このようなウニに関する一から十までを標本と共に紹介してくれるので、帰る頃にはウニについて詳しくなっていましたよ。
ガチャガチャの中はスタッフ作のウニキャンドル
館内ではスタッフが一つひとつ手作りした、ウニキャンドルのガチャガチャまで発見しました!
「あわしまマリンパーク」で働くスタッフの皆さんは、海の生き物たちが好きでたまらないということを肌で感じることができました。
展示種数日本最大級を誇る「カエル館」も併設
カエルの展示種数日本最大級の「カエル館」は、まさにカエルだらけ!
日本に生息しているものから、驚くほどカラフルな海外の希少なカエルなど、たくさんのカエルがいます。
この日のカエルの展示数は、75種228匹となっていました。館内ショップではカエルグッズも多く販売していますよ。
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距離が近すぎる!かわいさ全開のアシカショー
海を望む開放的なプールでは、アシカショーも行われています。距離が近く手の届くような距離にいるアシカは、人懐っこくてかわいい!
また、海を用いたプールには、水族館の人気者イルカもいます。まだ新入りのため、イルカショーは現在休止中で、2023年10月頃からトレーニングの様子を公開予定だそうです。
海の生き物たちと触れ合えるイベントも多数開催
他にも、ペンギンのごはんあげやふれあい水槽など、海の生き物たちと触れ合えるイベントや展示が多数あります。
ウミガメにごはんをあげるイベントは、子どもたちに大人気!子どもたちの歓声が上がっていました。
※時期によってイベント変更があるため要問合せ
見て楽しい、知ってもっと楽しい水族館
「古い水族館ですが、スタッフたちの生き物に対する愛と情熱が伝わるような、気持のこもった水族館を目指しています!」とスタッフの小西さんが語ってくれました。
広い伊豆は観光するのに少々苦労することも。ですが「あわしまマリンパーク」は、東名の沼津インターから約40分と、アクセスの良い場所にあり観光におすすめですよ!
「あわしまマリンパーク」へのアクセス
- 【住所】
静岡県沼津市内浦重寺186
【営業時間】冬季(11〜2月)10:00〜16:30(入園は15:00まで)/夏季(3〜10月)9:30〜17:00(入園は15:30まで)
【料金】中学生以上2000円、4歳以上1000円 ※団体割引あり
【駐車場】あり(500円)
【公式サイト】http://www.marinepark.jp
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。