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練り物好き歓喜!「小田原おでん本店」カウンター席で味わう絶品おでん

小田原市|【更新日】2023年8月25日

練り物好き歓喜!「小田原おでん本店」カウンター席で味わう絶品おでん

小田原が“練り物の街”であることは有名ですが、「鈴廣」や「籠清」以外にもたくさんのかまぼこ店があり、それぞれ味や歯ごたえに個性があるのをご存知でしょうか。

「小田原おでん本店」は、なんと小田原の老舗かまぼこ店11社の練り物をおでん種として味わえる、練り物ファンにはたまらないお店。

「小田原おでんって、どんなおでん?」という疑問を、お店の成り立ちから紐解いていきましょう。

目次

町おこしの一環で誕生した「小田原おでん」

「小田原かまぼこ通り」を代表する人気店

小田原おでん1

小田原駅から徒歩20分、数多くのかまぼこ店が軒を連ねる「小田原かまぼこ通り」に、閑静な店構えの「小田原おでん本店」はあります。

今から約20年前、当時減少傾向にあったかまぼこの消費を盛り上げようと、新名物として「小田原おでん」の企画が発足しました。

市民のアイデアを商品化

小田原おでん本店9

その後2006年に「小田原おでん本店」がオープンし、かまぼこ店をはじめ豆腐屋、八百屋、精肉店など、様々な地元商店がオリジナルの種を提供。

「春のおでんサミット」で市民からのアイデアを募る 「おでん種コンテスト」の入賞作品も商品化されるなど、まさに地域ぐるみで育まれてきた食文化なのです。

フォーマル利用できるお茶室やはなれも

小田原おでん2

2015年にはミシュランガイドブックにビブグルマンとして掲載。

気軽に利用できるカウンター席やテーブル席のほか、茶室やはなれ「月の風音」も増設され、フォーマルな会食や大人数での貸し切りなど、様々な用途に対応できるお店に。

2020年には本店の15周年を記念して小田原駅前に「ミナカ小田原店」をオープンするなど、「小田原といえば小田原おでん!」のイメージを着実に広げています。

シンプルな出汁と薬味で楽しむ、おでんの食感

目の前でグツグツ…迷いながら選ぶ楽しみ

小田原おでん3

初めて小田原おでんを食べるなら、のれんをくぐってすぐのカウンター席へ!

目の前でグツグツと煮えるおでん鍋の臨場感や、お店の方との会話を楽しみながらの食事は、自然とお酒が進みます。

どれにする?45種を超えるおでん種

小田原おでん4

メニューを開くと、45種類を超える多彩な「おでん種リスト」が。

定番の大根や卵はもちろん、やはり注目すべきは全11社・11種類のこだわりが詰まった練り物たち。

こんなにかまぼこ店の種類があったんだ!と驚かされるとともに、どれを食べようか迷ってしまいます。

迷ったら「おまかせ」の盛り合わせを

小田原おでん5

小田原おでんの真骨頂を味わうべく、店員さんがバランスよくセレクトしてくれる「おまかせ五品」(990円)をオーダー。

手際よく盛り付けられる、ぷりぷり、つやつやのおでん種と、透き通った出汁が食欲をそそります。

梅みそ、わさび醤油で味変を楽しんで

小田原おでん6

この日のセレクトは、大根、小田原なると、いか天、地鶏入揚げつくね、つみれの五品。

おでんの薬味といえば「からし」ですが、小田原おでんのもう一つの特徴は、小田原特産の梅を使った「梅みそ」と「わさび醤油」をつけて食べること。

梅みそは大根やこんにゃくに、わさび醤油は「板わさ」感覚で練り物につけて食べるのがおすすめ。

さっぱりとした風味がアクセントになり、普段のおでんとは一味違うおいしさを発見できますよ。

主役の練り物に合わせて、計算しつくされた出汁

小田原おでん7

京都から影響を受けた出汁は、シンプルに昆布、かつお、塩のみで味付け。

練り物から旨味が出るので、出汁の味が変わらないよう、メインの鍋のおでん種は常に同じラインナップにしているそう。

出汁がじゅんわりと染みた分厚い大根に、なめらかな口当たりで魚の味が香ばしいつみれ。

中でも小田原なるとは、想像を超えるぷりっとした弾力に驚き!はんぺんも普段のおでんとは違う食感が楽しめるおすすめの一品です。

おでん汁を使った創作スイーツも

小田原おでん8

おでんだけでなく、お酒に合うおつまみやご飯ものなど、様々なオリジナルメニューを提供。

デザートの「いも栗かぼちゃ」(490円)はその名の通り、芋・栗・かぼちゃを使った濃厚なプリン。

みたらし餡におでんの出汁が使われていて、甘じょっぱいコンビネーションがクセになる味です。

小田原観光のメインに「小田原おでん」を

地元商店と市民が一致団結することで、今や小田原グルメの代表格となった小田原おでん。

観光で訪れたら、小田原ならではの海の幸・山の幸を一気に味わえる小田原おでんを。休日は予約でいっぱいの人気店なので、事前予約は必須です!

「小田原おでん本店」へのアクセス

小田原市周辺の観光エリア

ライタープロフィール

山本茉莉子

山本茉莉子

神奈川県藤沢市出身。10年間エンタメ&ライフスタイルニュースサイトのエディターを担当。現在は本業のWebディレクターと並行して、地元・湘南エリアのご当地ライターをつとめる。趣味は朝活、韓国トレンド収集、カフェ巡り。