「ルミエールワイナリー」山梨の老舗ワインを見て・聞いて深く味わうひとときを
山梨県|【更新日】2023年7月25日

山梨県笛吹市にあるルミエールは、100年以上の歴史を持ち地域内外の人に愛されているワイナリーです。
ワイナリーでは畑や製造の様子を見学するツアー、試飲、食事などを楽しむことができますよ。
この記事では、そんなルミエールワイナリーの見どころをご紹介します。
目次
山梨県笛吹市の老舗・ルミエールワイナリー
1885年創業。明治時代から続く老舗ワイナリー
山梨県笛吹市の一宮(いちのみや)エリアは、甲州市勝沼に隣接し、ぶどう・ももの栽培やワインの製造が盛んな地域です。
一宮で100年以上の歴史を持つルミエールワイナリーは地域内外で愛され、多くの観光客も訪れるスポットとなっています。
施設内ではショップ、レストラン、見学ツアーなどが楽しめる
画像は施設全体のマップです(公式HPより)。
ショップで買い物をしたり、レストランでワインとコース料理を楽しんだりできるほか、事前予約でワイナリーを案内してくれる見学ツアーも実施。
今回は30分コースで見られる内容を紹介します。
ガイド付きの見学ツアーでワイン造りを学ぼう
目の前に広がる自社農場のぶどう畑
ショップで受付を行い、ツアーは目の前に広がるぶどう畑からスタート。
さんさんと太陽の降り注ぐ下、甲州やメルローなどさまざまな種類のぶどうが育てられています。
取材した7月初旬はまだ生育途中の青々とした小さな房でしたが、手をかけて立派な醸造用ぶどうになっていくとのこと。
たくさんのワインが作られる醸造棟へ
次に、ワインの製造を行う醸造棟を見学しました。
ぶどうの収穫を行う秋頃には、たくさんのぶどうがここに運ばれて、ぶどうを選別したり機械で果汁を搾ったりといった作業を行います。
歴史ある地下セラーを見学
さらに奥にある建物の中へ。歴史ある醸造設備を見学することができます。
地下にあるセラーはひんやりとした空気が流れていました。
かつてコンクリートタンクとして使用されていた場所を、壁を取り壊して樽貯蔵庫として使っているそうです。
100年前と同様に造られたワイン「石蔵和飲」
昔ながらの石蔵発酵槽で毎年数量限定で製造
現在のワイン造りの主流はステンレスタンクですが、ルミエールワイナリーでは今でも年に一度、1901年に作られたという「石蔵発酵槽」で醸造を行っています。
現役で使われている石蔵は十基のうち一基のみ。
竹製のすのこなどを使った昔ながらの製法で、数量限定の赤ワイン「石蔵和飲(いしぐらわいん)」を製造しています。
深みのあるぶどうの風味を感じる赤ワイン
こちらが100年前と同じように石蔵発酵槽でつくられた赤ワイン、石蔵和飲。
実際にいただいてみたところ、ぶどうの甘酸っぱい香りが広がり、しっかりした風味ながらやわらかい後味が広がる感じがしました。
店頭やオンラインショップ、山梨県内の量販店などで購入することができるそうです。
ショップ&試飲コーナーで多彩なワインを堪能
バラエティ豊かなワインをご自宅やお土産に
見学を終えたらショップへ行ってみましょう。
白、赤、スパークリング、ホットワインや梅酒まで、多種多様なワインや関連商品が並んでいます。
どれを購入しようか迷ってしまいそうなほど。
スタッフの方に聞いてみたり、試飲したりしながらお気に入りを見つけましょう。
試飲コーナーで好みのワインを見つけよう
こちらが試飲用ワインの並ぶコーナーです。
取材時は白ワイン6種、赤ワイン6種、梅酒、スイートワインの計14種類を提供していました(有料)。
カウンターで試飲用のカードを受け取り、サーバーに差し込んでワインを注ぎます。
ぶどう畑が見えるカウンターでゆっくり味わうことができますよ。
マリアージュを楽しめるフレンチレストランもおすすめ
レストラン「ゼルコバ」では、フレンチのコース料理とともにルミエールのワインを味わうことができます。
店名の由来は庭にある大きなケヤキの木(学名:ゼルコバ)とのこと。
緑あふれる開放的な景色を眺めながら、美酒・美食のマリアージュを満喫できる空間となっています。
ルミエールワイナリーで、より深くワインを楽しむ体験を
笛吹市で長年愛されるルミエールワイナリー。
製造工程の見学や試飲など、たっぷりワインの歴史や味わいに触れる時間を過ごすことができます。
山梨のワインについて知りたい、お買い物や食事も楽しみたいという方にぜひおすすめしたいスポットです。
山梨の交通手段はレンタカーがおすすめ
ルミエールワイナリーへのアクセス
- 【住所】
山梨県笛吹市一宮町南野呂624
【営業時間】
9:30~17:30(ショップ)【駐車場】
あり【公式サイト】
https://www.lumiere.jp/※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。