自然やアートにグルメまで!「軽井沢タリアセン」の楽しみ方をご紹介
長野県|【更新日】2023年6月8日
日本で有数の観光地、軽井沢。見どころを調べていると必ず目にするのが「軽井沢タリアセン」です。
名前は知っているけど、いまいち何があるのか分からない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで軽井沢在住の筆者が、「軽井沢タリアセン」の楽しみ方を徹底解説します!
目次
軽井沢タリアセンってどんなところ?
軽井沢定番観光地のひとつ
軽井沢の観光地といえば、旧軽井沢銀座や白糸の滝、雲場池などが有名ですが、それらの有名観光地と名を連ねるのが「軽井沢タリアセン」です。
「軽井沢タリアセン」は、浅間山の麓にある塩沢湖を囲むように広がるレジャー施設。
カヌーなどのレイクレジャーがあったり、テニスコート、小さい遊園地、美術館とスポーツから芸術まで幅広く楽しめます。
ランチスポットもあるので、半日楽しめる施設です。
素敵なウエディングフォトが撮れる!恋人の聖地
大自然の中でレジャーが楽しめる「軽井沢タリアセン」ですが、紅葉シーズンにはウエディングフォトを撮りにくる人々で賑わいます。
真っ赤な木々の中に映える、白いウェディングドレスは素敵ですね。
また園内には世界的に愛されている愛の画家「レイモン・ペイネ」の美術館があり、恋人たちの聖地として多くの人が訪れます。
まずは正面に広がる、雄大で美しい塩沢湖を一周
一周30~40分ほどの湖
自然豊かな塩沢湖には、菖蒲やつつじが咲き誇り、可愛いカモたちがお散歩しているのが見られます。
またタリアセンのスタッフの方曰く、塩沢湖には金色の鯉が住んでいるそう!見つけられたら、いいことがあるかもしれませんね。
軽井沢の美味しい空気を感じながら散策!
タリアセンに着いたら、まずは澄んだ空気の中で深呼吸しながら、塩沢湖を一周するのがおすすめ!
散策していると美術館が2つ、入館可能な別荘、テニスコート、遊具場などが目に入ります。
気になったところに、ふらっと入ってみるのも旅の楽しみのひとつですね。
西洋ロマンを感じる…!歴史ある建物に注目
深沢紅子 野の花美術館(旧軽井沢郵便局)
深沢紅子の作品が収容されているのが、旧軽井沢郵便局。明治44年に建てられ、平成6年まで旧軽井沢銀座で郵便局として愛されました。
平成20年には国登録有形文化財に登録され、歴史的にも重要な建物です。鮮やかなコバルトブルーの建物が森の中に見えると、なんともワクワクしてきます!
少女と野花の絵画を描き続けた画家、深沢紅子の美術館
1903年岩手県に生まれ、軽井沢にある山荘によく訪れていた深沢紅子。野に咲く花や、可憐な女性を美しいタッチで描いた女性画家です。
タリアセンにある「野の花美術館」には、彼女の作品が約50点展示されています。
その中でも深沢紅子の描く絵は、モデルとして雇った女性を描かないことで有名です。
彼女が描くのは、親しい友人や身近な少女だったとのこと。そんな女性たちが深沢紅子に見せる表情にも注目です。
恋が叶う?愛をテーマにしたペイネ美術館
愛と平和の画家。世界的に有名なレイモン・ペイネとは
1908年パリに生まれたレイモン・ペイネは、漫画のような可愛らしいタッチの絵を描く画家。
チョコレートや紅茶のパッケージに起用され、ヨーロッパでは知らない人はいないそうです。
世界的に有名なのは、愛し合う恋人たちを描いたシリーズ。戦争を経験したペイネの愛や平和への思いが込められた絵は、一見の価値ありです!
そんなペイネの原画や、作画に使った道具が収められているのがタリアセンにある「ペイネ美術館」です。
恋を叶えたい方や、大切な人と一緒に訪れてみて
ペイネの恋人たちの絵は、携帯の待ち受けにすると恋愛運が上がるとして、一時期日本でも話題になりました。
お土産のポストカードにも、もしかすると恋が叶う力があるかもしれません!
へのアクセス
睡鳩荘で昔の人の暮らしを体験!
湖畔に佇む洋館、睡鳩荘
軽井沢別荘建築史の中で最上質と言われている「睡鳩荘(すいきゅうそう)」。
帝国生命や三越の社長を務めた、朝吹常吉(あさぶき つねきち)の別荘として、1931年に建てられました。
建築したのはW.M.ヴォーリーズ。”建築が人を教育する”という理念のもと、日本全国で教会や礼拝堂を建て、西洋建築の普及に一役買った建築士です。
建築に興味がある人、西洋文化が好きな人は、楽しめること間違いなしですよ。
昔の人の軽井沢での暮らしが伺える
睡鳩荘の中は、朝吹常吉たちが住んでいた当時の雰囲気がそのまま残されています。
洋風なリビングから、穏やかな塩沢湖を見下ろせるテラス、暖かいお日様が入るような作りの寝室など、彼らの生活が伺えます。
日本にいることを忘れてしまうような、素敵な別荘です!
コーヒーを片手に好きなところで一息!
「軽井沢バーガーカンパニー」で歴史あるタリアセンコーヒーを
塩沢湖を一周し程よく足が疲れてきたら、コーヒーを片手に湖畔の好きなところでのんびり休憩を。
タリアセンに入って目の前にある「軽井沢バーガーカンパニー」では、歴史あるタリアセンコーヒーをいただけます。
タリアセンコーヒーとは1991年創業、自家焙煎のコーヒーを作るブランド。
複数の豆を焙煎していますが、「軽井沢バーガーカンパニー」でテイクアウトできるのは一種類です。
カフェラテ(400円)かブラック(350円)、お好きなものを選べます。
テイクアウトしてベンチで一息
塩沢湖周辺にはベンチやテーブルが置かれ、キラキラ光る湖面を見ながら一息付ける用意がされています。おすすめは、穏やかな気分になれる「睡鳩荘」のテラス!
約90年前の人たちも同じようにテラスでコーヒーを飲んでいたかと思うと、趣深い気分になります。
天気のいい日は「軽井沢タリアセン」で決まり
歴史や文学、そして自然を楽しめるレジャー施設タリアセン。軽井沢で晴天に恵まれたなら行かない理由はありません!
観光に来た方、地元に住んでいる方、どんな方も楽しめます。ぜひ「軽井沢タリアセン」で穏やかな一日を過ごしてみては?
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「軽井沢タリアセン」
【営業時間】9:00~17:00
【住所】長野県北佐久郡軽井沢町長倉塩沢217
【料金】 入園券:800円 ペイネ美術館(入園料含む):1000円 ミュージアムセット券(入園料+3館入館券)
※3館はペイネ美術館、軽井沢高原文庫、深沢紅子野の花美術館
※小中学生は半額【駐車場】 あり
【公式サイト】http://www.karuizawataliesin.com/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。











