紫陽花の名所!「明月院」で北鎌倉の自然を満喫できる、おすすめ散策をご紹介
鎌倉市|【更新日】2023年6月27日

初夏には紫陽花が、秋には紅葉を切り取ったような丸窓からの景色が有名な「明月院」。
境内は多くの紫陽花が植わっており、シーズン中は大賑わいです。
明月院を通年で楽しめる、散策スポットをご紹介します。
目次
梅雨時期に入ったら、入場口から続く紫陽花ロード!
本堂へまっすぐ続く総門からの入場は時期限定
紫陽花寺としても有名な明月院は、北鎌倉駅から向かって徒歩約10分。
駅から明月院へ向かう観光客は多く、紫陽花や紅葉の時期は特に人の流れが見られます。
通常時では閉鎖されている「総門」は、紫陽花シーズン中などに開閉します。
シーズンオフの時期は、左手側にある「拝観口」から入れるようになっていますよ。
明月院ブルーが見られる時期は?
入場口の周囲にも紫陽花が多く植わっていますが、境内の中は多くが紫陽花の小径となっていて壮観です。
明月院では「明月院ブルー」と呼び名がつくほど紫陽花の景観が大人気!
境内にはヒメアジサイが多く植わっており、見頃を迎えると濃いブルーに咲き誇るのが見事です。
咲き始めから約半月後、例年では大体6月中旬頃に明月院ブルーが見られますよ。
7月に入ったら、花期を終えたものから剪定作業がされていきます。
早朝がおすすめ!紫陽花に囲まれた鎌倉石の階段
明月院の人気の撮影スポットに、両側に紫陽花が咲く階段道があります。
境内の中央ほどにある「山門」前の階段道ですが、人で混みあい写真撮影が難しい状況に。
しかし早朝の時間帯には、登り口側に通行止が置かれていることも。
できるだけ人がいない状態で撮影したい人達が、場所を譲り合って写真を楽しむ様子が見られました。
お昼前には通行止は外されているので、階段道の撮影がしたい人は早朝の拝観がおすすめです。
山門を抜けた先にある本堂周辺スポット
人気の撮影スポット!四季の変化が美しい「悟りの窓」
明月院本堂にある「悟りの窓」は、行列ができるほどの大人気スポット。
手前には季節の花などの装飾がされ、大きな丸窓の向こうには本堂後庭園の様子が見られます。
本堂前を通り過ぎる際にちらっと見れますが、写真撮影をする場合には専用の列ができているので並ぶ必要があります。
特に紅葉のシーズンでは、暗い室内と丸窓で縁どられた紅葉の様子が見事!大勢の観光客が訪れます。
季節の木々が彩る「枯山水庭園」
本堂の前には、水を使わず石などで山水の趣を表した「枯山水庭園」があります。
ここまでは木々と草木に囲まれた小径を通ってきたため、急に開けた場所へ出たように感じられることも。
周囲にはサツキやシダレザクラなどがあり、春から初夏まで華やかな景色が見られます。
6月頃からは緑とのコントラストが映え、秋から冬にかけての移り変わりも枯山水ならではの見ごたえですよ。
異色のスポット!「ウサギの宇宙ステーション」
本堂手前に、異彩を放つ可愛らしいエリアが!
顔をはめて撮影できるパネルやウサギ小屋、テーブルとイスもあって休憩所もあります。
明月院は名前にある「月」に関連する動物の「ウサギ」を大事にしており、境内の各地にもウサギ像が。
お守りなどを購入できる授与所では「宇宙まもり」というウサギのマスコットがついているお守りもあるので要チェックです。
神奈川の交通手段はレンタカーがおすすめ
悟りの窓から見える景色の先「本堂後庭園」
白砂、苔の大地に広がる花菖蒲の庭園
円く切り取られた「悟りの窓」で見えていた景色の場所は、本堂後庭園というエリアです。
拝観料とは別に入場料が必要ですが、花菖蒲が咲く庭園は大変見事!
以前は花菖蒲と紅葉の季節の特別公開となっていましたが、近年はシーズンオフでも公開をしているとのこと。
広い面積に広がる苔の様子など、枯山水とはまた異なる庭園を楽しめます。
紫陽花の少し前の時期がピーク!紫と白の花菖蒲
本堂後庭園で咲く花菖蒲の色は紫と白があります。
大きな花びらで一輪でも見ごたえがあり、花菖蒲の庭園としても人気のスポット。
紫陽花のシーズンの少し前あたりから紫の花菖蒲が咲き始め、紫陽花が青く色づく頃には白い花菖蒲が多くなっていきます。
明月院ブルーの時期には花期が終わってくる花ですが、紫の花菖蒲が咲く様子も圧巻!
6月上旬の紫陽花が咲き始めた頃に訪れるのもおすすめですよ。
苔にも注目!後庭園の見どころをチェック
立ち入りできないエリアには緑の絨毯が広がる場所も。人に踏まれることもなく、苔が元気に生えています。
後庭園にはベンチも数か所に設置されており、静かに景色を眺めて足を休めることができますよ。
月やうさぎをかたどった像も置かれていて、それぞれに目をかたむけながら癒される散策をお楽しみください。
紫陽花シーズンは開門時間も早くなる早朝がおすすめ!
日々多くの人が訪れる明月院。紫陽花シーズンは早朝がおすすめです!
開門時間が早くなる日もあるので、朝イチですと境内の各スポットもまわりやすいです。
境内の大部分は小径が組み合わさった構成のため、ピーク時には狭い小径が行き交う人でいっぱいになり身動きがとりにくい場面も。
日差しの中並ぶ場所もあるので、曇っていても紫外線対策を忘れずに!
ぜひ紫陽花が美しい明月院に、足を運んでみてくださいね。
明月院のアクセス
- 【住所】
神奈川県 鎌倉市山ノ内189
・JR北鎌倉駅より徒歩約10分【拝観時間】9時00分開門~16時00分閉門
※6月の紫陽花の時期は変更の場合あり【拝観料】
高校生以上:500円
小中学生:300円
障害者:無料(要障害者手帳)
*付添1名無料【公式サイト】https://www.trip-kamakura.com/place/japanheritage/230.html
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。