アートギャラリーや演奏会も。茅ヶ崎の隠れ家「すずの木カフェ」で温もりランチを
茅ヶ崎市|【更新日】2023年7月4日

茅ヶ崎といえば海のイメージが強いですが、「すずの木カフェ」はその名の通り、木や緑の温もりにあふれた喫茶店。
茅ヶ崎のアートや音楽の拠点でもあり、地元民のヒーリングスポットとして長く愛されるお店をご紹介します。
目次
路地裏に佇む、緑に包まれた小さな喫茶店
一休みに立ち寄りたくなる隠れ家スポット
茅ヶ崎の海側とは反対の北口から徒歩4分、駅前の喧騒から少し離れた路地裏に「すずの木カフェ」はあります。
豊かに生い茂る緑の隙間から、控えめにチラリと覗くかわいらしい看板を見つけると、隠れ家に出会ったかのようで嬉しい気持ちに。
今日は静かな場所でリラックスしたい、そんな気分なら迷わず引き込まれるはず。
ほっと落ち着くヴィンテージなインテリア
わくわくしながら扉を開けると、お家に招かれたかのような懐かしさがありながらも、こだわってセレクトされたヴィンテージのインテリアが並ぶ落ち着きのある空間が。
ランチタイムは幅広い世代の常連さんで賑わいますが、カウンター席は一人でも訪れやすく、窓からの緑の景色に癒やされるのでおすすめです。
ギャラリーとして作品の展示も
地元の作家を中心にギャラリーの貸出も行っており、取材時は人形劇作家・いのうえゆりこさんによる「お饅頭屋さんのちょんこチャン」の絵本原画展が開催されていました。
とても優しく温かみのある絵とストーリーが、店内の雰囲気にマッチ。展示は定期的に入れ替わるので、素敵な作品との新しい出会いも期待できそうです。
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地元食材を使った多彩なランチ&デザート
一番人気は週替わりのAランチ
元々フランス料理店で働いていた店主・吉村千絵さんが、祖父の事務所を改築してオープンした「すずの木カフェ」。
自宅のキッチンのようなこぢんまりとした厨房から、身近な食材を使いながらもあまり家庭では作る機会のないヨーロッパの家庭料理を提供します。
ランチメニューはAランチ(週替わりランチ・1560円)、Bランチ(季節のカレー・1430円)、Cランチ(ヴィーガンランチ・1560円)の3種類に加えて、サンドイッチやスープなど。
誰でも安心して食べられるようにと、ランチにはヴィーガン対応メニューが必ず用意されています。
野菜は地元の有機農家のものを中心に
取材時のAランチは「豚肉のサルティンボッカ風」。サルティンボッカは“口に飛び込む”という意味のイタリア料理で、豚肉にセージ、生ハムを重ねてソテーしたもの。
噛むほどに旨味を感じるジューシーなお肉に、ご飯が進むシンプルなオニオングレイビーソース。
地元の有機農家から仕入れた季節のお野菜はしっかり歯ごたえと甘みを感じます。
展示作品をイメージしたオリジナルデザートも
ドリンクやデザートのラインナップも充実しているので、散歩途中のカフェ利用もおすすめ。
Aランチに加えてオーダーした「自家製黒糖コーラ」(620円)は、爽やかな炭酸と甘い黒糖が暑い日の疲れを癒してくれる一杯。
また展示作品をイメージした限定デザートも。展示を鑑賞しながらスイーツを味わう、贅沢なひと時を過ごすことができますよ。
読書しながらゆったり過ごす昼下がり
茅ヶ崎に生まれ育ち、大学で美術史を学んだ店主の吉村さん。
そのルーツもあり、お祖父さんから「画廊喫茶をやったら?」と提案され、「すずの木カフェ」をオープンするに至ったそう。
お店のシンボルになっている大きな本棚も、お祖父さんから譲り受けたもの。一人で訪れて、本を読みながらゆっくりと過ごすのも良いですね。
お店ではギャラリーに加え、アーティストを招いた演奏会なども不定期で開催。
毎週変わるランチメニューと併せて、イベント情報をお店のSNSでチェックしてみてください。
海だけではない、茅ヶ崎のローカルな魅力に触れる
観光地ならではの華やかなスポットも魅力的ですが、地元民が集う穴場に飛び込んでみると、そこで生活する人たちの魅力に触れ、リアルな暮らしを垣間見ることができます。
「すずの木カフェ」はそんな風に、まるで昔から知っていたかのような空間で、おいしい食事と茅ヶ崎のカルチャーを感じることのできるお店。
海だけではない、茅ヶ崎のもう一つの魅力を知りに訪れてみてください。
「すずの木カフェ」へのアクセス
- 【住所】
神奈川県茅ヶ崎市元町4−32
【駐車場】 なし
【営業時間】11:30〜16:30 (LO 16:00)、定休日:日月
【公式Instagram】https://www.instagram.com/suzunokicafe/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。