群馬・安中市にある散策スポット「アプトの道」廃線跡をのんびりハイキング
群馬県|【更新日】2023年8月23日

車に乗ってドライブもいいですが、たまには車を停めてのんびり歩いて散策するという体験はいかがですか?
今回は群馬県安中市にある「アプトの道」をご紹介。
廃線敷を利用した遊歩道で、景色を楽しみながら歩くことができますよ。
自然と歴史がどちらも満喫できるハイキングコースを、実際に歩いてみました。
目次
廃線跡を利用した遊歩道「アプトの道」とは?
「アプトの道」ってどんなところ?
「アプトの道」は信越本線アプト式鉄道時代に使用されていた廃線敷を利用した遊歩道です。
横川駅~熊ノ平駅間のウォーキングコースで、その長さはなんと約6キロメートル!
コース中には国の重要文化財である「旧丸山変電所」や「めがね橋」などもありますよ。
碓氷峠の鉄道遺産に触れながら散策することができるスポットです。
「アプトの道」にはどんな服装で出かけるのがベスト?
アプトの道は整備された遊歩道ではありますが、片道が横川駅~熊ノ平駅までの約6キロメートル強。
往復すると約13キロメートルにもなります。
折り返し地点の熊ノ平駅は現在では駅としては使われておらず、公共交通機関も通っていません。(期間限定の土日祝日のみ、1日1往復のバス運行)
徒歩で往復するとなると、履き慣れた靴が必須!
また散策路にはトンネルもあるため、夏場であれば羽織れる物があると安心です。
自動販売機やお手洗いも途中に数カ所ある程度なのでしっかりと対策しておきましょう。
碓氷鉄道文化むら横「アプトの道起点」から出発!
準備を整え、それではさっそく出発です!
出発地点は碓氷峠鉄道文化むらの入場ゲート横にある「アプトの道起点」。
横川駅から徒歩3分なので、電車で訪れる方も安心です。
マップと途中の見どころが紹介されているので出発前からワクワクしてしまいました。
約30分のところには「丸山変電所」が
出発地点から約2キロメートルのところにあるのが「丸山変電所」。
こちらは碓氷線が幹線鉄道で初めて電化された明治45年に建設された、2棟の煉瓦造からなる大きな建物です。
建設当時の鉄道と電気の最先端技術が導入されており、急勾配の碓氷峠を通過する電気機関車を支えていた重要な施設です。
遊歩道に突如現れる堂々とした丸山変電所の姿は圧巻でした。
さらに約1時間、絶景を見渡せる「めがね橋」に到着
さらに約1時間(約3.1キロメートルほど)進むと絶景を見渡せる「めがね橋」があります。
橋の周りは緑がいっぱいの広大な自然のみ。
「マイナスイオン~!!」と叫びたくなる心地よさです。
橋を渡りきると階段があるので、下に降りると迫力満点のめがね橋とご対面!
めがね橋は明治25年に建設された橋で、川底からの高さが31メートルと日本最大級です。
煉瓦造からなるこの橋は国重要文化財に指定されています。
アプトの道を散策されていた方も、階段を降りて写真撮影をするという方が多い印象でした。
折り返し地点「熊ノ平駅」にはかつてのままの姿の変電所も
そしてさらに1.2キロメートルで「熊ノ平駅」に到着です。
ここまで約6キロメートル。
緩やかなルートではありましたが、勾配が続いていたのでひとまず到着できたことに達成感でいっぱいです。
アプトの道の折り返し地点として知られている熊ノ平駅ですが、かつては山中にある碓氷峠の中間駅でした。
そして熊ノ平駅には、変電所がかつてのまま残っています。
この変電所は昭和12年に建設されたままの状態で歴史を感じる建物です。
こちらが折り返し地点で帰りは緩やかな下り坂が続きます。
水分補給を忘れずに、無理のないペースで歩きましょう!
自然と歴史を感じながらハイキングができる「アプトの道」
今回は自然と歴史をめいっぱい感じながらハイキングができる「アプトの道」を紹介しました。
往復13キロという距離を聞くと少し躊躇してしまいそうな気もしますが、歩ききった後にはきっと達成感を得ることができるはず。
自然と歴史を歩きながら散策したい!という方はぜひ行ってみて下さいね。
群馬の交通手段はレンタカーがおすすめ
アプトの道へのアクセス
- 【営業時間】
通年・終日開放(アプトの道トンネル内の照明は7:00~18:00点灯)
【住所】群馬県安中市松井田町横川・坂本地
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。