金沢動物園で世界一周!コアラからインドゾウまで間近に見られるスポットを紹介
横浜市|【更新日】2023年6月23日

三浦半島にある「金沢動物園」をご存知ですか?世界中の珍しい草食動物が見られる緑いっぱいの動物園です。
コアラやカンガルー、インドゾウなど、大人から子供まで親しみを感じられる動物たちが勢ぞろい。
しかも柵から動物までの距離が近く、臨場感たっぷりです。
魅力いっぱいの「金沢動物園」をご紹介します。
目次
金沢動物園は緑いっぱい!世界中の草食動物が見られる
大陸ごとにエリア分け。自然を意識した展示方法に注目
金沢自然公園の敷地内にある金沢動物園。自然豊かな山肌に沿って作られ、動物たちも瑞々しい木々を背景に暮らしています。
動物を種類で分けるのではなく、もともとの生息地に分けて展示しているのも特長のひとつ。
園内は急な坂も多いですが、休憩スペースもたくさんあるので、急がずゆっくり見ていくのがおすすめです。
動物のイラストや彫刻が沢山あって親しみやすい!
園内には至る所にかわいい動物のイラストや足跡マークが描かれており、より動物たちに親しみが湧きます。
動物に関するクイズや、豆知識もいっぱい。通路を歩くだけでも楽しい仕掛けが盛りだくさんです。
イラストだけでなく、リアルな動物の彫刻作品もあちこちにあり、まるで檻の外に動物が抜け出してきたかのようです。
ふわふわのコアラの食事風景が見られるオセアニア区
ユーカリをもぐもぐ食べてる姿がかわいいコアラ
オセアニア区でぜひ見てほしいのが、コアラの愛らしい姿です。屋内展示なので、ガラス越しですが、かなり近い距離でふわふわのお顔を見ることができますよ。
もぐもぐ食べているのはユーカリの葉っぱ。意外と鋭い爪も大迫力です。赤ちゃんを背中におんぶして歩く姿も見られました。
カンガルーたちものびのび。晴れの日は間近に見られる
カンガルーの飼育エリアでは芝生の上でのびのびくつろぐ姿が見られます。
取材日は雨のため、通行止めでしたが、晴れの日は展示場内を歩ける「ウォークスルー」を楽しめます。
写真に写っている低いロープと杭の間の道を歩くことができ、間近にカンガルーを見ることができますよ。
実物のユーカリの木が植えられているのも見どころ
動物の実際の生息エリアに合わせて植物を植えている金沢動物園。オセアニア区にそびえるのはユーカリの木々です。
上に向かって樹皮をねじったような幹は「脱皮」をするそうで、強風の日は頭上に注意するよう看板が出ています。
牙の長さにびっくり!ゾウと環境を考えるユーラシア区
まるでマンモス?インドゾウのボンの牙は国内最大
ユーラシア区では、インドゾウがゆったり歩く姿を見ることができます。
金沢動物園にいる2頭のゾウのうち、オスのボンくんの牙は国内最長の長さ!顔の前で交差するほど長いんです。
ゾウたちの後ろには山の緑が迫り、森に住む姿を想像させてくれますね。
コーヒー殻がお布団がわり。サステナブルな取り組みも
金沢動物園ではサスティナブルな取組みを進めており、ゾウ舎の寝床や床材の土に、廃棄されるコーヒー豆を混ぜています。
実際に使われているコーヒー豆の床材が展示されており、触るとサラサラでとてもやさしい感触でした。
コーヒーには消臭効果もあるそう。いい香りでゾウもリラックスできそうですね。
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アメリカ区のオオツノヒツジは金沢動物園のシンボル
キリっと佇むオオツノヒツジ。迫る岩場がダイナミック!
アメリカ区では、切り立つ崖を模した展示場に、オオツノヒツジの姿が見られます。
金沢動物園はこのオオツノヒツジの飼育展示から始まった動物園。そのため、オオツノヒツジは動物園のシンボルマークにも使われています。
通路を進むと、崖の上に到着。立派な角が雄々しいオオツノヒツジの頭蓋骨も展示されています。
世界最大のネズミの仲間、カピバラはのんびり入浴中
アメリカ区の端っこにいるのは、世界最大級のネズミの仲間、カピバラです。
水辺が大好きなカピバラたちは、編集部が訪れたときも顔半分まで水に浸かり、気持ちよさそうに入浴中。
近くで見ていた子供たちからは「かわいいー!」と感動の声が上がりました。
周囲がにぎやかになってもカピバラは水のなかで目を細め、マイペースでした。
とぼけた表情がたまらない!アフリカ区のキリンとオカピ
立ち姿が美しいキリンは柵越の葉っぱをむしゃむしゃ
アフリカ区で目を引くのは、すらりとした立ち姿が美しいキリン。
展示場内をゆるやかな足取りで歩き回るようすはいつまでも眺めていても飽きません。
ちなみに、キリンは足が絡まらないように、片側の前足と後ろ足を同時に出す「側対歩」という独特の歩き方をします。ぜひ観察してみてくださいね。
オカピは優しいまなざしで来園者を迎えてくれる
しましまのお尻が特徴的なオカピ。馬の仲間?と思ってしまいますが、キリンの仲間です。
草の生い茂る展示場内で、ひたすら木の葉を食べていました。
穏やかな優しい瞳と、「森の貴婦人」とも謳われるビロードのような背中に思わず見入ってしまいます。
オタマジャクシ発見。動物を身近に感じられる展示も充実!
出口付近の池にはオタマジャクシが元気いっぱいに泳ぐ
木々の生い茂る園内には、野鳥やリスなど、飼育されている動物以外も住んでいます。
編集部が訪れた5月末には出口付近の池には、たくさんのオタマジャクシが泳いでいました。
尻尾を振って俊敏に動くオタマジャクシたち。
これからカエルになって、山の中へ帰っていくのでしょうね。
身近な生き物館では普段の暮らしで出会う生き物を紹介
アメリカ区へ向かう途中の脇道には、「身近ないきもの館」があります。
紹介されているのは、カラスやスズメ、カブトムシにトカゲなど。
名前の通り、身近な動物たちの生態がわかりやすく展示されており、生き物への興味を引き出してくれる展示です。
金沢動物園でお気に入りの動物を見つけて新たな旅へ!
ご紹介した以外にも、金沢動物園にはたくさんの動物たちが待っています。
自然に溶け込む姿を見ることで、それぞれの動物たちの生息地へ旅してみたくなりますよ。
動物への興味だけでなく、地球全体への興味が持てる仕掛けがある金沢動物園。ぜひ訪れてみてくださいね。
金沢動物園へのアクセス
- 【営業時間】
9:30~16:30(入園は16:00まで)
【住所】横浜市金沢区釜利谷東5丁目15‐1
【料金】一般500円 高校生・中人300円 中・小学生 200円
【駐車場】あり
【公式サイト】https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。