勝沼「MGVsワイナリー」ものづくりの魂を感じる山梨県産ワインに出会う
山梨県|【更新日】2023年8月2日

山梨県の勝沼に2017年に開業した「MGVs(マグヴィス)ワイナリー」。
半導体加工工場をリノベーションしたファクトリーショップでは、洗練された雰囲気の中で見学や試飲を行うことができます。
「MGVsワイナリー」が生み出す、ワインへのこだわりや魅力についてご紹介します。
目次
元半導体加工工場をリノベーションしたワイナリー
スタイリッシュな外観は外国のような雰囲気
MGVsワイナリーは、甲州市で半導体加工を手がける地元企業が2017年に開業したワイナリーです。
昔ながらの酒蔵のイメージとは一線を画した工業的な雰囲気が印象的。
それもそのはず、ここはもともと半導体の加工工場だった場所。その設備を活かしながらワイナリーに改装したそうです。
一歩入るとセレクトショップのようなおしゃれな内装
芝生が涼しげなガーデンを通って施設に入ると、まるでセレクトショップのような空間が広がっていました。
ワインはもちろんのこと、スナックやワインオープナーなどの雑貨もデザインにこだわったものを取り扱っています。
MGVsワイナリーのワイン造りのこだわりとは?
地元山梨のぶどうに一貫してこだわったワインを造る
スタッフの方からMGVsワイナリーのものづくりに対する思いを伺うことができました。
最大のこだわりは、「地元・山梨県のぶどうを使い、この土地の風土を感じられるようなワインをつくること」。
さまざまなぶどうの品種がある中で、白ワインは「甲州」、赤ワインは「マスカット・ベーリーA」の二つに特化。
ワイナリーの栽培チームが管理する自社農園や契約農園のぶどうだけを使ってワインを仕込んでいます。
製造業のスピリットを感じる、工程もオープンにする姿勢
施設では実際にワインが製造・保管されるタンクや樽などをショップよりガラス越しに見ることができます。
半導体と同じように、クリーンな環境でつくること、工程をオープンにして見てもらうことがMGVsワイナリーのモットー。
事前予約にてワイナリーを案内するツアーも行なっているそうですよ。
まるで元素記号のよう。好みのワインを選ぶ楽しみ
ワインの名前は原料や製法を表すアルファベットと数字
MGVsワイナリーのワインのラベルはとてもシンプルで、アルファベットと数字のみが書かれています。
アルファベットはぶどうの品種、数字はぶどうの収穫地や製造方法を表していて、全てのワインがこの組み合わせで名付けられています。
(例)
K2…甲州(K)、笛吹市一宮地区(2)
B1…マスカット・ベーリーA(B)、甲州市勝沼地区(1)
ワインの特徴を記したシートで想像を膨らませて
店内にはワインボトルと、それぞれのワインの特徴を記したシート(ワインタグ)が並んでいます。
産地や製造方法による味わいの違いを想像したり、スタッフの方におすすめを聞いたりしながらワインを選んでみましょう。
雰囲気抜群のカウンターでワインを試飲しよう
バーのようなカウンターで試飲ワインを提供
ここでは数種類のワインを有料で試飲することができます。
日替わりで提供される銘柄から選ぶほか、おすすめワインのセットやおつまみ付きのセットも。
また車を運転する方やお子様向けにぶどうジュースもありました。
おすすめワインのセットを、ガーデンを眺めながら味わう
バーのようなスタイリッシュな雰囲気の席や、ガーデンに面したカウンターでワインをいただきます。
優しくて華やかなぶどうの香りが広がり、口当たりはあっさりとして飲みやすい印象でした。
新進気鋭の「MGVsワイナリー」。繊細な味わいを楽しもう
伝統のあるワイナリーがたくさんある勝沼エリアの中でも、スタイリッシュな雰囲気を持つMGVsワイナリー。
デザインやものづくりに対する思いが随所に感じられました。
ぜひ山梨のぶどうならではの味わいや、その場所でしか感じられない風景を楽しみに出かけてみてくださいね。
山梨の交通手段はレンタカーがおすすめ
MGVsワイナリーへのアクセス
- 【住所】
山梨県甲州市勝沼町等々力601-17
中央道勝沼ICより車で約6分【営業時間】
10:00〜12:00、13:00〜16:00(土日祝は12:00〜13:00も営業)【定休日】
4〜11月:火曜、12〜3月:火・水曜、および年末年始【問合せ(TEL)】
0553-44-6030【駐車場】
あり【公式サイト】
https://mgvs.jp/※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。