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登山装備不要!東伊豆・稲取細野高原で楽しむ、絶景パノラマハイキング

東伊豆町|【更新日】2023年6月16日

登山装備不要!東伊豆・稲取細野高原で楽しむ、絶景パノラマハイキング

伊豆で爽快なパノラマビューを楽しみたいなら稲取細野高原がおすすめです。

標高400〜800メートルの高地にありながら高い樹木がない稲取細野高原からは、遮るものなく伊豆の大自然を見渡せます。

東京ドーム26個、125ヘクタールという広大な敷地は全体がハイキングコースとなっていて、湿原や高山植物などを楽しみながら歩くことができます。

今回は、知る人ぞ知る絶景パノラマの細野高原をご紹介します。

目次

抜け感のある緑豊かな高原

途中まで車で行ける手軽な高原散策

細野高原_高原散策

稲取細野高原は写真のように全体がなだらかで遊歩道が整備されているので、絶景を楽しむのに本格的な登山装備は必要ありません。

歩きやすい靴と服装であれば、山頂までのハイキングができてしまいます。

しかも、高原の中腹にある第3パーキングまでは車で行くことができ、山頂をめぐるハイキングならば2、3時間で回れてしまいます。

なお、ススキのシーズンである10月上旬から11月上旬までは第3パーキングは閉鎖されていますので、ご注意ください。

第3パーキングからハイキングスタート!

細野高原_地図

こちらが稲取細野高原の地図です。

写真中央下の現在地から、中山2号湿原を回って帰ると30分の短いコース、水源かん養保安林をぐるっと回るコースで65分、写真上の三筋山山頂まで行くと140分のハイキングコースとなります。

今回は140分コースを選んで、三筋山山頂を目指します!

気持ちも軽やかに遊歩道を行く

細野高原_気持ちも軽やか

駐車場を出て中山2号湿原まで来たところ、山頂までの道程の3分の1といったところでしょうか。見てお分かりの通り、ハイキングコースは舗装されていてとても歩きやすいです。

また遠くにうっすらと風力発電の風車も見えます。あの風車のあたりが三筋山山頂なので、思ったより簡単に辿り着けそう?

細野高原のゴール・三筋山山頂への道のり

風車を頼りに山頂を目指す

細野高原_山頂まであと二息

山頂まで楽勝か、と思いきや風車はなかなか近づいてきません。なだらかとはいえ、上り坂がずっと続くので運動不足の身には堪えます。

写真中央に見えるのはベンチです。ハイキングコースには眺めのいい場所にベンチが置いてあるので、ひと休みしたいときに大変ありがたいです。

山頂まであと一息、いや二息かも!

標高800メートル、しかし、あなどることなかれ

細野高原_山頂まであと一息

先ほどの分岐から遊歩道は階段になり、傾斜もややキツくなってきます。風車もだいぶ近くなってきて、ここまで来ると本当にあと一息です。

アニメ「ゆるキャン」では、この階段をダッシュで登っていましたが、中高年の筆者にはとても無理でした。

きっと背後は絶景なのでしょうが、振り返ると足が止まってしまいそうなので前へ進みます。

ラストの階段から15分、ついに山頂に到着!

細野高原_三筋山山頂

最後の試練、階段を登ること15分、ついに三筋山の頂上に到達しました。

標高は821メートルとさほど高くもなく、第3パーキングまでは車で行けるのですが、やはり頂(いただき)への道は簡単ではありませんでした。

ここから細野高原の絶景を楽しみたいと思います。

三筋山山頂はまるっと360度の絶景

山頂で大の字になって空を眺める

細野高原_山頂の芝生

三筋山山頂はなだらかな丘になっています。

筆者はくたびれたあまり芝生に大の字になって寝てしまいましたが、ベンチとテーブルもあり、絶景を眺めながらお弁当、というのもいいですね。

三筋山山頂までは全行程140分で、途中に飲み物を手に入れるところもないので、水筒など水分補給のアイテムは必須です。

風光明媚な伊豆の風景を堪能

細野高原_山頂からの眺め

こちらが山頂からの眺め、正面は海に突き出た稲取の町、その先の相模湾を挟んで大島、利島、神津島など伊豆諸島が見渡せます。

右手には爪木崎、そして下田の白浜の白い砂浜が見えます。背後は天城山や万三郎岳など伊豆の山々と、360度遮るもののない絶景が楽しめます。

健脚自慢の方はここから天城への道も

細野高原_山頂から天城をのぞむ

こちらは先ほどの反対側、伊豆の山並の写真です。

ちなみに三筋山から風車に沿って歩いていくと、天城の瞳と呼ばれる八丁池まで辿り着けます。八丁池まではバスが出ているので、そこから三筋山まで登山をする方も多いようです。

その行程は約4時間、足に自信があれば行きたいところですが、今回はパス。鍛え直して出直します!

見下ろせば冬の野焼きの名残

細野高原_野焼き跡

足元を見ると焦げたような草花が目につきますが、これは毎年2月に行われる山焼きの名残です。

山焼きの炎は高さ6メートルにもなるそうで、大変な勢いだという噂は聞いたことがあるのですが、なんと山頂の草花まで焼けるんですね。

山焼きが終わった春には、ワラビやゼンマイなどたくさんの山菜が顔を出してきます。

カラっからの喉を潤す絶品生ジュース

下りは悠々楽々、絶景を楽しみながら下山

細野高原_下山風景

山頂には東京から来た2人組がいて、仲良くなったので一緒に下山することにします。

行きは良い良い帰りは怖いとは真逆、下山はとても楽ちんです。

個人的には登りよりも下りの方が周囲の風景を楽しめたので、早めに出発して帰り道をじっくり楽しんだ方がいいかもしれません。

みかん農家直営のジュースカフェを発見!

細野高原_ふたつぼり外観

無事、稲取細野高原から下山しましたが、暑さで喉がカラカラです。

何か飲み物を、と思っていたところにタイミングよく出てきたのがこちらのお店「ふたつぼり」です。

細野高原から稲取方面に車で約10分ほど下ったところにあり、「みかん農家の100%生ジュース」の看板に迷わず吸い込まれました。

伊豆イチ押しの柑橘・ニューサマーオレンジ

細野高原_ニューサマーオレンジ

こちらが待望の生ジュース、ニューサマーオレンジの生ジュースです。

ニューサマーオレンジとはあまり聞き慣れないかもしれませんが、今、伊豆でイチ押しの柑橘です。

ふたつぼりさんでは季節の生ジュースを提供していて、柑橘の収穫シーズンの最後に採れるのがニューサマーオレンジです。

ニューサマーオレンジは程よい酸味と甘さがあり、とっても美味、しかも中の薄皮ごといただけます。この新しい柑橘が全国区になるのも、そう遠い話ではないと思います。

絶景のテラス席で生ジュースを堪能

細野高原_テラス席でジュース

お店の奥には素敵なテラス席があって、稲取の景色を眺めながら飲食が楽しめます。

柵の向こうは果樹園になっていて、こちらからやってきたのが先ほどの採れたての柑橘ジュースです。

また、ふたつぼりさんでは、10月の早生みかんから始まって、ぽんかん、はるか、清見オレンジ、ニューサマーオレンジと翌5月まで収穫体験ができます。

伊豆でも有数の絶景が手軽に楽しめる稲取細野高原

冒頭でもお伝えしましたが、雨の多い伊豆地方の山間部はほとんどが森林地帯です。

その中でも高い樹木のない細野高原は、見渡す限りの絶景が楽しめる貴重な場所です。

風景だけでなく、春は山菜、秋はススキと楽しみどころの多い高原ですので、季節ごとに訪れてみるのもいいでしょう。

また、麓にある生ジュースも本当に美味なので、訪れた際はこちらも立ち寄ってみてください。

稲取細野高原へのアクセス

  • 【住所】

    静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3150−3

    【駐車場】第1駐車場(41台)、第2駐車場(103台)、第3駐車場(約10台)、いずれも無料

    【公式サイト】https://www.e-izu.org/inatorihosonokougen/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。

収穫体験農園ふたつぼりへのアクセス

  • 【住所】

    静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1813-1

    【駐車場】あり

    【営業期間】10月~5月(6月~9月は休園)

    【定休日】木曜日、及び雨天日

    【公式サイト】https://futatsubori.net/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。

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