こんにちは、ゲスト
  • 記事を探す

    キーワード

    エリア

    テーマ

こんにちは、ゲスト

伊豆の自然、ジオ、近代文学が集結!道の駅「天城越え」内にある昭和の森会館

伊豆市|【更新日】2023年9月12日

伊豆の自然、ジオ、近代文学が集結!道の駅「天城越え」内にある昭和の森会館

昭和の森会館は天城峠にある伊豆近代文学博物館と、森の情報館の2つで構成されています。

伊豆は豊かな自然と共に、数々の近代文学の舞台になった場所としても有名。

井上靖や川端康成をはじめとした、数多くの文学者たちゆかりの地にもなっています。

目次

昭和の森会館は「道の駅 天城超え」内、ドライブ旅なら外せない

旅の途中で森や近代文学について触れられるスポット

昭和の森会館は道の駅 天城越えに併設した施設、ドライブでアクセスしやすいのが魅力です。

伊豆の旅の途中で、森や近代文学について学べるのはちょっと得した気分。

近代文学はあまり知らないという方でも、十分に楽しめます。

学べる3つのテーマ「森の情報館・ジオパーク・近代博物館」

昭和の森会館は自然に関する知識と近代文学について学べる施設です。

また自然に関しては、森の情報館と伊豆半島ジオパークの二つのテーマに分けられているのが特徴。

伊豆近代博物館では、数々の文学作品とともに、映画「伊豆の踊子」の歴史についても知ることができます。

伊豆の森と狩野川、ジオパークを学ぼう

伊豆の森と林業の歴史、狩野川に棲む魚についても学べる

森の情報館では、江戸時代に切ることが禁じられていた「天城九制木」や、農林業の歴史に関する展示があります。

また伊豆には狩野川が流れていて、特に鮎の友釣り発祥の川としても有名。

清流に棲む魚たちについても学べます。

伊豆は南からやってきた火山の贈り物

伊豆半島はかつては南国の島、火山のエネルギーで長い月日を経て、日本へやってきたもの。

地球の持つエネルギーの大きさを思い知らされますね。

伊豆半島では様々なジオサイトがあるので、ここで情報を入手するとドライブも一層楽しめるでしょう。

伊豆の豊かな自然が生んだ近代文学について学ぶ

伊豆にゆかりのある文学者120人の資料がここに集結

伊豆の多彩な自然は、数々の文学作品を生み出してきました。伊豆を物語の舞台にした近代文学者は150名というから驚き。

本博物館では、120名もの文学者たちの資料を閲覧することができます。

幼少期を伊豆 湯ヶ島で過ごした井上靖

旭川で生まれた井上靖は、小学校時代を伊豆湯ヶ島で過ごしました。

代表作の一つ「しろばんば」では、当時の生活が語られています。

展示されているのは着物や愛用の水差し、「敦煌」「月の光」などの原稿など、どれも貴重な資料ばかりです。

「湯ヶ島は第二の故郷」川端康成

川端康成は湯ヶ島にある旅館「湯本館」を10年間、毎年訪れ数々の文学作品を執筆しました。

「伊豆の踊子」は代表作。

昭和には幾度となく映画化され、日本を代表する俳優たちが演じてきました。

文学ファンだけでなく、映画ファンも楽しめる展示になっています。

日本人ならではのノスタルジーに浸れる旧井上靖邸

博物館の隣には井上靖旧邸が移設されています。

日本の伝統的な木造建築で、電灯で灯された畳の部屋には、ノスタルジーが漂う独特の雰囲気。

今の住宅にはない、心が落ち着く独特の雰囲気に、しばし身を投じてみてください。

昭和の森会館は一石二鳥 伊豆の自然と文学を学べるスポット

昭和の森会館は、伊豆の自然と近代文学を一石二鳥で楽しめます。

自然と文学には関係がなさそうに思えましたが、優れた文学作品が多く生まれたのは伊豆の豊かな自然があったから生まれたもの。

昭和の森会館で、伊豆の自然と近代文学について一緒に学んでみてください。

昭和の森会館へのアクセス

  • 【住所】

    静岡県伊豆市湯ヶ島892-6

    [バスで]伊豆箱根鉄道修善寺駅より東海バス40分、「昭和の森会館」下車
    [お車で]東名高速沼津IC・新東名長泉沼津ICより車で60分。

    【営業時間】 8:30~16:30

    【定休日】第3水曜日

    【駐車場】あり(無料)

    【入場料】伊豆近代文学博物館(有料エリア)
    大人 300円  小人 100円(税込)
    ※森の情報館は無料で観覧できます。

    【公式サイト】https://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2490
    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

福島治男

福島治男

生まれも育ちも静岡。幼い頃からカメラが趣味で、ドローンで空撮することも。 旅の移動はもっぱらクルマ、電気自動車での生活はもう10年以上。 充電スポットを巡りながらのドライブ旅が、一番のお気に入りです。