横浜・港北の古刹「西方寺」。歴史を感じる空間で、穏やかなひとときを過ごそう
横浜市|【更新日】2023年8月17日

横浜・港北の地にある、西方寺(さいほうじ)をご存じでしょうか。
1190年に鎌倉で創建された西方寺。その後、港北の新羽にやってきた歴史あるお寺です。
境内には季節ごとに美しい花が咲き誇ることから、通称「花寺」とも呼ばれています。
今回はそんな西方寺を訪れ、豊かな緑と落ち着いた雰囲気を満喫してきました。
目次
西方寺は新羽駅すぐの小さなお寺。茅葺き屋根が印象的
威風堂々と佇む山門。圧倒的な存在感に思わず息をのむ
新羽駅から歩いてすぐ。茅葺き屋根の山門が印象的な西方寺に到着しました。
決して大きなお寺ではありませんが、立派な山門は遠くから見ても存在感があります。
威風堂々とした佇まいに、圧倒されてしまいました。
入口の掲示板には、イベントのお知らせが。毎月第三火曜日と木曜日には写経会、第四土曜日には瞑想の会などが本堂で行われているそうです。
普段なかなか体験できない写経や瞑想。ご興味がある方はぜひいかがでしょうか。
振り返ると長い参道が。秋には彼岸花が見ごろを迎える
山門の手前までやってきました。振り返ると、眼下には長い参道が続いています。
冒頭でもお伝えしましたが、西方寺は通称「花寺」と呼ばれています。秋にはこの参道が彼岸花で埋め尽くされるそう。
他にも、春には桜、初夏にはアヤメやアジサイ。そして冬には蝋梅が境内を彩ります。
今回訪れたのは夏真っ盛りの7月。ちょうど花がない時期ではありますが、豊かな緑と蝉の声にノスタルジックな気分が味わえました。
本堂は横浜市指定有形文化財。山門の先には別世界が
まずは手のお清めから。静かな境内に水の音が響く
さて、まずは手を清めましょう。右手側にある手水舎に向かいます。
境内には誰もいません。辺りはシンとしており、手を洗う水音が響きます。
自然の音に耳を澄ませながら、穏やかな時間を楽しみましょう。
重厚感ある茅葺き屋根は圧巻!心落ち着かせ本堂に参拝
本堂の目の前にやってきました。こちらの本堂は、横浜市指定有形文化財に指定されています。
本堂が造られたのは江戸時代。屋根は平成の大修理によって茅葺き屋根となり、創建当初の姿に生まれ変わりました。
横浜という大都会にあるお寺ですが、そのことを忘れるくらいとても静かな空間です。
茅葺き屋根は、間近で見ると思った以上の重厚感。圧巻の眺めです。
それでは心を落ち着かせ、参拝しましょう。
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目線の先にはおみくじが。西方寺で運試しをしよう
思いを込めておみくじを。箱の奥から運命の1つを選ぶ
参拝が終わり、境内を散策しようと思ったら…。ひっそりと置かれたおみくじを発見してしまいました。
これは運試し。挑戦しないわけがありません。
箱の中でグルグルとおみくじをかき混ぜ、運命の1つを選びます。
西方寺のご利益か?おみくじの結果に驚き小躍り
ドキドキしながら開封すると…。なんとなんと、大吉です!
滅多にお目にかかることのない大吉に、思わず声が出るほど驚いてしまいました。
「思うがままになる運です」冒頭から、テンションの上がる一言ですね。非常に清々しい気分です。
嬉しかったので今回のおみくじは結ばず、記念に持ち帰りました。
境内にあふれる豊かな緑。ゆったりと過ごす癒し時間
大吉を引き当て気分がよくなった後は、境内を散策しましょう。
鬱蒼と生い茂る木々の緑は、青空から降り注ぐ太陽の光をキラキラと反射させています。
あぁ、夏だなぁ…と思わずつぶやいてしまいました。
山門近くにはベンチもあるので、座ってのんびり境内を眺めるのもおすすめです。
季節の草花に文化財まで!「西方寺」で四季を感じる参拝を
港北にある歴史あるお寺「西方寺」をご紹介しました。
本堂などの茅葺き屋根は見事なもので、横浜市指定文化財に選ばれるのも納得です。
季節の草花も楽しめる西方寺。花が見頃の時期は、更に美しい光景が広がるでしょう。
新羽駅からのアクセスも抜群なので、お近くを訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね。
横浜とは思えない落ち着いた空間に、きっと癒されるはずです。
「西方寺」へのアクセス
- 【住所】
神奈川県横浜市港北区新羽町2586番地
【駐車場】あり
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。