四季折々の美しい庭園が魅力。井伊直虎ゆかりの地「龍潭寺」の見どころとは
浜松市|【更新日】2023年6月2日

浜松は大河ドラマで話題となった「井伊直虎」のゆかりの地として有名です。
龍潭寺の周辺には井伊家にまつわるスポットが多くあることから、観光地として注目されているエリアになります。
庭園も目玉の龍潭寺の魅力について見てみましょう。
目次
浜松市にある龍潭寺とはどんな場所?
龍潭寺は歴史溢れる観光名所
龍潭寺は井伊家40代の祖霊を祀った、歴史とともに文化財も残されている場所です。
奈良時代の高僧、行基菩薩によって約1300年前に開かれました。井伊直虎が、許婚の直親と離れた時に出家した寺としても有名です。
龍潭寺の本堂、開山堂、御霊屋などの6棟は県指定文化財にも認定されています。
特別展示なども開催
龍潭寺では、年に約4回の特別展示も開催。
その時々に合った話題に合わせたテーマの展示をすることで、足を運ぶお客様たちを楽しませています。
そこでしか見られない貴重な展示品を目に焼き付けて帰ってはいかがでしょうか。
季節ごとに違う表情を見せる庭園が見どころ
庭園の楽しみ方
龍潭寺に来たら絶対に見たいのが庭園。
東海一の名園と言われている小堀遠州作の池泉鑑賞式庭園となっており、国指定名勝に認定されています。
書院からと御霊屋からで見え方が異なるので、両方から違った魅力を楽しむのもおすすめです。
仏様の心の広さを示した庭園の凛とした佇まいが心を癒やしてくれます。
四季ごとに異なる表情が魅力的
庭園では四季折々の花々が鑑賞できるので、季節ごとに異なる表情が楽しめる点が魅力です。
1月~3月は梅や椿、4月~5月はツツジやサツキ、7月~8月はハス、11月~12月はモミジなど。
庭園を正面から眺められるように、本堂には庭に面した場所に座布団や椅子をご用意して特別な時間を過ごせるようにしています。
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本堂、御霊屋と続く境内へ
大きなご本尊様がいらっしゃる本堂
龍潭寺の本堂へ進む廊下は、うぐいす張りになっており、キュキュと鳴る音が本堂に響き渡ります。
600年もの歴史を誇る本堂に佇むご本尊様は、秘仏の虚空蔵菩薩であり、遠州最大の大仏です。知恵と福徳が授かれるのだそう。
本堂の正面には枯山水「補陀落の庭」が眺められます。ついボーっとしてしまうような景色の庭園は、浜松のシンボル「浜名湖」をイメージしている点も注目です。
井伊家歴代当主のお位牌を祀る御霊屋
本堂を進んで開山堂や龍の彫刻を通り抜けた先には、井伊家歴代当主のお位牌を祀ったお堂「御霊屋」があります。
魂の眠る神聖な場所に自然と背筋が伸びるようです。
堂内には、元祖共保公、22代直盛公、23代直親公、24代直政公の木像の他に、直虎の位牌や大老井伊直弼公の位牌も祀られています。
代々の井伊家を支えた家臣団の墓所も
龍潭寺で訪れたいのが、敷地内にある墓所。龍潭寺の歴代住職の他、戦国時代の井伊家を支えた家臣団の墓が祀られています。
さらに奥に進み、境内で一番高いところには井伊家墓所があり、元祖から24代の井伊直政公までの墓地が並んでいます。
墓所に立ち寄り、浜松ゆかりの井伊家に丁寧に手を合わせてみても良いでしょう。
歴史深い龍潭寺は学びと癒しが得られる奥ゆかしい名所
龍潭寺は、浜松にゆかりある井伊家の歴史が学べる名所です。徳川幕府を支えた筆頭の井伊氏の力が感じられます。
国指定名勝の庭園も、いつ来ても違った四季の魅力が感じられるでしょう。
学びと癒しが感じられる奥ゆかしい龍潭寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。
龍潭寺へのアクセス
- 【住所】
静岡県浜松市浜名区引佐町井伊谷1989
【料金】参拝料 大人500円、小中学生200円
【駐車場】あり
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。