富士山をバックにイルカがジャンプ!「伊豆・三津シーパラダイス」の魅力、見どころをお届け
沼津市|【更新日】2023年8月24日
伊豆・三津(みと)シーパラダイスは伊豆半島の入口、沼津市の歴史ある水族館。富士山と駿河湾をバックに、イルカがダイナミックにジャンプするショーは圧巻です!
生き物たちとの距離が近く、見て、触って、体感できるのもおすすめポイント。今回は、「みとしー」の愛称で親しまれる伊豆・三津シーパラダイスの魅力についてご紹介します。
目次
通称「みとしー」、古くから愛される水族館
駿河湾の奥、内浦湾に面した海の生き物の楽園
伊豆・三津シーパラダイスは奥駿河湾の静かな入江、内浦湾に面する水族館。
東名沼津インター、新東名長泉沼津インターから伊豆縦貫道・中央道を経由して車で約30分。
最寄りの伊豆長岡駅からバスで約25分と、車なしでも訪れることができる立地です。
「初めて」がいっぱい!日本で二番目に歴史ある水族館
伊豆・三津シーパラダイスは1930年に前身の中之島水族館として開業した、日本で二番目に歴史のある水族館(2023年現在)。
日本で初めてバンドウイルカ、セイウチ、ラッコの飼育を行い、ラッコの繁殖に成功したのもこちらが最初なんです。
静岡県民には“みとしー”の愛称とテレビコマーシャルでおなじみ。年間パスポートで何度も通うヘビーユーザーもいます。
きれいな海だから楽しめる!自然飼育場やフィッシング
イルカのショーステージは海!天気が良ければ富士山も
こちらで見逃せないのは、自然の入江をそのまま利用した「イルカの海ショーステージ」。
お天気がいい日には、富士山をバックに大ジャンプするイルカを見ることができます。
イルカと一緒に海を泳ぎ、空中を飛ぶトレーナーの気持ちよさそうなこと!自分もやってみたくなってしまうかもしれません。
自然飼育場で暮らすアシカ・アザラシ・オットセイ
「イルカの海」の隣には、同じく入江を利用した自然飼育場が。ここにはカリフォルニアアシカ、ゴマフアザラシとキタオットセイが暮らします。
潮騒を聞き、海風に吹かれながら、穏やかな波が打ち寄せる岩場でひなたぼっこをする様子を見ていると、水族館にいることを一瞬忘れてしまいそう。
きれいな内浦湾に立地しているからこそ見ることができる光景です。
今日は何が釣れるかな?うきうきフィッシング
自然飼育場の桟橋では海釣りも楽しめます。釣竿1本1,000円で30分レンタルして、オキアミを餌に浮き釣りにチャレンジ!メジナやカサゴなどが釣れるかも。
取材当日、男の子が立派なサバを釣り上げていました。他の方も次々釣れていて楽しそうでしたよ。
釣れた魚は水槽で展示後、海にリリースされます。夏期など期間限定のイベントなので、公式サイトをご確認くださいね。
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見逃せない!スタジアムでのダイナミックなショー
夏限定のお楽しみ!ドルフィンざぶーん
「イルカの海ショーステージ」だけではなく、スタジアムでのショーも見逃せません。
夏限定のお楽しみといえば「ドルフィンざぶーん」。ショータイムに参加し、イルカに思いっきり水しぶきをかけてもらいます。
子供も大人も、水をかけられている人もショーを見ている人も、みんな大盛り上がり。
1回25名限定、ショー開始5分前に参加者を募集しますので、涼みたい方はぜひ奮ってご参加ください!
トレーナーとの息もぴったり!アシカのサニーとココ
カリフォルニアアシカのサニーとココ、トレーナーたち。
アシカのショーは陸上ショーが多いのですが、こちらはトレーナーもプールに入る水中ショー。
みんなの息がぴったりなところに、日頃から培われた信頼関係が見え心が和みます。
芸達者なアシカたちに釘付けになるのはもちろんのこと、トレーナーが水に飛び込んだり、泳いだりする姿もきれいでしたよ。
大きな体でお茶目な芸、トドのテツマル
こちらはトドのテツマル。大きな体でプールのフチに乗ると迫力がありますが、この状態でフチをすばやく横移動する姿がユーモラス。
そして、お分かりいただけますでしょうか。テツマルの顔にご注目ください。ぺろっと舌を出して、クシュっと笑っています。
前後のひれがきれいに直角になっているところも見逃せないポイントです。
子供たちのパラダイス!見て、触って、遊んで、学ぼう
川から海、深海へ。そこに生きる命を見る
日本一深い駿河湾。そこには深海の生物が息づきます。
こちらは駿河湾の底に住む大きなタカアシガニ。タッチプールでは生きたタカアシガニに触ることができます。
「イズリバ」では伊豆の川、「ちょい底」では水深100mの表層の海、「DON底」では深海の生物を展示。
通路の照明も深さに合わせて暗くなり、まるで深海に潜っていくような感覚を味わえますよ。
ペンギンのおうちにお邪魔します
ペンギンたちの住む場所に入れてもらう「ペンパラ」。顔や仕草を間近に見ることができます。
お邪魔したときはちょうど休憩中だったのか、みんな陸上でまったりしていました。写真を撮るときもばっちりカメラ目線です。
中に入るときは靴底をしっかり消毒して、触りたい気持ちはグッとこらえて観察しましょう。
びしょ濡れになって魚と遊ぼう!いそあそび〜ち
「いそあそび〜ち」は魚と遊びながら水遊びができるプール。子供たちの大人気スポットです。
素早く泳ぎまわる魚を夢中で追いかけて、みんなずぶ濡れ。近くに更衣室もあるので、着替えとタオル持参で思いっきり楽しみましょう。
あじっこパラダイスで楽しみながら食について学ぼう
沼津の名物といえば、おいしい アジの干物。
「あじっこパラダイス」では、子供たちがアジになりきり、捕まって開かれ、干され調理されて食べられるまでを体験します。
トランポリンやネットなどの遊具で楽しみながら、普段食べている干物がどのようにできるのか学べるスポット。内浦漁協や沼津ひものの会も協力しているとのこと。
対象は小学校3年生まで。“食べることは命をいただくこと”を知る、意味深い空間です。
みとしーラボで水族館の飼育員になってみよう
「みとしーラボ」は飼育員が実際にバックヤードとして使う場所。魚の稚魚や、餌になる生き物を飼育する様子などを見学できます。
また体験コーナーでは、生き物の観察や水槽の水替えなど、大切な裏方作業を遊びながら体験することも。
水族館として目指すSDGsの解説もあり、海や陸の豊かさを守ること、子供たちが生き物に興味を持ってもらうことの大切さが伝わります。
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距離の近さが売り!生き物に触れて感じること
子供も大人も夢中になる餌やり体験
「イルカの海ショーステージ」では、バンドウイルカたちに魚をあげることができます。小さな子供たちも躊躇なく魚をつかんで上手に投げ、イルカが見事にキャッチ!
隣の自然飼育場ではアシカたち、「なかよしステージ」のいけすではマダイやブリのエサやり体験も可能。
どちらも大人気で、特にアシカたちのエサは補充されるとすぐに完売していました。
チケットは貴重!コツメカワウソの肉球にタッチ
「みとしーの森」に住むのはコツメカワウソ。つぶらな瞳にちょこちょことよく動く愛らしい仕草は見ていて飽きません。
なんと、こちらではカワウソの肉球に直接タッチできるんです!1日5名限定、チケットはテイクアウトコーナーにて先着販売。
実施時間が決まっていますので、肉球に触りたい方は公式サイト要チェックです。
遊んでくれた?ミニミニドルフィンざぶーん
こちらは「いそあそびーち」の横にあるイルカの飼育プール。もちろん人が歩くところとの間には柵がありますが、思いのほか距離が近くてびっくり。
のんびりと泳ぐバンドウイルカを眺めていると、イルカも人間の方をちらりちらりと見ています。
と、その瞬間。イルカが大きな水しぶきをあげ、近くにいた男子中学生たちに水がかかって大盛り上がり。
イルカのいたずら、もしくはサービスだったのでしょうか。
思いきり楽しんで、自然の大切さを感じる「みとしー」
伊豆・三津シーパラダイスは、生き物たちの展示やショー、ふれあいや餌やり体験を思いきり楽しみ、自然や命の大切さを感じられる水族館。
子供たちが楽しんで学べる仕掛けが満載、大人も夢中になれる場所です。今度のお休み、ぜひ生き物たちに会いに行ってみませんか?
伊豆・三津シーパラダイスへのアクセス
- 【営業時間】
9:00~17:00(最終入場16:00)
※夏期営業時間等、変更になる場合がありますので公式サイトをご確認ください。
【住所】静岡県沼津市内浦長浜3-1
【料金】大人(中学生以上):2,400円
子供(4歳〜小学生):1,200円
シニア(65歳以上):2,000円
※団体割引、WEBチケット割引、LINE登録の割引クーポンあり
【駐車場】乗用車:300台、500円/ 回
大型バス:15台
【公式サイト】https://www.mitosea.com/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。
















