キラキラ輝く自慢の活あじ!沼津「内浦漁協直営いけすや」で頂く絶品メニュー
沼津市|【更新日】2023年8月18日

沼津市内浦は日本一の生産出荷量を誇る養殖マアジの産地です。こちらでアジを食べたい方におすすめするのは、大人気の食堂「内浦漁協直営いけすや」。
活あじのおいしさの秘密と産地ならではのメニュー、お店を切り盛りするチームについてご紹介します。
目次
漁港は目の前!大人気の漁協直営食堂
シーサイドドライブで内浦へ
沼津市街地から国道414号線を南に下り、駿河湾沿いに県道17号をたどります。
気持ちのいいシーサイドドライブを楽しんでいると、道路右側に大きな「いけすや」の看板が出現。
右折して、漁港の目の前の広い駐車場に入ります。
広い待合所は連日大にぎわい!
大きな平屋の店舗には広い軒下スペースがあり、半分が32席のテラス席、もう半分が待合所になっています。
この日は平日。開店時間の11時を少し過ぎた時間に到着したのですが、広い待合所もいっぱいになる盛況ぶりでした。
ハイテクシステムが活躍する待合所
受付は端末をタッチして整理券を発券。
整理券のQRコードをスマートフォンで読み込むと、順番や待ち時間をいつでもどこでも確認でき、呼び出しのお知らせが届くハイテクシステムです。
駐車場の車の中でのんびり待つこともできますし、待ち時間が長い場合はお出かけすることも可能。
なお、30分以上離れる場合は、スタッフにお声がけが必要です。
内浦漁協が誇る「活あじ」とチームIKS
日本一の生産出荷量を誇る活あじの産地
内浦は養殖マアジの生産出荷量が日本一。そのおいしさには3つの秘密があります。
1つ目は富士山の恵みの水。北から富士山の伏流水、南から黒潮が流れ込み、栄養豊富な水がおいしいアジを育てます。
2つ目は厳しい水環境。アジ養殖地として北限に位置し、低めの水温でアジはゆっくり成長。早い潮流が身を引き締めます。
3つ目は養殖50年の漁師の技。長年にわたって飼育や提供方法を工夫してきました。
内浦の魚を知り尽くしたチームIKSが店を切り盛り
こちらを切り盛りするのはチームIKS(いけす)。
漁師の奥様や、内浦出身で魚のさばき方やおいしい食べ方を熟知した女性陣がメインメンバーとなり、2015年の開店時に結成されました。
店内にはチームIKSの写真とお名前、今年度の抱負が貼られ、親しみが湧きます。
そして何より、接客する皆さんのいきいきとした明るい笑顔!気持ちの良い空気が店内に満ちています。
“会いにいけるお母さん”チームIKSが大活躍
チームIKSのコンセプトは“会いにいけるお母さん”。おいしい魚のことはもちろん、地元ならではの内浦情報も教えてもらえます。
伝統の味を受け継ぐ料理を提供したり、魚をさばく調理体験を行なって魚食普及に貢献したり。
内浦の漁業を盛り上げようと活躍するチームIKSは、水産庁や全漁連、県など各方面から表彰を受けています。
現地発信!おすすめホテル・旅館は こちら
最高においしい状態・食べ方で活あじを堪能する
どれにしよう?活あじ尽くしのメニュー
こちらが活あじ尽くしのメニューです。お店おすすめの活あじ丼に活あじふらい定食。
シンプルに活あじそのものを楽しめるお造り定食や、伊豆の名産わさびを使った活あじのわさび葉寿司など、目移りしてしまいます。
「漁師の本気のまご茶定食」と活あじふらいをオーダー
悩み抜いた結果、「漁師の本気のまご茶定食」と活あじふらいをオーダー。
「まご茶」は内浦の伝統的な漁師めし。ゆっくり物事を行うことを方言で“まごまごする”と言い、漁の合間に“まごまごせずに食べられる茶漬け”のことなんです。
定食は小さめの活あじ丼とまご茶のセット、味噌汁、小鉢、漬物付きです。
プラチナに輝く活あじ丼
まずは活あじ丼から。海上の養殖場から、お店の水槽に直接搬入された厳選の養殖マアジ。鮮度は抜群です。
さっきまで泳いでいた〆たての活あじはプラチナのように美しく輝き、噛むとムチムチ、モチモチとした歯応え。初めての食感です。
あじの旨味はしっかりと感じますが、魚臭さはまったくありません。たっぷり添えられたショウガやネギまで新鮮でした。
内浦の漁師がチャチャっとかき込むお茶漬け「まご茶」
次はワクワクしながら、まご茶を調理。活あじのタタキにショウガとネギ、醤油を混ぜます。
これを白いご飯に乗せて素早くカウンターに行き、ポットの熱湯を回しかけます。熱々の熱湯というところがポイントで、ぬるいと魚臭さが出るとのこと。
お湯をかけたら素早く席に戻り、かき混ぜていただきます。
かけたのがお湯とは信じられないほどの出汁のような旨味。じっくり楽しもうと思ったのに、勢いよくかき込んでしまいました。
ふっくらサクサクの活あじふらい
「活あじふらい」には特大・大・並がありますが、特大と大は早くも完売。並をいただきました。
細かいパン粉を衣に、カラっと揚がったアジフライはサクサク!
並でも身にしっかりと厚みがあり、お刺身で食べるのとはまた違った旨みを楽しむことができました。
併設のいけすや売店で漁協自慢の逸品を買う
活魚に干物、塩辛などが揃う店内
食堂の隣には広い売店があり、漁協自慢の品々が並びます。
活あじも購入可能。マアジ以外に養殖している、マダイ・ハマチ・シマアジも予約すれば購入できるそうです。
漁協のおすすめは、活まだい味噌漬け、干物、食堂メニューの「活あじのわさび葉寿司」。いかやカツオの塩辛もおいしそうです。
手書きのポップがかわいらしく、商品のおすすめポイントが分かりやすくまとめられていました。
あの味を家庭でも楽しめる!冷凍アジフライ
もう一つの漁協おすすめ商品は冷凍アジフライ。
チームIKSが伝授する揚げ方には、油の温度や揚げ時間、揚げる向きが細かく書かれていて、動画でも見ることができます。
きっと食堂の味が家庭でも再現できるはず!
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またすぐにリピートしたい!内浦漁協直営いけすや
恵まれた環境と歴史ある養殖技術に育まれた内浦漁協の活あじ。
チームIKSが活あじで作る料理は、またすぐにリピートしたくなるおいしさです。
内浦漁協の二つの自慢、活あじとチームIKSに会いに行ってみませんか?
内浦漁協直営いけすやへのアクセス
- 【営業時間】
(食堂)11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)
(物販)9:00〜16:00
【定休日】水曜、木曜
【住所】静岡県沼津市内浦小海30-103
【駐車場】あり、無料
【公式サイト】https://ikesuya.com/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。